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~南相馬市から発信~

原発人災緊急時避難準備生活75日目 政権争いに腹が立つ

2011-06-06 02:10:52 | 東日本大地震
ここ数日、国会ではくだらない論争が繰り広げられています。

どいつもこいつも。

被災者の名を語り保身、追求するのやめてほしい。

自民の谷垣、石原、民主の鳩、その他大勢。
南相馬に来てみて、自宅に帰れない、でも離れたくないと20キロ境界線のところに避難してる方々に話聞いてみろと。
なかなか思いは複雑だから。

ネトウヨの中二ぶりにも腹が立つ。

今回の震災、TVやら、文章やらで伝えられるレベルではない。
体で感じること、写真や文書になんかできない。
荒野となった海岸、ガレキを目の前にして言える言葉はない。
ただ、感嘆の声のみだ。
きっと阪神大震災のとき、関西の方々はそう思ったんだろうな。

マスコミもどうかしている。被災者の一人としてはそう思う。
プロならプロらしく伝え方を試行錯誤してみろと。
いまやケータイで動画が撮れ、Youtubeで配信できる時代。
マスコミがやることが個人レベルではだめだろうし
国会を煽ることでもないだろう。

さて、被災者の一人として、世間がずれているのか、自分がずれているのか
それは体験の差なのか
気持ち解れコンチキショー
な気分だが

見えないものに怯える日々、そこで暮らす日々

なぜ避難しないのか
なぜそんなところに居るのか

そう言われそうであるが、避難所は過酷だ。

避難所では生かされている気がする。
目的がないと、しっかりしていないと援助されることに慣れる。
その環境に慣れる。
自分はそこで葛藤し、自己嫌悪に陥る。
それで出た。
もちろん食事も大変だった。
自分が居たのは2700人も居たため、パンかおにぎりだ。
食べられるだけでもありがたいが、続いてくると胸焼けし、食べたくなくなる。
贅沢なのか、わがままなのか、食べられるだけでも感謝しなければならないとおもいつつ
またおにぎりかと思ってしまう。
でも、このおにぎりは一人2個だから単純に5400個も毎食握っていただいてるのだ。
もちろんここだけではない。
まぁ、5400個を毎食、朝、昼、晩、決まった時間に届けて頂いている。
しかも機械ではない。
手で握ったものだ。
塩分きついとか、具がない、おかずがないとか言ってられない。
とはいえ慣れてくると不満というか要求というか。

いまだに自宅の水は飲めない。
自宅は井戸水なので検査していないからだ。
水道水を汲みにいき、ペットボトルの水を買う。
ずーっと続いている。

米を研ぐ、うどんを煮る、そばをしめる、味噌汁を作る、犬に水をやる
自宅の水は使えない。

いまだに避難所には20~30キロ圏内、津波で流され行き場がない人が居る。

政権争いをしている与野党。
「被災者は」なんて軽々しく口に出してほしくない。
行動しないやつらにそんな口をきいてほしくない。
民主は確かにダメだと思う。
でも、今政治がやることは政権争いではないはず。
早く被災者を自立させることだと思う。

食えないから仮設に入らないという。
ならば入りたい人に譲れというのも一理
最初から応募するなというのも一理
長く居ると確かに支援に慣れてしまいそれが当たり前になると現状にしがみつくのがあると思う。
だからこそ支援していく必要があるんだと思う。
確かに経済的理由は大きい
いきなり自立しろといわれても仕事を失い、家を失い、車すらない状態で何ができるのか
仮設はそんな立地条件のいい場所には建たない。
場所によっては水道も通ってないと聞く。
そんなところに高齢者は暮らせない。
国会議員が頭使って知恵出し合い、地元の自治体の要望を聞き支援の枠を考えるべきなのに
何やってるんだと

さらに、ここ原発避難近辺はそれ+土壌の問題があるのに
谷垣のアホンダラは
お前南相馬来てみろと
住民アンケートでも取ってみろと
おまえにしかできないことがあるじゃないかと

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