人生は挑戦である。

スペイン留学も終わり、就職も無事決定。
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地獄の蓋 -カンボジア旅行記 番外編-

2010-07-09 22:25:05 | 旅行
ひとつ前の記事でカンボジア旅行はすべて終わりました。

が、最終日の夜、悲劇が起るのです。


異変に気付いたのは夕食を終え部屋に戻った時。

自分が一足早くシャワーを浴びバスルームから出ると、
戦慄の表情で弟がなにかを探しています。

「何やってんの?」
「黒い空を飛ぶ虫が出た…。」
「何それ?ゴキブリかい?」
「ゴキブリではなかった。何か黒い奴…。」


弟は虫がとても嫌いです。異常なくらいです。
現代っ子だなあ。

家探しのごとく荷物をひっかきまわして、出てきたのは、コオロギ!
弟は決死のごとくコオロギを仕留めました。

「倒した?ならもう寝るかー?」
「いや、まだいる…。」

弟は、自分には感じられない微弱な気配を察知し、周囲への警戒を解きません。
自分はベッドに入り寝る態勢。

しかし、弟は雑誌を片手に部屋内を巡回。そして、ついに見つけました。

「ここに、コオロギの通れる穴がある。」
窓の下に虫が通れるくらいの隙間があり、そこから光を求めコオロギがやってきているのでした。

弟は必死にコオロギを退治。加えて新聞紙で穴を塞ぎます。
しかしどこからかやってくるコオロギ。

自分は弟の攻勢がひと段落するのを待ち、寝ることとなりました。


そして朝…。

目が覚めると、生死問わず何匹ものコオロギが死屍累々と窓辺に横たわっておりました。
その様相はまさに地獄絵図。
なぜにこれほどまでにコオロギが大量発生したのかはわかりません。

しかしその後、市場では大量のコオロギが売られていたことを考えると(コオロギは食用になる)、
その夜はカンボジア全体で大量発生していたのでは、と考えています。


しかし、それよりも分からないのは、
弟がコオロギがダメで、バッタは大丈夫な理由でしたが…。