もっくんとアカデミー賞

嬉しいことには違いないけどちょっとメディアも世の中も騒ぎすぎ。
あられもないアメリカ様様、アカデミー様様の礼賛っぷりをみると、
日本人の無意識の西洋文化コンプレックスを見せつけられたようで
なんか恥ずかしいよ。


受賞後の記者会見でも、もっくんが、


「ショーン・ペン（主演男優賞受賞俳優）が『なんだこいつは？』
という顔で僕のことを見ていました」


みたいなことを言って、記者団を笑わせていたけど、ああいう楽屋
落ちみたいな内輪受けみたいな自虐的で卑屈なやりとりで盛り上る
のも、もういいかげんにして欲しい。

「なんだこいつは」という顔でほんとに見てたかどうか知らないが、
考えてみたらこの言葉だってショーン・ペンが無神経なやつってこと
を言ってるわけで、彼に対しても失礼なんじゃないの？

日本人は、謙遜すればするほど、自分を貶めれば貶めるほど美徳で
あると堅く信じ込んでいるが、時に過度の謙遜は見苦しいし、相手
に対しても失礼だし、マナー違反になるということも知っておいた
ほうがいいと思う。