ABE GUITARS

ギター・ウクレレ制作
フレット楽器全般 修理調整

Ovation Adamas 1687-2 ナット調整・サドルシム作成

2011年05月20日 | ナット・サドル作成・調整
オベーションアダマスをお預かりしました


まずはナット溝の調整


高さ調整して


磨きます


そもそも弦高が低めで、ハイポジションでの音詰まりがあったため、弦高を上げる必要があったわけですが、サドルはすでに数枚のシムでかさ上げされた状態です。これでも弦高が低いのは、ネックの仕込角が大きい(深い)ことに起因しています。


そのシムは使わず、ローズでかさ上げすることにします。この方が音の振動も確実に伝達されると考えるからです



これが元々の弦高


弦高を上げた状態、かなりかさ上げされたのがわかります。両端が固定されているのでサドルは倒れてこないとはいえ、かなり傾いています。理想の修理は「ブリッジの厚み自体を増やしサドルの出幅を減らす」という方法です。


さらに、オクターブが合わないので、牛骨を切出してサドルに付け足します


2・5・6弦のみ補修が必要でした。ピークはかなり後ろです。


完了時の写真は取り忘れ、悪しからず。

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