自称米子のプロモデラー

模型、フィギュア、ジオラマを製作するブログ

F16CJを作る パート05

2024-09-30 08:49:10 | 模型

基本塗装が終わり、いよいよ汚しに入ります。

この汚し作業、楽しみの一つです。

機体が大きいのでやり甲斐が有ります。

いきなり目立つ所にして失敗したら面倒なので、最初は塗料の調子など見るために目立たない所に汚しをして見ます

汚しには、タミヤのエナメル塗料の艶消し黒を溶剤でシャバシャバに薄めた物を使用します。

 

こんな感じに大胆に塗って行きます。

パネルラインのをなぞる様に艶消し黒のエナメル塗料を染み込ませます。

こんな状態で大丈夫か?と心配になりますが、下地をラッカーで塗装してあるので、エナメル塗料の溶剤で拭いても、ラッカー塗膜面が剥がれる事は有りません。

失敗したと思ったら拭き取れます。

エナメル塗料は完全に乾く前に拭き取った方が綺麗に仕上がります。

パネルラインの筋彫りに黒い塗料が残る様にフェルトの様な布にエナメルの溶剤を染み込ませて拭き取ります。

あまり乾いていない時に拭き取ると溝の中まで拭き取れてしまうので、拭き取りのタイミングはシビアです。

生乾きの時に拭き取ります。

拭き取りの際、機体の前から後ろ方向にまっすぐ引っ張るように拭き取ると、飛行の際の風圧で、汚れが後ろに飛んだ感じになります。

一度にゴッソリ拭き取るのでは無く、少しずつ後ろ方向に引っ張る様に拭き取ります。

こんな感じで拭き取って行きます。

どんどん迫力が出てきます。

全体を仕上げたらどんな感じか?

それは次回に。

続く!

 


F16CJを作る パート04

2024-09-29 07:20:22 | 模型

連日アップしている「F16CJ」ですが、基本の塗装が終わりました。

次は細かい塗り分けと、墨入れ、デカール貼りをします。

墨入れや細かい塗り分けはさほど難しくはありませんが、デカール貼りがとんでもなく大変でした。

ミサイルのデカール針だけでもかなりの物です。

先ず、ミサイルの塗り分けをします。

ミサイルもシャドー吹きした後、エナメルで墨入れをします。

ミサイルの細部塗り分けをしてから、デカールを貼り付けます。

他にも、

こんな大きさのデカールを、根気よく一つ一つ水に付けて貼り付けます。

赤や黄色のラインも全てデカールです。

上の写真の赤ラインは羽で途切れているので、これが細切れでした。

羽を避けながら、4面丁寧に貼り付けます。

 

ミサイルだけでこんなにデカールを張り付かなければなりません。

デカールですが、貼り付けると輪郭が「ニス」と呼ばれる透明な膜が有りますが、実際の戦闘機の機体に貼られたマークも同じ様に「ニス」があるのをご存知でしょうか?

実物の戦闘機は、マーク等粘着シートを切り抜いた物を貼り付けています。

そのシート文字が、風圧等で剥がれてこない様にシート文字の輪郭に透明な「ニス」の様な塗料を塗るそうです。

本当にそんなことしているのか?と思っていたのですが、いつだったか、CSのディスカバリーチャンネルを見ていたら、たまたまF16の映像が出ていたので、マークや文字の部分を目を凝らして見ていたら、一瞬ですが、確かに文字の輪郭に「ニス」を塗った様に塗膜の様なものが見えました。

確かに、プラモのデカールを貼ってそのままの状態の様な感じでした。

なので、下手にトップコートを吹いたり、デカールの輪郭を消す必要は無い様です。

マークや文字の輪郭に「ニス」がある方がリアルの様です。

ただ、シルバリングはダメですが。

ここまでで付属パーツは出来上がりました。

次は機体本体の仕上げです。

なにぶん大きいので、仕上げも時間がかかります。

それに、どのくらい汚しを入れれば良いのか?

F16は、あまり汚れたイメージが無いので、あまり汚さないのですが、どの程度汚すか?

少しずつ加えて仕上げます。

どんな仕上げになるか?

次回に続く!

 

 

 

 

 


F16 CJを作る パート03

2024-09-28 08:58:44 | 模型

連日アップしているF16CJですが、機体とミサイルの組み立てが終わりました。

いよいよ塗装に入ります。

基本の塗装をした後、パネルラインのシャドー吹きします。

F16 の実機の写真を色々見た所、あまり汚れたイメージが無いので、海軍のF14の様な派手な汚れ方はしない様です。

なので、汚しは最小限にします。

パネルラインの部分に細吹きでダークグレーを吹きます。

機体はダークグレーとライトグレーのツートンカラーにしました。

説明書の塗り分けを参考にエアーブラシで塗り分けます。

さらに濃いめのダークグレーでパネルラインのを細吹きします。

どのくらい塗るかはよく分からないというのが正直な所です。

仕上げの際、少なめに吹き付けて、全体のバランスを見ながら追加吹きしたり、調整して仕上げます。

機体だけで無く、ミサイルの同じ様に仕上げます。

ミサイルをつけて見ました。

やっと形になりました。

やはりミサイルがフル装備されると迫力が出ます。

もう、いかにもF16ですね。

これで基本の塗装ができました。

これから墨入れと、デカール貼りをして行きますが、墨入れは割と楽しめますが、デカールが「地獄です。

デカールの量が半端ない。

ミサイルだけでとんでもなく多い。

しかも小さい。

この後「地獄」を見ます。

続く。

 


F16CJを作る パート02

2024-09-27 08:47:29 | 模型

私の製作記事ではスケール物のプラモデル製作が少ないのですが、作るのが嫌いなわけでは無く、製作依頼があまり無いだけです。

今回の製作は、以前作ったF14の記事を見た方が依頼されたのだと思います。

今回のキットは田宮模型の1/32という大型の物で、昨今のガンダム等のプラモの影響か?可動部分がかなりあります。

翼の「エルロン」「ラダー」「フラップ」さらに「キャノピー」などに可動します。

他に、ミサイル類が全て着脱式になっています。

この写真のミサイルは、全て差し替えできます。

他に、

レーダーですが、エッチングパーツが使用されていて、レーダー面が上下に可動します。

ノーズコーンは差し込み式で、開閉が出来ます。

おまけですが、

パイロットの登場用タラップが付いています。

写真の様にキャノピーは開いた状態に出来ます。

 

組み立てが終わり、いよいよ塗装に入ります。

飛行機は曲面が多くマスキングにかなり手間がかかります。

キャノピーですが、これをマスキングするには、1〜3ミリ位の幅に切ったマスキングテープを引っ張りながら一番縁の部分に曲線に添わせて貼り付けます。

グルリ縁取りが出来たらちょっと幅の広いマスキングテープを並べて貼り付けます。

これを繰り返して全体をマスクします。

マスキングテープは、幅が広いと曲がらないので局面に馴染みません。

しかし、細く切ると意外なほど曲線状に曲がります。

ピンと引っ張りながら局面に沿わせると意外なほど綺麗に馴染みます。

これを繰り返して、機体にもマスキングします。

脚部のマスク。

エアーインテーク、レーダー部分

コックピットも部分。

エンジン部分。

さらに、

この小さな部分も透明パーツなのでマスクします。

ここの部分に光ファイバーを通して発光させたら、さらに良くなるでしょう。

キットが大きいので可能です。

ここまでマスキングしたら、いよいよ塗装に入ります。

塗装はラッカーを使用して、先ずライトグレーを全体にエアーブラシで塗ります。

それから若干濃いグレーでパネルラインをシャドー吹きします。

ここからが腕の見せ所です。

F16は、あまり汚れたイメージが無いので、汚しは最小限にします。

問題はデカールです。

キット自体かなり昔に製造された物だった様で、デカールの劣化が心配です。

これからどうなるか?

続く!

 


F1 6CJ を作る パート01

2024-09-26 14:15:58 | 模型

前回と前々回から製作し始めたF16CJですが、田宮模型の新しい試みが随所に見られます。

今までなら、接着して固定するのですが、エジェクションシートが着脱できるとか、ラダー、エルロンなどに可動にしてある所とか、可動する部分が多くなっています。

キャノピーですが、開いているか、閉じているか選択接着では無く、キャノピー後部に飛び出した棒の差し込み方を変えると開閉どちらも再現できます。

開いた角度で機体に差し込めば開いた状態。

閉じた角度で差し込めば閉じた状態になります。

そのキャノピーですが、

上の写真を見れば分かると思いますが、ど真ん中に金型の合わせ目のパーティングラインがはっきりと出ています。

実際には無い物なので、削って研磨して消します。

先ず削りたく無い部分にマスキングします。

次に、

カッターの刃を垂直に当てて軽く撫でる様に削り取ります。

できるだけ、パーティングライン以外の部分は削らない様に気をつけて、最小限削ります。

その後、1200番〜2000番くらいの耐水ペーパーで研磨して、

曇った部分を、プラスチック用コンパウンドで磨きます。

コンパウンドの液をフェルトの様な柔らかい布に取り、あまり力を入れずに丁寧に磨きます。すると、

左のキャノピーのようにピカピカになります。

右のパーツも同じく磨き上げます。

機体に乗せてみるとこんな感じです。

と言っても光っていてよく分かりませんね。

これ以外にも細かなパーツを組み立てて行きます。

これはノーズコーンの中のレーダーですがこれも可動します。

機体も接着して組み上げます。

コックピット周りも反射ドメの黒を塗ります。

コックピットもパネルも実物の写真を参考に塗り分けます。

コックピットらしくなりました。

機体の上下も貼り合わせ、ミサイルを取り付ける「パイロン」を取り付けました。

このパイロンは細い金属製のピンが付いていて、翼内部のポリキャップに刺さる様になっていて、完成した後も着脱が出来ます。

つまり、ミサイルを装備した姿と、無い姿を再現できます。

垂直尾翼も着脱できるようにポリキャップが機体の中に有ります。

垂直尾翼も着脱出来ます。

なぜ尾翼が外せるのか?

それは、完成した後、箱に入れて保管する際、垂直尾翼があると邪魔で箱に入らないからです。

タミヤのパッケージには機体の形に抜いた穴の空いた型紙が入っていて、箱に入れる際、その型紙に完成した機体をはめ込んで箱詰めできる様になっています。

この後部の開口部分にはじめに作ったエンジンユニットを差し込んで取り付けします。

だいぶF16らしい姿になってきました。

このキット、付属のミサイルが凄いです。

こんなに種類があります。

これが全て「もなか構造」なので、接着してから接着部分の継ぎ目を消さなくてはなりません。

これが結構大変。

根気との戦いです。

しかも、このミサイルに一つ一つデカールを六種類くらい貼らなくてはなりません。

気が遠くなる様な作業です。

まだまだ完成は程遠い。

続く!