もしかしたら、読んだら鉄道ファンになってしまうかもしれません
著者は、新幹線つばめやゆふいんの森号三世、ななつ星in九州、しろいかもめなど
九州を代表する列車を多くデザインされている 水戸岡鋭治氏です。
車両は製品と言う意味では99%出来上がっていて、
残りの1%がデザイナーの仕事と仰っています。
そのデザイナーが受け持つ1%の部分で、その車両がどんなものなのか、評価されてしまうのだそうです。
99%の技術者たちの仕事と水戸岡さんの多くの人を魅了するデザインの結晶が列車なのです。
今までにない斬新なデザインと評価されるそれは、「ひらめき」から生まれるのではなく
これまでに体験した楽しかった心に残っている思い出から生まれるものなのだそうです。
読んでいて思ったのは、どんな仕事も基本となる部分はやはり同じだと言うことです。
公共デザインに対する考え方も素晴らしいと思いました。
掃除が上手であると言うことは、人としてはもちろんデザイナーとしても重要。
朝は全員で1時間かけて事務所を掃除なのだそうです。
お茶の淹れ方も大切で、新人研修の一環だそうです。
打ち合わせや会議などの時のお茶やお菓子、お弁当などの手配
一見するとデザインに関係ないことですが、お客様のことを考え、いかに良いものを選ぶのか
それが出来るようになってる頃が、デザインができる頃なのだそうです。
公共デザインも利用する多くの人の事に思いを馳せてしているから、
利用する人に居心地の良さを提供し、それが地域の活性化にも繋がっている。
素晴らしい視点で仕事をされている。。。感銘を受けました。
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