ABE GUITARS

ギター・ウクレレ制作
フレット楽器全般 修理調整

JIM REDGATE ナット・サドル作成

2010年11月29日 | ナット・サドル作成・調整
オーストラリアの製作家のクラシックギターをお預かりしました。ナット・サドルの作成です。
 

オリジナルのナットを


外して溝をクリーニング


象牙で作成します


1・6弦の位置を決め


弦間を割り出して


溝を切り込み


高さ調整


更にはご希望により、スキャロップ加工をして


磨いて完成


サドルも象牙で作成し


完了しました


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#016 ネック・ヒールブロック接着

2010年11月28日 | 制作過程
余分な部分を切り


マホガニー材を切り出して


ヒールブロックと


ネックブロックを接着します


数時間後、モールドから取り出して更にクランプします


さらっとやっているように見えますが、接着部分のアールを出すために結構な時間をかけ、さらには隙間が生じないように、接着前には何度もリハーサルをしています。それでも、いよいよ接着となると緊迫し、終わるとどっと疲れます。

前の工程
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#016 サイド曲げ加工 補足

2010年11月27日 | 制作過程
サイド曲げに関して補足です。加熱にはブランケットを使います


これはシャットオフタイマー。最大15分で切れるため、加熱しすぎを防ぎます



ステンレス板2枚をブランケットの上に乗せ、その間に材を挟んで加熱するわけです


前の工程
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#016 サイド曲げ加工

2010年11月26日 | 制作過程
厚み調整したサイド材に


水分を含ませて


アルミ箔で包みます


ベンディングのジグに挟んでスクリューを少しずつ回していき、ウェスト部分を曲げ


左右のブロックをゆっくり移動させて、全体を曲げていきます


約10分加熱した後、クランプで固定


数時間後、取り出して


モールドに挟んでクランプし、形状を安定させます


もう一方も同じように曲げました


前の工程
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#016 制作再開

2010年11月25日 | 制作過程
モールドもようやく完成しましたので、作りかけのギターの制作を再開することとなりました。トップとバックはブレイシングを接着した状態で2年くらいそのままにしてありました。希望としては#14・15と一緒に完成させたかったのですが…怒涛の修理の嵐に飲み込まれてしまったわけです。

Dタイプで、トップはシトカスプルース、サイドバックはインディアンローズウッド、試奏用です。



バックのブレイシングは通常中央部が高くなっているのですが、中央を削り込んだ古いトーレスのギターを見てからは、それをヒントに中央部を削っています。その結果、よりフレキシブルは振動が得られるのではないか、というのが私の実感です。一方で、バックの振動は抑えた方がいい、という意見もあります。全体のバランスの中で考えるべき事柄なので、どちらがいい悪いといった、一律の、二者択一的な答えは無いと思います。或いは、答えは無数にある、と言った方がいいかもしれません。
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Jumbo Mandolin サドル・オクターブ調整→完了

2010年11月22日 | ナット・サドル作成・調整
弦高・オクターブ調整です


サムナットを下げて弦高を下げようとしたところ、ブリッジ1弦側が高く、サムナットが下がらないので削ります


1・4弦の位置を決め、2・3弦はピークを調整してオクターブを合わせます


以上、調整完了しました


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Jumbo Mandolin フレットエッジ バリ落とし

2010年11月22日 | ネック関連
ジャンボのマンドリンをお預かりしました
 

フレットのバリ落としです。エッジ部分にヤスリがけします。
 

マイクロメッシュで磨いて


完了
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IMPRESSION 補足

2010年11月21日 | その他リペア
ネックサイドにはアンカーを埋め込んであるので、もともとのピックアップ無しピックガードに変更も当然可能です


取付六角ボルト専用のレンチは特製です


こんな感じで使います


ピックアップを使わない時は、ミニプラグを内側に収納できるようにしてあります
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Moon ストラトタイプ ナット・サドル・オクターブ調整→完了

2010年11月16日 | ナット・サドル作成・調整
ナットの溝調整と


高さ調整をし


磨きます


フローティング調整後、サドルの高さ調整をし


指板のアールに合わせます


オクターブ調整をして完了。フローティング・サドル・オクターブは個別なものではなく、三位一体の調整です。


前の工程

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IMPRESSION ピックガード作成(続き)

2010年11月15日 | その他リペア
バインディングは無事接着完了


余分な部分を削り落とします


その後、ペーパーとマイクロメッシュを使って磨いて


作成完了


前の工程
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Moon ストラトタイプ フレットすり合わせ

2010年11月14日 | ネック関連
Moonのストラトタイプをお預かりしております。フレットすり合わせとナット・サドル調整です。
 

ネックを外し


マスキングをして平面を出し
 

成形していきます
  

マイクロメッシュで磨いて


すり合わせ完了
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IMPRESSION ピックガード作成

2010年11月13日 | その他リペア
インプレッションはピックアップを搭載していないのですが、ピックアップで鳴らしてみたい、というオーナー様からのご要望がありましたので、取り付け加工を行うことになりました。フローティングタイプでピックガードにボリュームを取り付ける関係上、ピックガードのデザインを若干変更して新規作成します。

型紙を作成し、エボニー材にレイアウト


バンドソーで切り出します
 

できるだけ平面を出して


白黒のバインディングを貼り付けます
 

角の「トメ」がバインディングの「肝」です。ここはリベッキーに鍛えられました…
 

続いてアイボロイドを接着し



フィラメントテープで固定します
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TACOMA P-1 ナット・サドル調整→完了

2010年11月10日 | ナット・サドル作成・調整
塗装完了しました



ペグのビス穴位置を決めて


ペグを取り付けます


その後、ナットの溝調整と


高さ調整をします
 

弦はピンで留めるのではなく、ボールエンドをひっかけるタイプなのですが


そのボールエンドが入りにくい時があるので、若干穴を拡げます


サドルはやや低いため、メイプル材でかさ上げし


完了です


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Cat's Eyes CEV-240C ナット・サドル・PU調整→完了

2010年11月09日 | ナット・サドル作成・調整
ネックの反りは改善されました。そしてナットの溝調整


高さ調整して


磨きます


サドルの調整と同時に


5年前に取り付けたピックアップのバランス調整も合わせて行いました。若干バランスが崩れていたためです。


弦高・ピックアップバランスも良好なものとなりました。


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Cat's Eyes CEV-240C ネックヒーター修正

2010年11月08日 | ネック関連
キャッツアイのCEVをお預かりしました。
 

5年ほど前に、フレットのすり合わせ等行ったのですが、今回は弦高調整ということでお預かりしました。が、ネックがそれなりに反っているので、ヒーター修正を行ってから、弦高を調整します
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