blog版 カードのお告げ=阿部ヒロの『近未来案内所』=

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お盆

2006-07-12 19:10:16 | 霊と作法
■盆(ぼん)■
1)仏教行事の『盂蘭盆会(うらぼんえ)』の略称。
2)本来は、古代日本に伝わる精霊祭(しょうりょうさい)という祖先の霊を信仰する御霊まつりが原型。
3)『盆と正月が一緒に来たよう』というと、賑やかで嬉しいことが重なるというたとえ。

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◇期間:旧暦7月13日~7月16日、一般にはこれを新暦にスライドさせて行なうが、月遅れで行なう地方も多い。
◇準備:仏壇仏具の掃除、墓参り、粗霊(ご先祖さまの霊)へのお供物として、その土地の産物、故人の好物などを用意する。
◇本番:●花をしつらえる(盆花)。ここに祖霊が降り立つといわれる。いわゆる滑走路。
    ●盆だなを作る。ここでご先祖の霊をもてなす。屋外に作る場合と、室内(仏壇前、床の間、奥座敷)に作る場合がある。毎年新調する。スーパーなどにこの時期出るお盆のお供物パックや、茄子やキュウリでつくる馬や牛はここに飾る。
    ●迎え火をたく:13日の夕刻、家の前でオガラを燃やす。この光をたよりに祖霊はやってくる。海なら灯台、陸ならランドマーク。廻り灯籠や盆提灯もこの迎え火のひとつ。
    ●盆踊り:帰ってきた祖霊を歓迎する喜びを表現した踊り。古くは正装して輪を作り『南無阿弥陀仏』を唱えながら回ったとされる。そこに、全体の音頭をとるものが現れ、手振りが加わり、地方色が加わって、各地の民謡踊りに発達。右回りでおどるか左回りかは論議の別れるところ。
    ●送り火を焚き、精霊流しをする:最終日16日に、祖霊があの世に返るための案内の火を灯す。(京都の大文字焼きも、このひとつ)地方によっては、お供物を大小の船に乗せて川に流すこともある。
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*新盆(にいぼん)*
かつて、過去1年以内の死者は、その魂(霊)がまだ荒々しいと信じられていた。現在でもそういう死者を出した家は特に盆棚なども丁寧につくり、迎え火には白張りの盆提灯をかける場合が多い。

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