小さなナチュラルローズガーデン

木々の緑の中に、バラたちと草花をミックスさせた小さなイングリッシュガーデン風の庭。訪れた庭園や史跡巡りの記事もあります!

愛しのマリー・アントワネット

2014年06月10日 | アート・文化

梅雨らしく雨がよく降る今日この頃。これだけ雨が降るとバラたちにとっては、黒星病はじめ病気を予防しなくてはならない季節。バラの大敵カミキリムシもそろそろ現れそうな気配です。
昨日の午前中は2時間かけて、殺虫剤(オルトラン水和剤)と殺菌剤(サプロール)を混ぜ合わせての薬剤散布ができたので一安心です。。ちょうど雨の合間に薬散できたのもラッキーでした!
そうした中、今は葉バラとなったバラたちの先月の優雅な花姿をふり返り、或いは、まだ我が家の庭にはない高貴なバラに憧れ想いをめぐらしています。
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4~5年前、前橋市の敷島公園バラ園に出ていたバラ苗販売店で、はじめて「マリー・アントワネット」の名を持つバラを見かけました。
それはさりげなく店先に置かれた鉢植えで、房咲きで咲く優雅ですがすがしい花姿といい、アイボリーに中央部分が淡いアプリコットがかった花色といい、何とも言いようもない気品にあふれてました。
その時、瞬間的にとても素敵なバラだな~。と思ったのですが、その頃は我が家の庭にあるバラたちはパステル系の淡い色のものばかりだったので、庭にインパクトがない!と家族からも批判が出てました。というわけで、残念ながらアントワネットのような淡い色系のバラは買いたくともセレクトの対象外だったわけです。
バラ園からの帰り、駐車場に向かって歩いていると、偶然、買ったばかりのマリーアントワネットを抱えたオバさまが私の前を歩いてました。高貴なお姫様のような顔をしたこの花がこっちを向いて、あたかも寂しそうに私を見つめているように見えました。
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エレガントなマリー・アントワネットの花姿。うちにはないバラなので、園芸ネット本店さんから、お写真をお借りしてます。
詳しくはこちらをご覧ください。http://www.engei.net/Browse.asp?ID=35034
このバラとの次の出会いは、今年の3月だったでしょうか。行きつけのガーデンセンターで、なんと3月にして開花苗になって売りに出されてました。季節外れに強制的に咲かされてしまったアントワネットは、その気品は持つものの、物悲しさに包まれたもので購入する気にはなりませんでした。
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敷島公園バラ園の展示コーナーに飾られていた麗しいマリー・アントワネットの肖像画。
1783年、ヴィジェ・ルブラン夫人による肖像画で、この時、マリー・アントワネットは28歳頃。手にしたバラはオールドローズのロサ・センティホリアだそうです。
彼女はこの10年後、フランス革命の渦中にはかなくギロチンの露と消えることになります。

2014年は京成バラ園さんの販売する「ベルサイユのばらシリーズ」で、もう一つの「マリー・アントワネット」が登場したので驚きました! ぜひ、こちらのサイトをご覧ください。http://www.keiseirose.co.jp/company/versailles/lineup/antoinette.html
ベルばらファンにとっては、眺めているだけでも楽しくなってしまします!
メイアン社作の新マリー・アントワネットはハイブリッド系の大輪で、色も濃いローズピンクになってます。前述のアントワネットが淡い色系で「気品とはかなさ」を漂わせているのに対して、こちらはまさにフランス最後の王妃の華麗さ、優雅さを前に打ち出している作風でおもしろいです。

それでは、今日も長い文章になってしましましたが、この記事の最後は再びこの曲で飾りたいと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=eUTotUxJRMw
you tubeで見つけた「ベルばら」のオリジナル・サウンドトラックからで、とてもドラマチックな曲です♪
ブログをご覧の皆さんと共に、マリー・アントワネットとオスカル・フランソワ・ド・ジャルジェの生きた、激動の時代に想いをはせることができたら嬉しいです?


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