昨日まで、夏の様な暑さで、シャツ一枚でも寒くは無かったのですが、今日はうって変わって冷たい雨が降っています。
昨日と今日では気温が15度くらい違い、毎日が暑かったり寒かったり、体調がおかしくなりそうです。
それはそうと、今日はかなり珍しいモデルガンを紹介します。
「東京CMC」と言うモデルガンメーカーの製品ですが、この会社、社長が「韓国」の方だったと言うことを聞いた事が有ります。
モデルガンの製造をやめて、韓国に帰られたと言う様な事を聞いた事が有りますが、本当かどうかは分かりません。
なので、この会社ももう有りません。
一番好きなメーカーだったので残念です。
この「東京CMC」は、設計者の「六人部登さん」が非常にリアル思考の方で、本物の銃に忠実なモデルガンを設計されていました。
それに、各パーツの精度を厳しくし、買った直後はパーツの噛み合わせがキツく、動かして削れてきたらスムーズになると言う方針で製品を製造していました。
なので、説明書に必ず、「動きがスムーズになりませんが、使用しているうちに・・・」と言う様な事が書かれていました。
確かに、買って帰って動かしていると油が切れているのかと思うほどパーツの動きが渋かったのを覚えていますが、表面のメッキや亜鉛ダイキャストの表面はすぐに削れてくるのでスムーズに動く様になりました。
それだけ、亜鉛ダイキャストが柔らかいと言う事ですね。
前置きが長くなりましたが、今回のモデルガンですが、これです。
ワルサーのオートマチックピストル。
GSPです。
箱の中身は、
この様な、見たことのない銃だと思います。
私も製品化されるまでこんな拳銃がある事を知りませんでした。
でも、この拳銃とそっくりな銃が、ロス・アンゼルスオリンピックの「ラピッドファイア」部門で日本の選手が金メダルを取りました。
でも、誰も知らないと思います。
この銃にそっくりな、と言いましたが、同じものではなく、オリンピックで使用されたのは、「ワルサーOSP」と言う使用弾の違うタイプの銃でした。
夕方のニュースで、日本の選手が拳銃の射撃で金メダルを取った!と言う珍しいニュースを見ました。
その時の映像で見た銃は紛れもないワルサーの拳銃でしたが、使用弾が22ショート弾を使用するタイプでした。
今回の「ワルサーGSP」は、22ロングライフルと言う弾を使用するタイプですが、外観はほぼ同じ物です。
競技用の拳銃なので、特殊な形をしていますし、拳銃なのに実銃は重量が1200g有ります。
でも、モデルガンの方は、測ってみたら、1290gありました。
亜鉛ダイキャストの方が比重が軽いはずですが、モデルガンの方がちょっとだけ重いんですね。
この銃を手にすると、
木製のグリップが手にガッチリフィットします。
手と銃が一体化した感じになります。
木製グリップのパームレスト部分はネジで調整できるので、他の人の手にも合わせられます。
実銃のグリップは、剣山の針で叩いた様なでこぼこが滑り止めに彫り込んでありますが、モデルガンではそれが再現されていません。
実銃のグリップを装着されている方もいる様です。
これが実物グリップです。
そのうちこんな滑り止めを彫刻してみたいと思います。
これがモデルガンのグリップ。
滑り止めがありません。
でも、よく出来ていると思います。
なんだかメカめかしくてかっこいいです。
ドイツ人の職人がデザインした銃という感じがします。
無骨だけど使いやすいよく出来たデザインだと思います。
1200グラムもある重い銃なのに、それを感じないくらい構えやすいのが不思議です。
やはりグリップが手にピッタリフィットしているからと思いますが、思いの外バランスがいいですね。
さすがオリンピックで使われるだけあります。
そしてこのモデルガンは、本物のトリガーシステムをよくコピーして製造されています。
分解すると分かりますが、長くなってしまったので、続きは次回にします。
このモデルガンの凄さが分かります。
続く!