御用納め

頭痛い。
そんなに飲んだ覚えないのに、二日酔い。
さすがにこの時間になると平気だけど。
「おれは酔わねーぞ」なんて話しながら飲んでたのに。
この体たらくぶりときたら。

うちのバンドは練習を録音してるんですが、
前回の練習の録音を聴いたんです。
えーとね、荒削り（主におれギター）だが、
これはちょっとマジでスゲーぞ。

抜けたね、完全に。

ちょっとだけ自分のことがわかったから、
そのぶん俯瞰で自分を見ることができるんだ。
もう自問自答を繰り返す必要もない。
自問自答を何度も繰り返せば、その度に必ず弱い部分がにょろっと出てきて、
いつしかその弱い部分に負けることになる。

どれだけ端的に、どれだけ近いものを見つけられるか。
それは憧れとは違うものなんだよ。
ましてや、その見つける経過を楽しむもんでもない。
だってさっさと手に入れたいんだろ？

なんかね、もうそろそろ反吐が出るわけ。
1回1回を大事にしない奴に。
それはなんでもそう。
次があると思ってるのは甘い証拠。
もちろん反省は必要。
でも、それはその1回を大事にした前提での話。
例えば、皆に振舞うための料理の味付けミスったとする。
その場でなんとか調味料やら具材やらでごまかして、
そこそこおいしいものをテーブルに並べるのか、
次回はおいしいの作るよ、って今回クソ不味い料理をテーブルに並べるのか。
おれは前者を選ぶね、例えそこそこの味にしかならなかったとしても。
逆に手を加えることで、より不味くなるようなことは絶対ない自信もある。

おっと、ちょっと話飛んだな。
戻ります。

で、バンドの話に戻ります。
うちは今すげーフラットで、
且つナチュラルです。
似非がないからね。
等身大とかそういう意味じゃなくてね。
要するに、おいしいケーキをお届けしますけど、
これは添加物も甘味料も使ってないよ、ってことなのさ。

自分でなんかを見つけたいなら、
自分ひとりで探せばいい。
おれはそうじゃないから今のバンドをやってるし、
逆にそんなことすらも関係なく楽しいからやってるわけ。

美大では骨格や筋肉の流れについて勉強するし、
音大では歴史や楽典なんかについて勉強する。
結局、そこにすら到達してもないのに、
「そんなの関係ねーよ」とか、
「フィーリング重視だから」とかっていうのは、
全然足りないと思うんだ。
もちろん全部とは言わない。
けど、少なくともどれか一点でも手に入れてないと、
その先は語れないと思うんだ。
で、そんなんだから、
「評価されない」とか、
「思い通りにいかない」って思うようになるわけ。
いやいや、狭いぜ。
基礎の先に応用があって終わりじゃねーんだ。
その先にまた基礎があったりするのよ。
でも、いっちょまえにその先の基礎のことも基礎だって知ってるから、
その基礎は関係ないとかっていう勘違いをしちゃうんだな。

と、まぁ電子レンジで音楽はあっためられないし、
お湯注げば音楽ができるわけでもないんだ。

さ、今年は今日で仕事納めです。
まったくもって最後の最後までクソ野郎はクソ野郎のままでした。
たかだかワード1枚の報告書が2日経っても出来ないんだぜ。
もうダメ出し8回目くらいだよ。
もはや中学の国語から勉強し直せよっていうレベル。
おれはおれで忙しさが止まんない。
今日も昼食べたのは3時半過ぎだったもの。
ま、その仕事してる横で悠々と居眠りされると、
ぶち殺してもいいんじゃないかなと思ったりもした。
とりあえず、明日から数日間はイライラしないでいいのがラッキー。

さて、明日からなにしよう。