皆さんは、ドイツ空軍将校「ヘルマン・ゲーリング元帥」をご存知でしょうか?
第一次世界大戦では、ドイツ最高位の勲章、「ブルーマックス」を受けている撃墜王でした。
1921年にナチスに入隊後、メキメキと頭角を表し、ドイツ秘密警察ゲシュタポを組織。
ドイツ空軍大臣として空軍を創設。
第二次世界大戦には、ドイツ空軍の国家元帥となった人です。
国家元帥になった事を記念して、クリークホフ社から、特別製のルガーP-08が送られました。
このゲーリングは。当時、あまり評判の良い人ではなかった様です。
何せ「ゲシュタポ」を組織した人ですから、一部の人間からは極悪非道な人間と思われていたのかもしれません。
と言う話はともかく、そのゲーリングに送られた拳銃「ルガーP-08」ですが、日本で「アメリカンコレクターズ」と言う会社から発売されていました。
当然ですが、本物ではなく、モデルガンです。
しかも亜鉛ダイキャストで、ずっしりとした重さのモデルです。
なんだかんだ言うより、写真をご覧ください。
まずは箱と展示パネル。
このモデルガンは、壁に上の写真の木製パネルを取り付け、そこに、
銃を乗せて展示できました。
箱を開けると綺麗に整頓されたルガーがあります。
これをパネルの乗せると、
この様に展示できます。
パネルには真鍮のプレートが付いています。
買った当時はもっと綺麗でしたが、かなり渋い仕上がりになりました。
もう数十年たっていますので。
銃と一緒に梱包されていたのはダミーカートリッジとマガジンクリップです。
この銀色のパーツは、
銃からマガジンを取り出し、
マガジンのフォロワーボタンに取り付け、
マガジンフォロワーを押し下げるために使います。
押し下げたら、カートリッジを一発ずつ入れて行きます。
このカートリッジは、
本物そっくりですが、ただの真鍮の塊で、火薬など仕込めません。
完全なダミーです。
底部にはリアルな刻印まで入っています。
これを銃に装填すると、
エジェクションポートから見えるカートリッジがリアルです。
手動でカートの装填、排莢を楽しめます。
マガジンの形状も本物かと思うくらいリアルです。
材質もステンレス?かな。
このルガーですが、「ゲーリング」に贈られた物は、シルバーだった様です。
ただ、日本ではモデルガンは金色は許されているのですが、シルバーはダメだそうです。
プラスチック製の物はメッキでシルバーにしても良いと言う事ですが、金属製はダメだそうです。
でも、金色の方が彫刻モデルは豪華でいいですね。
金属製なので、重量も、850g有ります。
手にするとずっしりとしています。
しかも、この金色のメッキ、24金メッキです。
触っていても銀色には成りません。
いつまでも金色です。
このモデルガンの説明書ですが、
この程度しか書かれていません。
分解図とか、取り扱い説明など全く有りません。
ま〜こんなモデルガン買う人は分解図なくても分解組み立てできるでしょ!
と言う事でしょう。
ま〜実際そうなんですけどね。
それでは、実際に分解してみましょうと思いましたが、長くなったので分解は次回にします。
続く!