山 時々里遊び

山三昧の日々とたまぁ~に里でのお話・・・

後立山縦走②

2012-06-16 23:24:26 | 山登り
2日目・・・
夜中に雨が降ったりやんだり。
朝、テントから外を覗くとガスで真っ白・・・

あぁ~
やっぱり天気悪そう。。。

とりあえず、テントだけ残して荷物を持って小屋へ。
自炊室で朝食を済ませ、パッキング。
テントの撤収に外に出るとガスが晴れてます!


小屋の上のテン場から。

立山・剱もバッチリ♪
俄然テンションも上がります!

振り返ったら爺が岳


種池山荘越しに針の木


少し進むと目の前に鹿嶋槍~


振り返ったら・・・・

種池山荘越しに遠く槍が見えました。

剱アップ~


高曇りだけど、雨を覚悟していただけに、これだけ景色が見れるとは思いませんでした。
らっき~♪♪

鹿嶋槍が近づいてきた。

縦走路はほとんど夏道が出ています。

鹿嶋槍南峰到着~


振り返って爺が岳

ガスがだいぶ上がってきた。

前方には八峰キレットと五竜


北峰にきました。

南峰と違って寂れた感が・・・

南峰越しに剱


北峰を過ぎるとすぐに雪渓のトラバースが2か所

滑ったらイチコロなので気を使います。
うっすらトレースらしきものがありますが、最近はだれも通ってなさそうですね。

八峰キレットの激下りとか、なかなか楽しいですが・・・
雪解けあともあってとにかく足元が不安定。
とってもザレザレで滑りやすいです。

っで、余裕がなくって五竜までの区間、ほとんど写真がないわ(^^;

難所も色々ありましたが・・・

梯子が雪に埋まっちゃってたり。
手前の斜面をよじ登りました。

北峰の分岐から1:20。

キレット小屋が見えました~
意外と早くついてびっくり。


キレット小屋は完全に閉まっていました。
位置的にも営業開始はまだ先ですね。

コケモモでしょうか?


登山道はザレザレのところが多い。


残雪の斜面を下ります。


たぶん口ノ沢のコル

出発から約6時間。そろそろバテ始めてペースが落ちてきた。

花に癒される。

って、ボケてます。。。

ガスも晴れて五竜が近づいた♪


振り返れば鹿嶋槍の双耳峰。

結構歩いたつもりだけど案外近いなぁ~

北尾根の頭を過ぎると梯子。

細くって頼りない印象。
ちなみに雪でボルトが緩んでるかもしれないから梯子や鎖は頼りにしないでねって小屋のスタッフに言われました。

ザレた登山道を進み、ガレた岩場を登り、G5、G4とハードな岩場が続く。
っで、G4直下。
岩場を登ろうと右足をかけた大きな岩がグラリ・・・
すぐ下にいた師匠の鼻先をかすめて粉砕しました。

青のラインが登山道。赤丸が粉砕した岩。

いや、もうびっくりしましたよ。。。
まともに直撃してたらひとたまりもない。
私も完全に右足に体重かけてたらバランス崩してただろう。

とにかく浮石が多いし、ホールドもぐらつく岩が多いから信用ならない。
やっぱりこう言うルートは浮石が落ち切った秋に通るのが無難ですね。
我ら以外にパーティーが居なかったから人を巻き添えにする心配がなかったのが何より。

G4を過ぎてから・・・

ウルップソウの蕾発見!
花が見たいなぁ~

五竜直下で通ってきた縦走路を振り返ります。


直下はがっつり残雪。
雪壁になっていたので安全のためアイゼン&ピッケルで登ります。

五竜山頂~


白馬方面


眼下に目指す五竜山荘が見えます。

あともう少し。

あとちょっとだと言うのに、この下りがなかなか・・・
岩場の急斜面で残雪が夏道に覆いかぶさります。

矢印の所にマーキングがありますが・・・
アイゼンなしではちょっとやばそう。

雪の付いていない岩場をクライムダウンして夏道に合流。


びっちり雪がついてる時には懸垂下降で降りている所のようです。
懸垂下降に使ったらしき残置スリングもありました。
不安であればロープを使った方がよさそうですね。
小屋を目の前ににっちもさっちも状態になったら目も当てられない。

出発から約11時間。

五竜山荘到着~

とりあえずビール!

まだ営業していないので「冷やしてないですが・・・」と言いながら販売してくれました。
小屋明け準備でスタッフはいらっしゃいます。

っで、テントも「営業前だから」と無料でした。
どこでもどうぞ。とのことで・・・

五竜岳をバックに、本日のお宿。
今夜も貸切です♪