まだ映画の撮影が始まる前のことです。福井さん、阪本監督、真田さんはじめ大勢のスタッフの方々が、海上自衛隊の護衛艦を研修しました。
皆さん実際の艦内を隅々まで見て、どのような映像を撮影していくのか、どのようなアクションを展開するのか、はたまたセットをどのように作ろうかなどなど、熱心に考えていたようです。
食事は、艦内の食堂で乗員と一緒に、仕切りのある鉄板(実際は、ステンレス?)にご飯とおかずを盛って食べてもらい、自分で鉄板を洗ってもらいました。
その後も、他の艦も含めて何度もロケハンをしましたので、そのときのメニューは、カレーだったと思うのですが、ひょっとすると違うかもしれません。
艦内見学では、CICという護衛艦の中枢にも入っていただき、戦闘システムについての勉強もしてもらいました。
CICというところは、現職の自衛官でも許可された者しか立ち入ることができない区画ですので、皆さん事前に決められた立ち入り手続きを行ったことは、いうまでもありません。念のたに。
その艦のCICの壁には、福井さん、阪本監督、真田さん、そして別の日に訪れた寺尾さんのサインが残されているそうです。
海上自衛隊の護衛艦は、定期的に修理を実施し、艦内のペンキ塗りもしなければならないはずですが、この人たちのサインは消す訳に行かないだろうな・・・そこだけ壁の色が汚れてくるんだろうな・・・などと余計な心配をしています。
後日、撮影所の艦内各部のセットを見せたもらいましたが、正直な話、「ここまでやっちゃうの!?」という感想を持ちました。その辺も含めて、映画の公開がとても楽しみです。
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爆発的に動員アップするんじゃないか?なんて思いますが。
ところで、オープンセットは解体されたようですが、そこで使われたイージス艦の備品などを抽選でプレゼント、なんてあるといいのにな~
何が高価かというと、イージス艦の建造費の大部分を占めるのが、このイージスシステム!
全方位を電子的に瞬時に走査できるレーダー(船の艦橋の壁にある8角形のやつ)と、そのデータ-を威嚇状況の度合いによりセントラルコンピューターが瞬時に最適な防衛兵器を割り当てて自艦又は艦隊内のミサイル護衛艦にまたまた瞬時に通信と防御の実施命令が下せる。 このシステムがイージスシステムだったと思います。
たしか海上自衛隊では 8つの護衛艦隊郡(1つの護衛艦隊郡は 8隻の護衛艦と8機の対潜哨戒ヘリコプター)を全国に展開して防衛に当たらせているようですが、その各護衛艦隊郡に各1隻のイージス艦の配備を目指しているようです。
予告ムービーにも出てきますが、この映画のもうひとつの見所は、イージス艦の撃沈命令を受けて飛び立つ、空自の最新鋭支援戦闘機 MITSUBISHI F-2支援戦闘機(最近配備が始まったばかりの、F-16をベースに日本の最新技術を注ぎ込んで完成した戦闘機)とその搭載兵器ASM2対艦ミサイル(これも最近ようやく配備されはじめた日本独自開発の凄い性能の対艦ミサイル☆レーダーホーミング+赤外線画像処理による目標補足での高命中率)とイージス艦との最新鋭兵器の対決です。
ほぼ100%近い命中率を誇る対艦ミサイルと、高確率で防げるイージスシステムの戦いです。
中国から伝わった漢字に 矛盾(むじゅん) がありますが まさにこの事ではないでしょうか。
何でも突き通すことが出来る矛(ほこ)と、何でも防ぐことが出来る盾(たて)が戦ったらどうなるのか・・・
ここからこの漢字が生まれたそうです。
今から上映が始まるのか楽しみです。
さて、今年は日本が終戦60年の戦艦・潜水艦大作映画つづきと聞きましたが、そこでも一つリクエスト!
ブロードウェイでは、船舶・潜水艦の映画やミュージカルのパンフ・海賊版ブックレットで、時々とっても見やすい立体版・シーン割り・部屋見取り図?みたいな解説図がついてた。
つまり、みどころシーンごとの戦闘・逢引き(タイタニックとか)の場所が、船のどこのあたりで、どうして行われたのか?誰と誰がどこで何してるとき、実は船長は、恋人は、敵どこにいたのか?
な~んてことが、一目でわかる絵が載ってたわけです。タイタニックん時は私、学生だったけど、映画見てなくても小説と海賊版パンフだけは持ってる教授とか、マニアさんたちいましたよ。タイタニックは私もほしかったけど、見せてもらうのが精一杯でした。
日本じゃローレライの模型とか一緒に売り出してるそーですが、やっぱり物語やシーン解説、戦闘のカラクリが理解できる絵ってのは、別の意味で素人の理解を深めるし、コレクターの人気も集めるし、ぜひぜひ日本でも出してほしいですね!
売る時は、DVDにくっつけてちゃんと海外でも買えるようにしてくださいよ~~~~
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