ABE GUITARS

ギター・ウクレレ制作
フレット楽器全般 修理調整

GUILD D-44 ブリッジ接着面補修

2013年08月18日 | ブリッジ関連
トップにブリッジを置いて位置決めし


ナイフを入れて


接着面にかかる塗装を落とします


トップの接着面に、太い溝とピン穴ではない穴の跡が残っていて、この痕跡から、一般のサドルよりも太く、中心部から配線が出ているトランスデューサー(ピックアップ)を取り付ける際に、サドル溝を深く掘ったことがわかります。弦高が高かったために少しでも弦高を低くしようと、深めに溝を掘ったところ、やりすぎてしまったようです。


そのオーナーか、あるいはその次のオーナーかわかりませんが、ピックアップを取り外して通常のサドルに戻そうとしたところ、やり方としては太い溝にはめ込むアダプター的なものを作成する方法が簡便ですが、見た目を考えてなのか、ブリッジ自体を新規作成して接着したものと思われます。

一度貼り直していることもあり、接着面の状態が非常に悪いので、一度表面を削って平面を出すことに


そして、埋め込み用のスプルース材を切り出して


接着します


ちょうどよく、ブリッジ材をカウルとして使用しました


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