すくらっぷ・ブック

ex)audioblaze,frost flower

料理の先生

2008-04-10 17:17:24 | diary
どっちありきなわけ?
それが知りたい。
むしろ、どれありきなわけ?

関係なくはないだろう。

関係ないとどうでもいいはちがうだろう。
たとえどうでもよくても関係はあるし。
どうでもいいからどうでもいいっていうのも実は違う。

映像を見れば愕然とする。

そりゃそうだ。

「ラーメン作ろうぜ」
「君スープ担当ね」
「君麺担当ね」
「君チャーシュー担当ね」



「スープできた!」
「麺できた!」
「おれ、チャーシューよりベーコンのが好きなんだわ、このベーコンは旨いよ」

うん、そのベーコンがすげー旨くても、それはダメなんだ。
それはみんなの作りたいラーメンじゃないんだ。
それに対して、

「でも、チャーシューよりこのベーコンの方が旨いじゃん」

これは全く意味がないんだ。
好みはおいといて、絶対的にそのベーコンが旨かったとしても、
それは意味をなさないんだ。
たとえ、そのベーコン入りラーメンが旨かったとしてもだ。

ラーメン屋は考える。

このスープに合う麺はどんなだ?
この麺に合う具材はなんだ?
このラーメンに合う器はどれだ?
この器に合う店舗はどうだ?
この店舗に合う値段設定はいくらだ?
個の店舗に合うロケーションはどこだ?

たった1つのことから全てが始まる。
逆をたどれば、すべてがその一つの事に辿り着く。
幾本にも枝を伸ばし、幾重にも葉を広げ、幾つもの花を咲かせる。
そんな満開の桜の花を求めて人は花見をするが、
その元には必ず一本の太い幹がある。
全てを支えているのだ。
そして、その地中深くまで根を伸ばしていることは、
普段では考えもしないことだ。

人はいろいろな立場や名前を持っている。
それには優先順位はつけられない。
たとえ自分の中に優先順位があってもだ。

取引先にて、
「こんにちは、趣味の方が好きだけど、生活のため仕方なく仕事をしている○○です。今回は趣味に支障が出ない程度に頑張ります。宜しくお願い致します」

…クビだな。
そりゃそうだ、クビだわ。

それはそれ、これはこれ。
何故線が引けない、何故だ。

ある意味、「学生の仕事は勉強です」ってすごいことだと思う。
学生卒業したら勉強は+αになって、しかも自分でやるしかない。
だからみんないろいろなことを犠牲にする。

「日々是勉強」正解のようで、実は間違いで、でも結局は正解か。
結果勉強になったのか、それとも元々勉強するためなのか、
これは大分違うんだがな。
箱の中身を増やすことより、箱のキャパを広げることに努力をするべき。

あー、比較はもう飽きた。
そんなんどーでもいいわ。

落して落として落として、
そんでやっとか。
小学生に足し算教える時はリンゴとみかんで。
それはあくまでわかりやすさの為だがね。

「1+1=2の理由はx+1がxの次の数だからだよ、それではなぜx+1がxの次の数かというとね…」
これが正解。但し、これは定理と成立しているから1+1=2と簡単に言える。
りんごとみかんはあくまで表面上の話だけ。

本当は望んでるくせに知ろうとはしない。
若しくは本当は望んでいないのか。

レンジでチンッ!はあんまり美味しくない。
やっぱりちゃんと作った方がおいしい。
この「ちゃんと」が曲者なのだが。

どっちかね。