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~南相馬市から発信~

緊急時避難準備生活 33日目

2011-04-21 01:19:18 | 東日本大地震
今日の放射線量は夜のNHKのデータ放送で0.53マイクロシーベルト/H

緊急避難準備地区の南相馬市の原町区では日々住民が帰宅しています。
昼間は結構車が往来しています。

大手スーパーは再開していませんが地元商店街、小売店が頑張っています。
八百屋、果物屋、魚屋、パン屋、肉屋、焼き鳥屋、居酒屋
あとセブンイレブンなどコンビニはやっています。

物資が入ってこない中、頑張っています。
頑張っているというか負けないというか。

このことを忘れないようにしたいと思います。

今日、夕方徘徊したらパン屋が開いてました。
避難所で菓子パンをしこたま食べましたがなぜかパンが食べたくなりました。
もう当分パンなんか食べたくない
と思いましたがパン屋のパンは別格です。
食パン買って家に帰り、パンと一緒に食べるためにサラダを作りました。

少し焼いて食べたパンはとても美味しく
パン屋の奥で親父さんが一生懸命何かしてましたが心意気に感謝せずにはいられません。

ぶっちゃけ
自分もアテがあるなら逃げたいと思ってます。
犬2匹を不自由なく生活させられる場所、生活の再建ができる場所があれば
廊下で寝る、病人抱えてる、避難所で体調崩した
そんな生活ならまだ倒壊せず残っている自宅にと帰ってきました。
そんな中で頑張っているといっていいのか、負けてない商店街の皆様からパワーを頂いています。
別に逃げてもいいんでしょう。
誰もとがめないでしょう。
でも店を開けてくださるその気持ちはこんな時だからとてもありがたく、力を頂けた感じます。


東電の賠償仮払の説明会のニュースを見ました。
罵声が飛ぶ中、富岡町の説明会からでしたが
彼らは交付金でのえらい立派な温泉宿泊施設があるんですけど
山沿いには送電設備が気持ち悪いほどあるんですけど
それ相当の電力交付金なり受けているのでは?

南相馬市の市民としては知ったこっちゃありません。
子供はバスで30キロ圏外に遠距離通学することになるんですよ。
またこの区域の高校は廃校とか。
交付金で目がくらんだ奴らのせいで
プルサーマル再起動で陳情した奴らのせいで
承認した県知事のせいで
地震で各地が復興しつつあるのを横目に
水が飲めずにいるんですよ

正直こいつらを告訴したい気分です
東電は問題があると前知事は言いました
汚職で吊るしあげられ新しい知事になって再起動ですよ
前知事の時、あの前田検事が担当しました。

原発についての反対はそういう策略もあったのではないかと言われています。
立地している町では確かにほかの産業が無いにも関わらず箱物が立派ですし
平均所得が県内では高いようです。

麻薬のような感じもします。
インタビューでは「また原発を」という人も居ますし
東電批判はまずニュースには出ません。

これだけの人災と犠牲者を出しておきながら

夕方にコンビニに行くと原発記事のある週刊誌を見ました。
東電社員を擁護するような記事を見て腹が立ちました。
水を飲めなくされ、作物はダメにされ、日々、放射線のチリに怯え、家は埃だらけ
洗濯は外に干せず雨が降ると恐怖を覚え
家は締め切ってエアコンつけるなと
夏はどうするんだ?

こんな生活にした東電に対し
想定津波5Mというリスク管理ができてない上に
海水注入を拒み、水素爆発させ、物資が入らない状態にしてくれ、避難指定されてもガソリンの配布もせず、水も食糧も配布せず、
という今まで何もしていない東電に対し擁護する必要ありますか?
本当に今後、自分たちは健康被害のリスクはないんですか?
なぜ隣町まで買い物行かなければならないんですか?

冗談じゃない


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