王の真実、王の正体。その全てを知り、苦悩する巧。王を倒せばオルフェノクである自らが滅ぶ。しかし、王を倒さなければ人間が滅ぶ。しかも、王は照夫の中に眠っているのだ。王を巡り錯綜する登場人物たち。そして照夫の中に眠る王がオルフェノクを襲うのを目の当たりにした巧は、王を倒す事を決意する。・・・。
なんかもう、一気に極端な展開になってしまいました。
・オルフェノクは近いうちに死ぬ
・オルフェノクの王さえいれば、死なずに済む
・その場合、人間は全滅。オルフェノクの世界になる
・ちなみにオルフェノクの王は照夫だよん
という。
だからたっくんの選択肢としては
・オルフェノクとして生きる(人類滅亡)
・人間として生きる(照夫殺しの汚名をかぶる+近いうちに死ぬ)
という、究極の二択モードなのである。
そして、「近いうちに死ぬ」という言葉を裏付けるように
たっくんの手が砂状になっていく。時間がない。
性格の悪いことを言うならば、
「人間裏切っちゃったらどうかな? 恨まれるのも、どうせ人類滅亡するまでの間だし☆」
とか思ってしまうのだ。いや、もちろんそんな軽い話じゃないけどさ。
人類を滅亡させたという罪を背負って生きてくなんて、とても耐えられないけどさ。
ただ、オルフェノクの王を活かしたとしても、
それですべてのオルフェノクの救済が約束されたわけじゃないよね?
将来的にはオルフェノクを救済してくれるのかもしれないけど(それも確約されてない)
現状においては、王が復活するために、
オルフェノクの命がどんどん吸い尽くされている状態なわけで。
「われわれオルフェノクの大半は、王の餌食になるだろう」(47話)
という花形さんの言葉を聞いたうえで、木場さんはその事実を周りには告げず、
王がオルフェノクの救済のためにのみ存在するようなことをうたうわけですが。
木場さんの考えも今はまったく見えません。
ともあれ。たっくんは。
自分も草加を殺した「オルフェノク」であると真理に告げ、
姿を消そうとするのですが、真理に止められる。真理には弱いよなみんな。
そのうえで、照夫を殺そうとする。
例によって口下手なので、何の説明もせず、たった一人でこぶしを振り上げる。
なんかなぁ、なんかなぁもう、どうしたらいいんだよ。
とりあえず、照夫くんの迫力がすごい。
王はアークオルフェノク、バッタモチーフなんですね。
バッタと言えば元祖仮面ライダーのモチーフなのに、まさかのラスボス。
背中の2枚のひらひらが素敵です。アナザーアギトを思い出すなぁ。
手に残った砂を「草加の血だ」と見せるたっくん。
最近、ネット情報で「オーズで飛び散るセルメダルは、グリードの血だ」みたいな話を読んで
なるほど確かに、と納得したわけですが。
ファイズで言うと、あの砂が「血」だった。なんて凄惨な。
琢磨くん。
この人は、序盤の無敵っぷりと中盤のダメキャラっぷりが
もう本当に絵に描いたように「ヤツはわれら四天王の中でも最弱!」系だと思っていて
早々に消えるんだろうなぁと、数少ないであろう登場シーンを楽しみに愛でていたわけですが。
意外と、最終回まで生き残った。
今回もオルフェノクの王にすがろうとして、いち早くその危険性に気づき逃亡するという
ダメキャラならではの勘の良さ、判断力と逃げ足の速さを発揮してくれました。
頑張れ琢磨くん。当ブログは琢磨くんを応援しています。
よって実はファイズというライダーじゃなくあくまで巧という主人公の生き様なんですよね
その生き様が見た人の目にどう映るか、今もなお巧こそファイズであると皆が思うのは何故なのか
答えはもうすぐです
えっと今回でちりばめられてた伏線の一つが出てます
冴子さんが決定的な事を言ってますねw
どう回収されるのかは次回で
因みにセルメダルについては実は血とかってどころじゃありません
あれ筋肉とかも兼ねてますからw
グリードならという事ですけどね
ヤミ―ならまた違います
冴子さんの発言。確認してきました。
「私は死なない、絶対に」という言葉ですね。
このときは、決意・不屈の心を表したものかと思っていましたが、
最終回を見て納得しました。
不完全なオルフェノクが、王により不死身の肉体を与えられたのなら、
彼女こそ、完全体のオルフェノクなんでしょうか。
王が不在のいま、彼女こそオルフェノクの女王?
敵対する存在を完全に倒せぬままエンディングを迎えるのはとても珍しいパターンですが、
たっくんの在り方を見ていると、やはり彼の生き方は
仮面ライダーシリーズの主人公に相応しい、まっすぐで純粋なものだったと思います。
最終回まで見てしまったうえでの返信になってしまいましたが
コメントありがとうございました!