どうなっちゃってるの日本!?

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つかこうへい氏が取材した従軍慰安婦問題

2010-07-19 13:53:26 | Weblog
下記は産経新聞政治部キャップの阿比留瑠比さんのブログからの転載です。

つかこうへいという先日亡くなった在日韓国人作家が、生前のあるとき、従軍慰安婦
問題に関する執筆のために取材を重ねてみたら、巷で言われているような日本軍の
残酷な女性虐待の事実の信憑性について疑問を抱くようになった、という内容の文
章です。
この問題に関しては常に両陣営の言い分が激しく対立し、今や海外では「慰安婦の強制
連行」などほとんど既成事実として語られているようですが、つかさんという言ってみ
れば被害者側の立場からの新たな証言の発掘は、日本の保守側の主張の正しさの傍証
となりうるものではないですかね。




作家・つかこうへいさん語る 「慰安婦報道一部マスコミに違和感」
[ 1997年04月04日 東京朝刊 社会面 ]
 

 歴史は、もっと優しいまなざしで見つめなければいけない-。在日韓国人で、このほ
ど『娘に語る祖国 満州駅伝-従軍慰安婦編』(光文社)を出版した直木賞作家、つか
こうへいさん(四八)は慰安婦問題について、こう語りかける。執筆に当たって取材を
し、実態を知れば知るほど疑問は深まり、慰安婦を「悲惨」という視点ばかりで描きた
がる一部マスコミ報道への違和感が募ったという。
(教科書問題取材班)

 
『娘に語る祖国』は平成二年、つかさんが当時四歳だったまな娘のみな子さんに、日
韓両国への思いや人間観など、さまざまなメッセージを優しく語るという形でまとめら
れた。今回、発売されたのは続編。題の「満州駅伝」は、戦中のある日、満州の平原で
慰安婦と日本兵による男女混合駅伝が催された-というつかさんの創作物語だ。

 「慰安婦制度自体、ひどいことはひどい。でも、この問題は多面的で、真実を一つの
見方にくくってはいけないと思う。韓国の人が読んだら反感を覚えるかもしれないが、
僕はオタオタしながらも誠実に書いたつもりだ」と、つかさんは言葉を選びながら話す。

 「ぼくは『従軍』という言葉から、鎖につながれて殴られたりけられたりして犯され
る奴隷的な存在と思っていたけど、実態は違った。将校に恋をしてお金を貢いだり、休
日に一緒に映画や喫茶店に行ったりという人間的付き合いもあった。不勉強だったが、
僕はマスコミで独り歩きしているイメージに洗脳されていた」

 つかさんは当初、慰安婦問題についてエイズ、オウムと並んで同時代に生きる作家と
して避けて通れないテーマだと感じ、『二等兵物語』という劇の脚本を書き下ろすつも
りだった。

 「悲惨な境遇にあった慰安婦と、同情した日本兵との恋もあり得たのでは」と作家と
して想像。「慰安婦のつらい日々にも、救いはあっていい」と、あくまでフィクション
で描こうと元日本兵らに取材を進めると、何度も「あれっ」と驚かされることになった。

 「悲惨さを調べようと思っていたら、思惑が外れてバツが悪かったが、慰安婦と日本
兵の恋はもちろん、心中もあった。僕は『従軍慰安婦』という言葉が戦後に作られた
ことや、慰安婦の主流が日本人だったことも知らなかった。彼女たちの境遇は必ずしも
悲惨ではなかったことが分かった」

 とはいえ、つかさんは「慰安婦の二百人中百九十九人が違っても、一人にでも強制
性があれば、言い訳はできない」という立場だ。また、「営業行為の側面が大きくて
も、人間の尊厳の問題なのだから、元慰安婦には何らかの誠意を見せ続けるべきだ」
とも。その上で、「時代の貧しい状況も考慮しなければいけないのでは」と問いかける。

 「日本はよくないことをしたし、中には悪い兵隊もいただろう。でも、常識的に考
えて、いくら戦中でも、慰安婦を殴ったりけったりしながら引き連れていくようなや
り方では、軍隊は機能しない。大東亜共栄圏をつくろうとしていたのだから、業者と
通じてはいても、自分で住民から一番嫌われる行為である“あこぎな”強制連行はし
ていないと思う。マスコミの多くは強制連行にしたがっているようだけど」

 もともと、生活習慣が朝型のつかさんは、深夜テレビの討論番組などは見たことが
ない。『娘に語る-』は、教科書論争のことはほとんど知らず、たまたま出したという。

 「慰安婦問題を教科書に載せるべきかどうかを声高に発言する立場にないけれど、
『従軍慰安婦』という言葉はあまりに強すぎるから…。載せるのであれば、それを読む
子供が自分で考え、(どちらが正しいか)選択する余地が残る記述にすべきだと思う」

 読者からは「社会科の先生はみんな、この本を読んでから(慰安婦問題を)生徒に教
えたらいい」(東京都中野区の女性)といった励ましの手紙が寄せられている。・・・