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自称米子のプロモデラー

模型、フィギュア、ジオラマを製作するブログ

エアーガンの初速と精度を測って見ました。

2025-07-27 10:45:14 | Gun

今日も朝から灼熱地獄です。

朝8時にはもう30度を超える気温です。

パソコンで作業していると汗だくになりますし、PCのグラフィックカードが「ゴーゴー」音を立てて冷却ファンが回っています。

そんな最中ですが、時間が取れたので、以前から測ってみようと思っていた「ヨネザワ」の「オートマグ」

ですが、銃身も長いしスプリングのコッキングにかなり力が必要なのでどのくらいのパワーが有るか測って見ました。

結果は、

と、ごく普通のパワーでした。

そしてこの銃の命中精度は、5メートルから0,2gの弾で撃ってみました。

その結果が、

最初に撃ったら、かなり下に着弾したので、リアサイトを調整してもう一度撃ちました。

銃はレストポジションから直接照準で撃ちましたが、やはり大昔のエアーガンですね。

上下左右共、5センチくらいにまとまっています。

思っていたより散っています。

ちょっと残念だったので、今時の電動ガンならどうなんだろうと思い、「スノーウルフ」の「パルスライフル」を同じ条件で撃ってみました。

外観は、「エイリアン2」の「パルスライフル」ですが、中身は「東京マルイ」の「トンプソンサブマシンガン」のコピーが内蔵されています。

なので、「うなぎバッテリー」で作動する電動ガンです。

初速は、

64,65m/sと、「オートマグ」とほとんど変わらないパワーです。

そして、この銃の命中精度ですが、同じ弾、同じ距離で撃ってみたところ、

こんなにまとまりました。

銃が重く、狙いやすかったというのも有りますが、同じ様な初速でも銃身の精度でここまで違うんですね。

このパルスライフルにはサイトが無かったので、自作して取り付けて有るんですが、ちょっと右に着弾してます。

しかし、さすが電動ガンです。

東京マルイが開発して、それを海外のメーカーが無断コピーした物でもここまで精度が出ます。

オートマグはもう大昔のエアーガンなので、この程度でも仕方がないと思います。

でも。エアーガン界の歴史を作ってきた貴重な一丁です。

大切にしようと思います。

 


マルゼン KG9の銃身を短くしました。

2025-07-26 17:49:19 | Gun

前回紹介した「マルゼン」の「KG9」ですが、中古品だったので、インナーバレルが妙に長い物に交換されていたので、カッコ悪いと思い、短く切断しました。

切断前は、

こんな状態ですが、切断すると、

この状態になりました。

 

先ず、インナーバレルを切断するため、分解します。

インナーバレルを取り出すには、フロントサイトを外します。

マズルのパーツを外すとインナーバレルを抜き取る事が出来ました。

インナーバレルの切断には、このパイプカッターを使用しました。

この工具をグルグル回して小さな鋼鉄製のリングをインナーバレルに食い込ませてパイプを切断します。

ノコギリなどで切断すると、斜めにカットされたりするのですが、このカッターで切断すると斜めにならず綺麗にカットされます。

ただ、パイプの内側に押しつぶされた時の「バリ」が出るので、これを「テーパーリーマ」や、ドリルで「バリ取り」します。

その後1000番くらいのサンドペーパーで磨き、銃に組み込みます。

こんな状態に組み込みました。

そして、いよいよ初速の測定ですが、カートリッジに0,2gのBB弾を入れて1発発射しました。

なんと、初速が上がっていました。

以前のインナーバレルの長い状態の時は、

でした。

わずかですが、バレルを短くしたら初速が上がりました。

これは、ある程度わかっていました。

銃身が長すぎると、シリンダーの空気容量と、銃身の空気容量のバランスが取れていない場合にこの様な事が起きます。

長い銃身の内部の体積と、シリンダーの空気容量とのバランスが取れていなかったからというのも有りますが、BB弾がピストンの動いた時に圧縮された空気で銃身内を押し出されますが、その際、銃身内のBB弾の前にある空気が抵抗になって初速が上がらないという現象も起きる様です。

今回は、長すぎる銃身内の空気が抵抗になって初速が抑えられていたのではないかと思います。

たった8,4m/sですが、インナーバレルを短くしたら初速が上がりました。

そして、肝心な命中精度ですが、

左は前回の銃身の長い場合。

右が今回短くした着弾です。

多少の上下に開いていますが、左右はさほど変わらない位の精度です

使用したカートリッジのばらつきがあるので、着弾が変わるのは仕方がないのですが、銃身が長ければ精度が高いというわけではない様です。

銃の外観も良くなり、精度もさほど変わらず、初速が少し上がった事を考えると、長い銃身は無駄だったという事ですね。

この「KG9」は、中古の貰い物ですが、錆を落として、黒に塗装して綺麗に仕上げようと思います。

「マルゼン」が作った傑作エアーガンですので。

 


マルゼンの傑作エアーガン

2025-07-24 16:24:43 | Gun

今から43年前の12月、「マルゼン」からサブマシンガンのエアーガンが発売になりました。

その名も「KG9」です。

こんな銃ですが、

真鍮のインナーバレルが長く伸びていますが、これは、前のオーナーが何かのバレルを差し込んで改造したもので、廃棄するのならいただきますという事でもらってきた物です。

もう何年もほったらかしだったので、レシーバーが錆びだらけです。

この「マルゼン」の「KG9」ですが、発売当初、アッパーレシーバーが鉄の板をプレス加工した製品でした。

なので、

「おじゃる丸」のマグネットがくっ付きます。

これは「警察に突っ込まれるネタを作るような物」という事で、後にプラスチック製に変更されました。

初めてこの鉄板のレシーバーを見た時、「これはヤバそうだから買わないでおこう。」と思いました。

「多分、警察から回収命令が来るのでは?」と思ったのですが、エアーガン協会の方からか?自主規制という事で、警察から指摘される前に鉄板からプラスチックに変更されました。

なので、この鉄板のレシーバーを付けた「KG9」は、警察の指摘が無かったので所持していても大丈夫のようです。

そして、この銃は「カートリッジ式」のエアーコッキング式」です。

カートリッジは29発装填できます。

プラスチック製のカートリッジにBB弾を込めて、マガジンに装填します。

銃にマガジンを装填したら、大きなボルトハンドルを後方に引き、「カチ」っと音がしたらピストンがコックされます。

そうしたら、ボルトハンドルを離し、マガジンのカートリッジを薬室に装填します。

その後、引き金を引くと、「バス!」っと音がしてBB弾が発射されます。

ピストンをコッキングするのに、結構力が必要なので、さぞパワーが有るだろうと思ったのですが、

初速は、57,8m/sでした。

どこかエアーが漏れているのかと思い、銃口を指で塞いで引き金を引いてみたら、「ボス!」と鈍い音がし、指を離すと止まっていたピストンが、「ストン」と前進しました。

ピストンやシリンダー、バレルの機密はかなり高い様です。

スプリングは強いし、これは、シリンダーの空気容量が少ないのではないかと思います。

カートリッジ使用なので、命中精度はあまり期待できないかもと思いましたが、

0,2gのBB弾で、5メートルの距離から撃った結果ですが、右下の着弾は2発当たっている様です。

カートリッジを使用しているので、カートリッジ一つ一つのゴムパッキングの硬さで弾の飛びが違い、どうしてもバラつくのは仕方がないですね。

しかし、撃った後、ボルトを引いて空の薬莢が飛び出すのはやはり楽しいですね。

床にカートリッジがバラバラ落ちて、実際の射撃場の床の様です。

鉄砲好きにはたまらない光景ですが、この後散らばったカートを拾わなければならないんですね。

これが面倒ですが。

KG9は前のオーナーがインナーバレルを伸ばしていますが、カッコ悪いのでカットして通常の長さにしてみようと思います。

パイプカッターで切断してバリ取りし、どのくらい初速が落ちるか?集弾性が変わるかどうか、試してみようと思っています。

また加工できたらその様子をアップします。

この「KG9」ですが、マルゼンから発売された時、サバゲで使用する人がたくさんいました。

独自に改造して、ポンプ式にしたら、マルゼンもポンプ式の製品を出しました。

MGCのセミオートハンドガンが発売されると、それに準じて、バレル後退式のセミオートガスガンにもなりました。

フルオートがブームになったら、BV式のフルオートも発売されました。

その後、ガスブローバックタイプも発売されて、超ロングランの製品になっています。

外観を見ても、

本物っぽい刻印が入っています。

実物もこんな安っぽいプラスチック製のロアレシーバーなので、結構リアルな仕上がりです。

そしてアッパーレシーバーが鉄板のプレス加工なので、サビまでリアルです。

本物は民間用として販売されていた様で、セミオート専用だった様です。

こんな安っぽいサブマシンガンですが、アメリカの実銃はセミオート専用で、ハンドガン扱いだそうです。

安っぽい銃ですが、マルゼンから発売されて大ヒットした銃です。

カート式の時は、カートキャッチャーを取り付け、カートリッジを無くさない様に皆加工していましたし、ポンプ式の加工をしたり、いろんなカスタムがサバゲフィールドで見られました。

しかし、ノーマルでこんなローパワーだったなんて知りませんでした。

この銃身を短くしたらどのくらいパワーが落ちるのか?案外パワーが上がったりして?

試してみます。

 

 

 

 


日本の警察は大丈夫か?

2025-07-21 19:08:11 | Gun

先日、プラスチック製のおもちゃの鉄砲が、実銃と同じ構造になっているので「真正銃」と認められたという記事をアップしましたが、何十年か前に、信じられない事があったのを思い出しました。

私の住んでいる鳥取県ですが、模型屋さんが少なく、私の住んでいる地元には、今現在一軒しか模型専門店が有りません。

そこのオヤジさんから聞いたのですが、ちょっと信じられない内容ですが、実話です。

ある日のこと、夕方でしたが、いきなり警察の方が2人模型店に現れたそうです。

何のアポもなく突然だったそうです。

そして、店のオヤジさんに、「見てもらいたい物がある」という事で、懐からこれを出したそうです。

写真では3発写っていますが、警察の方が持ってきたのはポリ袋に入れた1発だけだったそうです。

模型屋のオヤジさんが、手に取ろうとしたら、サッと手を引き「触ってはいけません。」と言われたそうです。

そして、次に言った言葉が、「これは実弾でしょうか?」という事だったそうです。

店のオヤジさんが警察の方が持っているポリ袋のカートリッジを見ていたら、たまたま仕事帰りの私の高校時代の後輩がいて、「そのカートリッジは、マルイの作るモデルガンシリーズの 44マグナムのカートリッジです。」と代わりに答えたそうです。

さらに、「もっと詳しい人を知っていますが、紹介しましょうか?」と言ったそうです。

それって私の事だったそうです。

後でその話を聞いて、変な情報警察に言わないでよ〜。といっておきました。

警察の方に、そのカートリッジをどこで入手したのか聞いたそうですが、一般の方が、道端に落ちていた物を拾って警察に届けた物だそうです。

確かに、亜鉛ダイキャスト製で、重量感もあり、何も知らない人が見たら実弾かも知れないと思うかもしれませんね。

でも、後輩は、モデルガンに詳しかったのも有り、正確にマルイのプラモデルガンのカートリッジだということを教えたそうです。

それにしても、警察が、科捜研に届けず、町の模型屋に持ってきて「本物か?」と聞くところがやばいですね。

そんなこともわからないのか?日本の警察は。

ま〜プラスチック製の夜店で売っている様な拳銃を「真正銃」だ!と言い放つところがおそろしいです。

ちなみに、

これが、マルイのカートリッジ。

そして、

 

上がマルイ製、下が実弾のダミーカートリッジ。

実弾のダミーカートリッジは、火薬はもちろん、火薬を発火させる雷管が有りません。

この様に火薬を発火させる雷管がついていません。

側だけ本物のカートリッジです。

弾頭の先端が凹んでいるのはマルイの方は火薬を入れるためですが、実弾の方は、破壊力を高めるためにこんな形状になっています。「セミジャケッテッドホローポイント」という弾頭で、物にぶつかった時、弾頭がキノコ状に変形して破壊力が増すという弾頭です。

マルイはこのホローポイントに似せて作ったのでしょう。

そして、サイズを測ってみると、

こちらがマルイ製品

外寸が、10,9ミリ

全長が、39,9ミリです。

実弾は、

外寸が、11,5ミリです。そして、全長が、

40,2ミリです。

なので、だいぶ大きさが違います。

それに、マルイのカートリッジは、リボルバー用かと思ったのですが、リムレスカートリッジなんですね。

なので、リボルバーに装填するとシリンダーからすっぽ抜けます。

モデルガンではシリンダーにインサートがあるので抜けませんが、反対に装填できます。

こんな風に。この銃はMGCのプラスチックモデルガンですので、銃身とシリンダーに鋼鉄製のインサートが入れてあります。

パッと見た目では本物かおもちゃか見分けられないとは思いますが、警察のような「本業」の方が、素人に銃の事を聞きに来るというのが信じられません。

一般の人より銃に詳しいはずなのに、恥晒しですね。

これも大昔に聞いた話ですが、銃に興味のある小学生が、制服警官の拳銃を指差して、「それはスミスアンドウェッソンですか?」と聞いたら、その警察官は、「違う!SWだ!」と言ったそうです。

SWの事を正式にいうと「スミスアンドウェッソン」なんですけどね。

想像以上に銃の事を知らないというのが良く分かります。

それと、実銃かどうか確認するのに磁石を持っていってくっ付くかどうか調べるそうです。

くっ付く物を実銃とするそうです。

なので、以前、「国際産業」が、プラスチックに「鉄の粉」を混ぜてヘビーウェイト樹脂を作ってモデルガンを発売したところ、プラスチックなのに磁石にくっ付くという事が起きました。

それで、警察から「真正銃」と言われた事があるので、鉄の粉は使わなくなったそうです。

信じられないでしょうけど、全て実話です。

警察も、もっと銃器の事を勉強するべきです。

教科書を新しくするべきでしょう。

Smith&Wessonは、swなんですけどね。


驚きの真正銃 また鉄砲好きの親父の戯言です。

2025-07-19 16:10:14 | Gun

今朝のワイドショーのニュースで、驚愕の報道を見ました。

警視庁より、ネット等で販売された「トイガン」が、実銃の構造に近く、実弾を発射できる可能性があるという事で、「真正銃」と決定されたプラスチック製の「トイガン」が発表されました。

その銃がこれです。

「は〜???」だと思います。

材質はプラスチック製、恐らく「ABS樹脂」だと思います。

撃鉄もプラスチック製で、映像で見たら、撃針部分が丸く太く、金属の雷管を叩いてもとても発火できる構造には見えません。

カートリッジには多分スプリングが組み込んであり、カートリッジのお尻を叩くことで弾丸部分をスプリングで発射するものと思います。

もし、銃の知識のある者が、撃鉄に釘のような撃針を取り付け、シリンダーを補強し、モデルガン等の真鍮カートリッジを改造して火薬とスチールボールを入れて撃とうとしても、フレームやシリンダーが耐えられる様には思えません。

恐らく銃本体が吹っ飛ぶか、カートリッジ自体を発火できないかも知れません。

そんな事するより、鉄パイプに実弾を突っ込んで、カナヅチで叩いた方が危険な気がします。

先日も、現役の警察官が実弾入りの銃をいい加減な所に保管してたり、だいぶ前に交番の中で銃を発砲させたりしたことも有りましたが、こんなおもちゃを規制している暇があるのなら、自分たちの銃の管理をちゃんとしろ!と言いたいですね。

他にもこんなおもちゃが「本物の銃」として規制されています。

驚きます。

こんなのなら、プラスチック製のおもちゃの刀も実物と同じ構造なら本物とされてしまうんですね。

恐ろしい事です。

とりあえず、これらの銃を持っている人は警察に届けなければ「銃刀法違反」になる様です。

信じられませんが。

これからの「銀行強盗」は、このプラスチック製のおもちゃ銃でやるんでしょうか?

警察は、「真正銃」というカテゴリーで取り扱うらしいので。

本物の銃だそうです。

銃口を塞いで、白や黄色で塗っても所持出来ない「真正銃」だそうです。

驚きますね。

このおもちゃのリボルバーって、どのくらいの銃口初速なんでしょうね?

警察が「真正銃」というのだから、「38スペシャル弾」の秒速221m/s位は出たんでしょうね。

怖いですねー。

こんな「真正銃」がネットで簡単に買えるのが恐ろしいですね。

トカレフや、マカロフなんかいらないですね。

恐ろしい世の中になりましたね〜。