録音機材を買ってから、気が向けばプラグインして、
作曲などしているのですが、
どうやら、「さて、作曲するぞ」っていうのは向かないようです。
よくよく振り返ってみれば、今までそんなかんじで作ってみて、
今まで残ってるのなんてないかもしれない。
音楽は完全に発展しているので、
やれ、感性だフィーリングだの言ってみても、
実はそれを裏付ける科学的根拠や理論なんかがどっさりあるわけです。
例えば、マイナーコード=悲しい、メジャーコード=明るい、なんていうのもそうです。
こと、作曲だけに関して言えば、完全に理論の世界です。
で、一応そういうのも勉強したり、教えたりしてたわけで、
その辺の知識は結構持ってたりするわけです。
逆に言うと「こう聴かせるならこのコード進行だな」なんて安易な発想に向かったり、
ある程度斬新なコード進行じゃないと、「ありがちー」って納得いかなかったりするわけです。
そして今、その負のループにどっぷり浸かってしまってます。
なんとなくいい線まで行くんだけど、繋ぎで安易な路線になってしまったり、
なんか、コード進行だけで雰囲気を変えようとしたりね。
これじゃ作れっこないわけです。
ここまで書いて思ったけど、これ自分に対する愚痴だな。
ま、いいや。
で、今まで納得できた曲はどう作ってきたかというと、
さらっとなんとなく弾いたメロに「んっ?」って思う瞬間があって、
それをなんとなく肉づけしていく形です。
なので、たまに自分で作ってても、いまだにコード理解できてない曲もあるし、
そこに安易にコード当てると、「うーん、違うんだよな」ってなるのもあります。
作曲は数学で、アレンジは国語だと思ってるわけですよ。
土台となる答えは一つしかないんですが、
そこにアレンジという解釈が多岐に渡る要素があるから、
音楽は面白いんだと思うわけです。
例えば、これを聴いてみてくださいな。
Arcade Fireの名曲、Wake Upです。
ま、この曲スゲー好きなんですよ。
で、この曲を理論的に解きほぐしてみましょ。
無粋ではあるが、こういう研究も必要です。
まず、コード進行。
基本的にはC→Am→F→Cのループ。
すごーく単純なつくりしてる。
ぶっちゃけ、今みたいに自分が迷走してる時に、
こういうの聴いちゃうと、逆に自分のコード進行でなんとかしてやろうっていう、
なんとも浅はかな部分が恥ずかしくなって反省したりする。
で、歌ね。
すごーくぶっちゃけると、インストの作曲に比べれば、
歌入りの作曲は数千倍楽っていうのが個人的感想。
けど、今回は少し視点を変えてみましょう。
この曲は、印象的なコーラスがまず大事なんだけど、
実はもう一つ、重要なことが歌詞にあります。
この段々盛り上がっていくにつれて、
センテンスの数もどんどん増えていってるわけです。
それによって高揚感がハンパないことになるわけです。
こういうのは日本語だとちょっとやりづらいかもね。
英語ならではって感じです。
で、最後のリズムの変化。
これって、音楽的にはすごく安易なやり方で、
一瞬、クールポコ状態になるんだけど、
実は単純にテンポを変えてるだけじゃなくて、
リズムパターンも変化させてる。
しかも、その上で元の重厚なリズムも残ってる。
で、リズムの変わり目がトップギアじゃないから、
最後の部分までの尺で飽きることもない。
あとは、印象的なタムとタンバリンのリズムが、
シンプルなコード進行を隠した上で、
シンプルゆえの良さも引き出してる。
と、音楽理論だけでこの辺までは解釈できる。
ただ、この曲が名曲たる所以は、
これだけでは説明できない。
単純にさ、この曲野外のステージでラストにやられたらガチ上がりするよね。
例えば、僕の大っ嫌いな、ドンドコ鳴ってるだけのクソ曲。
これって、リズムが嫌いなんじゃないんですよ。
むしろリズムは素晴らしいと思いますよ。
ただ、これはあくまで理論の話でカタがつくわけです。
要するに、新鮮なマグロみたいなもんです。
で、これを我が物顔でちょちょいと刺身にして、
さも、自分の腕を自慢するようなやり方が気に入らないと。
エロスで言えば、ピンクローターでイカせたからって自慢にゃならねーよ、ってことです。
ま、これでイカされて満足してる客が多いのも事実ですがね。
この需要と供給が成立してることが腹立たしい。
僕がやりたいと思ってるのは、どっちかって言うと、
田舎料理的なかんじかもしれません。
素材はなんでもいいんです。
大根にちょっとした飾り包丁を入れることで、
煮物に味がよく染みたりとか、
漬ける期間で味が変わる漬物とかね。
例えば皿の料理全体や、食卓全体をどうするかっていうことを考えたい。
で、その源は愛情だったりするわけです。
エロスで言えば、…べつにねーな。
で、話をもどして、この曲はそういう意味で後者なんです。
もうまさにって感じ。
テンポ変わるところも、一聴すると「ん、ローター?」と思いがちですが、
実はナース服みたいなもんで、気持ちを盛り上げる効果的な一品かつアクセントになっているわけです。
つーことで、作曲は行き詰ってますが、
もう一度初心に立ち返ってみれそうな気がしましたとさ。
とりあえず、イメージをもっと膨らませてみようっと。
作曲などしているのですが、
どうやら、「さて、作曲するぞ」っていうのは向かないようです。
よくよく振り返ってみれば、今までそんなかんじで作ってみて、
今まで残ってるのなんてないかもしれない。
音楽は完全に発展しているので、
やれ、感性だフィーリングだの言ってみても、
実はそれを裏付ける科学的根拠や理論なんかがどっさりあるわけです。
例えば、マイナーコード=悲しい、メジャーコード=明るい、なんていうのもそうです。
こと、作曲だけに関して言えば、完全に理論の世界です。
で、一応そういうのも勉強したり、教えたりしてたわけで、
その辺の知識は結構持ってたりするわけです。
逆に言うと「こう聴かせるならこのコード進行だな」なんて安易な発想に向かったり、
ある程度斬新なコード進行じゃないと、「ありがちー」って納得いかなかったりするわけです。
そして今、その負のループにどっぷり浸かってしまってます。
なんとなくいい線まで行くんだけど、繋ぎで安易な路線になってしまったり、
なんか、コード進行だけで雰囲気を変えようとしたりね。
これじゃ作れっこないわけです。
ここまで書いて思ったけど、これ自分に対する愚痴だな。
ま、いいや。
で、今まで納得できた曲はどう作ってきたかというと、
さらっとなんとなく弾いたメロに「んっ?」って思う瞬間があって、
それをなんとなく肉づけしていく形です。
なので、たまに自分で作ってても、いまだにコード理解できてない曲もあるし、
そこに安易にコード当てると、「うーん、違うんだよな」ってなるのもあります。
作曲は数学で、アレンジは国語だと思ってるわけですよ。
土台となる答えは一つしかないんですが、
そこにアレンジという解釈が多岐に渡る要素があるから、
音楽は面白いんだと思うわけです。
例えば、これを聴いてみてくださいな。
Arcade Fireの名曲、Wake Upです。
ま、この曲スゲー好きなんですよ。
で、この曲を理論的に解きほぐしてみましょ。
無粋ではあるが、こういう研究も必要です。
まず、コード進行。
基本的にはC→Am→F→Cのループ。
すごーく単純なつくりしてる。
ぶっちゃけ、今みたいに自分が迷走してる時に、
こういうの聴いちゃうと、逆に自分のコード進行でなんとかしてやろうっていう、
なんとも浅はかな部分が恥ずかしくなって反省したりする。
で、歌ね。
すごーくぶっちゃけると、インストの作曲に比べれば、
歌入りの作曲は数千倍楽っていうのが個人的感想。
けど、今回は少し視点を変えてみましょう。
この曲は、印象的なコーラスがまず大事なんだけど、
実はもう一つ、重要なことが歌詞にあります。
この段々盛り上がっていくにつれて、
センテンスの数もどんどん増えていってるわけです。
それによって高揚感がハンパないことになるわけです。
こういうのは日本語だとちょっとやりづらいかもね。
英語ならではって感じです。
で、最後のリズムの変化。
これって、音楽的にはすごく安易なやり方で、
一瞬、クールポコ状態になるんだけど、
実は単純にテンポを変えてるだけじゃなくて、
リズムパターンも変化させてる。
しかも、その上で元の重厚なリズムも残ってる。
で、リズムの変わり目がトップギアじゃないから、
最後の部分までの尺で飽きることもない。
あとは、印象的なタムとタンバリンのリズムが、
シンプルなコード進行を隠した上で、
シンプルゆえの良さも引き出してる。
と、音楽理論だけでこの辺までは解釈できる。
ただ、この曲が名曲たる所以は、
これだけでは説明できない。
単純にさ、この曲野外のステージでラストにやられたらガチ上がりするよね。
例えば、僕の大っ嫌いな、ドンドコ鳴ってるだけのクソ曲。
これって、リズムが嫌いなんじゃないんですよ。
むしろリズムは素晴らしいと思いますよ。
ただ、これはあくまで理論の話でカタがつくわけです。
要するに、新鮮なマグロみたいなもんです。
で、これを我が物顔でちょちょいと刺身にして、
さも、自分の腕を自慢するようなやり方が気に入らないと。
エロスで言えば、ピンクローターでイカせたからって自慢にゃならねーよ、ってことです。
ま、これでイカされて満足してる客が多いのも事実ですがね。
この需要と供給が成立してることが腹立たしい。
僕がやりたいと思ってるのは、どっちかって言うと、
田舎料理的なかんじかもしれません。
素材はなんでもいいんです。
大根にちょっとした飾り包丁を入れることで、
煮物に味がよく染みたりとか、
漬ける期間で味が変わる漬物とかね。
例えば皿の料理全体や、食卓全体をどうするかっていうことを考えたい。
で、その源は愛情だったりするわけです。
エロスで言えば、…べつにねーな。
で、話をもどして、この曲はそういう意味で後者なんです。
もうまさにって感じ。
テンポ変わるところも、一聴すると「ん、ローター?」と思いがちですが、
実はナース服みたいなもんで、気持ちを盛り上げる効果的な一品かつアクセントになっているわけです。
つーことで、作曲は行き詰ってますが、
もう一度初心に立ち返ってみれそうな気がしましたとさ。
とりあえず、イメージをもっと膨らませてみようっと。