

本日は、備後で有名な和菓子さんである有福堂に行ってきました。
只今、ちまたで評判になっている、「よもぎ大福」と「よもぎカステラ」です。
大福やカステラに使用されている「蓬(よもぎ)」は最高ですよ。塩飽農園がある地元の里山で採取した天然のよもぎが使用されています。
一般に、和菓子屋さん、餅屋さん、パン屋にケーキ屋さん、食材というか材料は、業者から購入されているのところが多いようです。地元の食材を使ったり、育てたり採取したりはされていないようです。でも、地元の地産食材は使いたいと思われている職人さんは多いんですよ。「なぜ?」って、そりゃ、聞くからですよ。
私は、ケーキ屋さんとパン屋さん、そして、餅屋さんなどに行って買うときに聞くんですよ。「使用している、この蓬はどこ産ですか?」なんてね。
以前ですが、評判のケーキ屋さんに行ったとき、紫芋を使用したケーキがありましたのでケーキ屋さんに聞いたんですよ。
おいら、「この紫色の部分は紫芋ですか?」
ケーキ屋さん、「よくご存知で、そうですよ、紫芋なんですよ。」
おいら、「そーですか紫芋ですか。紫芋の品種はなんですか?」
ケーキ屋さん、「えっ!、品種ですか? 分からないんですよ。業者からパウダーで購入してるからね。」
おいら、「そうなんですか。紫芋のパウダーを購入されているんですか。うちで栽培している紫芋はパープスィートロードなんですよ。おいしいですよ。」
ケーキ屋さん、「紫芋のパウダーの方が、使い勝手がいいんですよ。」
なーんて事もありましたよ。最後まで追及はしませんでしたが、パウダーにしたものは、国産なの?国産ならどこで栽培されたの? なーんてね。
よもぎは古くから薬草として用いられていたようです。漢方では、がい葉(がいよう)と呼び、主な成分はシオネール、アルファーツヨンなどの精油とアデニン、コリンなどを含んでいます。 入浴剤としては用いれば肩こり・冷え性・腰痛・リウマチ・痔・乾燥肌・あせも・ひび・あかぎれ等に効果があるそうです。
アトピーなどで痒みのあるお子さんには精油成分が効いて痒みが和らぐと言われています。
食用に用いれば漢方薬の効能そのままに食欲増進・胆汁分泌促進・止血(炎症止め)・殺菌・保湿の効果があるとされています。
お茶にすると整腸剤として下痢や腹痛に、また高血圧、神経痛、喘息、痔、乾燥肌にも効果的とも言われます。
幼女のころお外で転んで血が出たりしたら、
おばあさんがフツを摘んで、手でもんで、
傷口に貼ってくれたものです。
明治生まれの人はみんなそうやっていました。
で、ほんとに効いていました。
だから、わたし的にはよもぎは偉大な植物だと思っています。ぜったいカラダに良いです。
それにしてもきのうはお花見でわっくんに会えず残念でした。来年はぜひ。
なんですって?
「フツ」 って言うんですか。
おもしろいですね。
そうそう、よもぎは薬草ですよ。灸に使うモグサもヨモギですよ。
おいらも小さい頃は、切ったり、すりむいたりとケガした時は、いもぎにツバを付けてよもぎをもんで傷口に付けて血を止めていましたよ。
残念でした花見に行けませんでした。次回はご一緒しましょう。
もう少しすれば、八重桜が咲きだしますし、藤の花やつつじも咲き出しますよ。