土肥の河内と何を得る!

歴史、古いものが好き、道路なんかが好き
土肥の河内と名に負える湯河原真鶴を紹介

門川八幡神社横の道祖神【湯河原】

2018-03-15 22:25:30 | 道祖神など

門川八幡神社の斜向かい、国道135号線沿いに道祖神がいらっしゃいます。
門川の道祖神 · 〒259-0302 神奈川県足柄下郡湯河原町門川

門川の道祖神 · 〒259-0302 神奈川県足柄下郡湯河原町門川

★★★☆☆ · 史跡

門川の道祖神 · 〒259-0302 神奈川県足柄下郡湯河原町門川




横には湯河原海浜公園へ通じる地下道があります。


6体。素鵞神社の道祖神も今の位置に移転する前はこのように並んでいたのでしょうか。


特徴は、鼻❗️
右の方は顔が後付けのようで目が掘ってあり、怖い


鼻は後からくっつけたらえらく高くなってしまったみたい。この方は耳も後付けかな?
頭の帽子の中はどうなってるんでしょうか。ああいう頭の形なのかな?



みんな鼻が高い。

道祖神はここに限らず、他の場所もみんな首を後からくっつけなおしています。なぜなんですかね?
・単純に壊れやすい。
・関東大震災にみんなやられた。
・明治の廃仏棄釈の対象だった。
どれか正解あるのでしょうか。

吉浜 一本松の暗きょ【湯河原】

2018-03-12 12:37:40 | トンネル・ガード


国道135号線沿いの湯河原町ヘルシープラザを山の方へ上っていくと、この暗きょがあります。
名前が書いてないので仮称です。


 Google マップ

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〒259-0312 神奈川県足柄下郡湯河原町吉浜




上を東海道本線が走っています。
幅は1.5mくらいしかありません。高さも2mくらい。4輪車は通行不可能。


山に向かって片勾配で上ります。長さは20m程


振り返って撮影。


山側から。


山側は繋がる道路も良くないので注意が必要です。


柏坂の道標【湯河原】

2018-03-11 09:10:29 | 道祖神など


国道135号線沿いの小道地蔵の脇の道を100m弱進むとあります。


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江戸時代、関東から西へのルートは箱根の関所を通る東海道が有名ですが、根府川裏関所、湯河原を通り三島へ抜けるルートもありました。これを根府川往還といいます。
根府川往還の道標のひとつです。


道標の後ろの急坂が柏坂です。
地元の古老は茶屋道と言います。

江戸時代、天保の頃には、柏屋、江戸屋、吉野屋という3つの茶屋があり、後に吉野屋が移転して柏坂と言うようになったそうです※。R2.9.2更新



右の石には「小田原みち」と書いてあります。左側面には「南無阿弥陀佛」と書いてあります。


左の石は「やま◯」?
江戸時代からあり、湯河原町指定文化財です。

※湯河原農協三十年史 昭和54年 湯河原農業協同組合


素鵞神社の道祖神【湯河原】

2018-03-03 22:57:09 | 道祖神など

吉浜海岸の真ん中あたり、国道135号線から路地に入ったところに素鵞神社があります。鳥居の脇に道祖神がいらっしゃいます。
小道地蔵堂の道祖神を東の道祖神、風間不動堂の道祖神を西の道祖神とも呼ぶのに対し、中の道祖神ともいいます。


7体ありますが下段両脇はただの石じゃ…
私の祖父によると、元々国道沿いにあったものが、国道の拡幅の際にここに移されたとのこと。今は海を向いていますが、当時は山を向いていました。
国道が古くからの街道(根府川往還)であることがわかります。





子どもの頃は、ここに限らずお地蔵さんだと思ってたんですが、伊豆型道祖神というそうです。湯河原真鶴にはこういう道祖神ばかりです。
頭はくっつけ直した感じがします。


おや?


2021年2月23日更新
2019(平成31)年1月13日撮影
下段の左から2番目の道祖神さんがいません。今日はどんどん焼きの日で、道祖神さんも駆り出されています。


こちらは吉浜海岸のヘルシープラザ前付近。どんどん焼きは、竹でできた塔に火をつけ、正月飾りと赤白緑の鮮やかなお団子を焼いて、1年の無病息災を祈願します。

どんどん焼きは、道祖神さんのお祭りで、先ほどいなくなった道祖神さんはこちらにいらっしゃいます。
地域の皆さんに今も信仰篤いことが伺えます。

湯河原海浜公園横の地下道(宮前橋)【湯河原】

2018-03-02 21:42:26 | トンネル・ガード

R6.2.22 追記

湯河原海浜公園横の地下道は、道路の橋梁として名称が付いていますので題名を変更しました。



国道135号線の海側、埋立て地にあるのが湯河原海浜公園です。
国道をくぐって海浜公園と北側の門川八幡神社を繋ぐのが今回の橋、というか地下道です。写真は海浜公園側の熱海寄りから。

 Google マップ

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〒259-0302 神奈川県足柄下郡湯河原町門川 Unnamed 258


左側は国道、右側に海浜公園があります。
地下道への道は、東西からスロープ状に掘り下げられています。




歩行者専用です。
高さは2mくらい。幅は2.5mくらいかな。


長さは30mくらいですかね。
壁にはタイルの装飾があります。
ボックスカルバートのようですが、半分くらいのところから断面が変わります。左右から壁が張り出してきて、歩行者がぶつからないようにラバーポールが設置されています。


反対側に出て振り返りました。
こちら側は道路が橋になってますね。


もう少し下がります。地下道の直後、小さな橋で歩道が上を渡ります。


歩道の橋から見るとこんな感じ。



手前の両角にある石、縦に溝が掘られています。そこに板を差し込めば防潮扉になります。
しかし、この先は埋め立て地ですから、ここに防潮扉は不要。この石の上に石垣が乗せられてますから、石垣よりも先にあったはずです。昔はすぐ先に海があったのでしょう。


脇には道祖神がいらっしゃいます。
左後ろには門川八幡神社、さらに50m程で人車鉄道、軽便鉄道の湯河原停車場があり、明治の頃は賑わっていたのでしょう。

写真は、昭和29年。 下が海。横切る道路が現在の国道135号線。真ん中の上に行く太い道が現在の県道75号線。まだ埋め立てされておらず、海岸が残されています。左の方、国道の下に黒く口を開けているのが2箇所見えます。 右の大きい方が塩川の橋 左の小さい方が今回の橋・地下道です。国道が今より細いので、地下道も短いはずです。地下道の断面が海側と山側で違うのは、国道の拡幅とともに追加されたからでした。

R6.2.22追記
宮前橋
全国Q地図のデータによりますと、
路線 国道135号
竣工 1976(S51)年
延長 4m
幅員 19m
となっています。
地下道は、30mくらいはあると思われ、幅員19mというのは小さいと思われます。断面が異なる山側部分だけが橋梁として、名前が付いているのではないかと思われます。