今日ははっきりしない天気でした。
いよいよ梅雨に入るかもしれません。
憂鬱な日が続きそうですが、今日はちょっと変わったリボルバーのガスガンの紹介をします。
これですが、
「タナカワークス」の「コルトパイソンハンター」です。
銃身には、
「パイソンハンター」と刻印が有ります
銃身長は8インチです。
銃身の反対側には、
「タナカワークス」の刻印が有ります。
このタナカのパイソンですが、非常に面白いシステムが組み込まれています。
まず、これですが、
マイナスの溝が彫られた銃口のパーツをネジって外すと、
銃身が分解でき、長さの違う物と交換できます。
残念ながら短い銃身のをどこかに無くした様で、交換ができませんが、このシステムは、「ダン・ウェッソン」という実銃のシステムそのものです。
一丁で何種類もの銃身ので射撃が出来るという画期的なアイデアでした。
それと、もう一つ、このリボルバーは、ガスガンなので、グリップの下からガスを注入して、撃つのですが、弾は何処にという事です。
BB弾ですが、銃身の下の部分にスプリングが仕込んで有り、それを圧縮してBB弾を流し込みます。
こんな風に銃身の下の「おもり部分」がマガジンにアレンジされています。
引き金を引くと、シリンダーが回転し、銃身下のBB弾を1発くわえて回転しますが3回引き金を引かないと、発射位置までBB弾が上がってきません。
シリンダーはいつもフリーなので、手で回転させても弾を送る事ができます。
久々に引っ張り出してきたので、ちゃんと撃てるかどうか分からなかったのですが、試しにガスをグリップから入れて見ましたが、派手にガス漏れしました。
注入バルブが劣化しているのか、バルブから生ガスが噴き出しましたが、ある程度吹き出したら止まりましたので、早速初速を測って見ました。
平均的に54メートルくらい出ています。
リボルバーなので、シリンダーに6個のゴムチャンバーが有り、それぞれ硬さが違うので、集弾性があまりよくないのが普通です。
なので、5メートルからの着弾ですが、
こんな感じで結構バラつきました。
左右に39ミリ、上下で73ミリ。
と言っても、数十年投げっぱなしにしていて久々にガスを入れて撃ったので、壊れていないし、ちゃんと撃つ事が出来たのが優秀です。
ガス漏れは修理できるし、シリンダーのゴムチャンバーに多少注油するなりすれば、多少マシになるかも知れません。
しかし、このパイソン、外観はかなりよく出来ています。
まずグリップですが、
下の物が実物グリップを付けたMGCのモデルガンで、上がタナカのガスガンです。
かなり形状が似ています。
それと、撃鉄ですが、
倒れた状態だと本物っぽい形状ですが、起こすと、
こんな変な形です。
上の写真は左がMGCのモデルガン、右がタナカのガスガン。
撃鉄のスパー部分(指をかける部分)が、タナカの方が薄くてリアルです。
外観は、タナカのガスガンの方がリアルな感じがします。
マニュアルセーフティーはこの撃鉄の後ろに有ります。
このスイッチを押し込めば撃鉄をロックされ、撃てなくなります。
以前にMGCのモデルガンの銃身を継ぎ足して8インチにした物と並べてみると、
上がMGC、下がタナカです。
MGCの継ぎ足した銃身はちょっと短い様です。
銃身のイメージも、タナカのガスガンの方がリアルな気がします。
このタナカワークスのパイソンですが、 1987年発売なので、もう、38年前のガスガンなので今の物と比べられませんが、このシステム、おそらく「六人部登さん」の設計だと思います。
リボルバーは6連射だという常識を破る設計で感心します。
マルイより早く連射できるリボルバーを作ったタナカに拍手したいと思います。
やはり「タナカワークス」のトイガンは面白いですね。
今後の作品に期待します。