奈良時代(710~794)から、安土桃山時代(1573~1603)まで、実に900年という気が遠くなりそうな永い歴史を経て、江戸時代に入り、待ちに待った和ろうそくに出合うことになります。
江戸時代(1603~1868)に入ると一部の暖地で櫨の木の栽培が始まり、殖産に熱心な地方の庄屋や篤農家が有益なことを知り、相次いで栽培する者が増えてきた。そして藩主の奨励も相俟って、和蝋燭は、急速に普及発展していくことになります。
そして蝋燭の需要が増大し、櫨の実から抽出された櫨蝋(はぜろう)は、米や和紙などとともに「和ろうそく」は代表的な地位を占めていくことになります。
☆ 手持ちの「和ろうそく」を撮してみました。
「 左・中が白蝋、右が生蝋」
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