或るひとつの記録

昔と違い、最近は完全に子供のために生きています。

本谷有希子『江利子と絶対』

2006年11月08日 08時03分32秒 | Weblog
「本谷有希子文学大全集」と題された処女小説集『江利子と絶対』。


「絶対」なんてものはこの世界にないからこそ、人々は絶対を求める。
絶対に最強な恋の歌や絶対の服従を。

ひきこもりの妹、江利子は虐待されボロボロになった捨て犬を拾い、「絶対」と名付けたのだった…。