A350-1000

A350-1000

認識の誤り

2012-06-03 | 航空機

 トラブルの基本的な発生要因。
「認識の誤り」「早合点」。


ミラノ郊外のリテーナ空港で生じたセスナとMD-87の衝突も
同様の理由で発生しています。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%86%E7%A9%BA%E6%B8%AF%E4%BA%8B%E6%95%85


http://aviation-safety.net/database/record.php?id=20011008-0


http://aviation-safety.net/database/record.php?id=20011008-1


以前触れたテネリフェでの747同士の衝突事故も
濃霧の中管制と2機間のやりとりで誤解が生じています。


人間は必ず間違うのものです。
分かっていても同じ間違いを繰り返します。


自分は間違うものだという基本認識の下、
疑ってかかる勇気が必要です。


それができないため、
同じ過ちを繰り返すのです。


交代要員

2012-06-03 | 航空機

先日の金沢から某テーマパークに向けた
ツアーバスの居眠り運転による事故。


勤務管理がまるでできていないことが、
明るみになりました。


航空機の場合は、
シングル編成 = 機長 + 副操縦士
マルチ編成   =  機長2名 + 副操縦士
ダブル編成   =  機長2名 + 副操縦士2名
となります。


運航している会社の所属する国の法律や、
その会社の方針により何時間以上のフライトではマルチ編成、
何時間以上のフライトではダブル編成と
決まっております。


また機長2名以上の場合は、
万が一機長の意見が割れた時を想定し、
事前に
責任機長(Pilot in command =PIC)
を決め最終決定権を付与します。


安全な判断を。