或るひとつの記録

昔と違い、最近は完全に子供のために生きています。

ゆでたまご

2007年06月27日 23時55分07秒 | Weblog
最近のニュースでは、王子とミートの話題ばかり。




……王子!?ミート!?





キン肉マンかっ!



まさか、今このニュースを仕掛けているのは、ゆでたまご先生なのか!?




話は変わるが20年前、幼稚園生のとき使っていたキン肉マンのお箸に「ゆでたまご」って書いてあった意味が、当時は全くわからなかった。

筒井先生にハマるアイドル

2007年06月26日 08時02分00秒 | Weblog
赤い背表紙でおなじみの筒井康隆の新潮文庫。

その一冊目が『家族八景』。



しかし、まさかあの某アイドルが、一気に20冊も買うほど筒井先生にハマるとはな。


俺は新潮文庫の二冊目の『俗物図鑑』から、筒井先生に入っていった。

この本は世の俗物どもを嘲笑する素晴らしい内容の本だった。

読んだのはもう10年以上も前か。

祝!佐藤友哉、三島賞受賞3

2007年06月19日 21時35分13秒 | Weblog
これが王様のブランチのbookコーナーでランキング8位に入った本。

佐藤友哉『灰色のダイエットコカコーラ』。

タイトルからわかる通り、この作品は中上健次の『灰色のコカコーラ』へのオマージュである。

作品中に中上健次の名前も出てくる。



びっくりするのは、この作品が最初に発表されたのは、同人誌ってこと。

この時代に同人誌から出てくるやつはそうそういない。

ぱっと思いついくのは西村賢太ぐらい。

って西村はそれほどメジャーじゃなかった。


そしてさらにびっくりするのは、俺が買ったこの本は、佐藤友哉直筆サイン本だってことか。

「新潮」 7 月号

2007年06月16日 12時04分15秒 | Weblog
アイドル連動企画にも飽きてきたので、元に戻ることにする。


さて今回は、三島由紀夫賞選評が載っている「新潮」7月号。


予想通り、輝ちゃんこと宮本輝だけが佐藤友哉の『1000の小説とバックベアード』の受賞に反対だったらしい。

と言っても別に俺は宮本輝を嫌ってるわけではない。

近代日本文学の正統な後継者である輝ちゃんには敬意さえ払っている。

「輝ちゃん」呼ばわりしといて敬意もへったくれもないと言われれば、それまでではあるが。


話を元に戻すけど、他の選考委員も佐藤を大絶賛したというわけではない。

あくまでも「受賞に反対はしない」といったレベルでの受賞だった。



でもやはり最年少での三島由紀夫賞受賞の影響は大きかった。

今朝の王様のブランチbookコーナーでは、自身が出演し小説への思いを語るとともに、大幅改稿され再出版された初期著作がランキングベスト10入り。

メジャー作家か…。

なんてったってアイドル

2007年06月13日 00時19分27秒 | Weblog
『神のこどもたちはみな踊る』は一年前ぐらいにまた読んで、本を部屋のどっかに置いちゃったらしく、みつからなかった。

だから三月ぐらいに途中まで読んでて放置している本を掲載。

久しぶりに読み直すと面白いんだけど、世の中にはたくさんの本が溢れてて、すぐに他の本に浮気しちゃうため、読みかけの本は部屋中にある。

五十冊ぐらいか。



さて、かえるくんとみみずくんの話とかは、もちろん「かえるくん、東京を救う」のこと。


ちょっと話は変わるけど、作家の創作スタイルには大きく分けて二種類がある。

完璧なプロットを創りあげてから執筆するタイプと、斬新な着想のみで書き始め、あとは筆の流れに任せるタイプ。

もちろん村上春樹は後者のタイプである。


「かえるくん~」はその典型例と言ってもいい。

「ある男が部屋に帰ると巨大な蛙がいた」

この着想だけを頼りに書いたのが本作であると昔何かのインタビュー記事で読んだ。



『アッシュベイビー』については本人がきちんと書いてるから書かなくていいか。

読むペースが早すぎるアイドル

2007年06月10日 06時53分41秒 | Weblog
数ある村上龍作品のなかで、なぜ社長が『共生虫』を読ませたのかは全くもって不明。

ネットやりすぎんなよってことなのか。


龍だったら
『コインロッカー・ベイビーズ』とか、
『69』とか、
『テニスボーイの憂鬱』とか、
『愛と幻想のファシズム』とか他に読むべき本はいっぱいあるのに。
あくまで個人的意見だけど。



さすがに看護婦の本は持ってません。

待ち時間に読むアイドル

2007年06月07日 23時06分12秒 | Weblog
生前発表された数少ない作品『変身』。

死後、友人の尽力により世界中に名前が知れたカフカ。

カフカ自身、まさか自分の作品が世界中の人に読まれるようになるとは、夢にも思わなかったに違いない。

ましてや日本のアイドルに読まれるなんて。



明日の待ち時間には何を読むのか。

それどころじゃないか。


テレフォンショッキングではどんな「変身」を見せるのか。

アイドルだって本を読む

2007年06月06日 22時15分58秒 | Weblog
この本は持ってないので、文芸誌に掲載されたときの写真。


芥川賞を受賞したときのインタビューでは、パチスロ漬けの日々を送っていると語った金原。


もう一人受賞者、綿矢りさが、太宰治漬けと語っていたのとはまさに対照的。



その対照はその後も続く。

文壇のアイドルとなって次作に苦労した綿矢と異なり、『オートフィクション』、『アッシュベイビー』など良作を次々と発表し文壇での地位を高めた金原。


やっぱアイドルになってしまったのがいけなかったのか。

読書に目覚めたアイドル

2007年06月06日 07時37分49秒 | Weblog
石田衣良の直木賞受賞作『4TEEN』が見つからなかったので、すぐ見つかった代わりの本を。


『4TEEN』はまだ石田衣良が新人の頃、文芸誌連載陣の穴埋め用として放置されていた作品。


それがまとめられ一冊の本となったとき、直木賞をとることになった。


そして今じゃ売れっ子作家。

渋谷に大豪邸を建てて、テレビでコメンテーターもやっている。

人志松本のすべらない話

2007年06月05日 21時15分38秒 | Weblog
俺がまだ大学生の頃からほんとにときどき放送してたこの番組が10回目を迎えて遂にゴールデンに進出!


ゴールデンの影響は凄まじく、既にシリーズ累計70万枚も売り上げているDVDが、今日の昼休みに見たAmazonではトップ10に3枚もランクイン!


それよりも凄いのは土曜の夜のこと。

偶然見かけたカップルの女ほうが、放送の一時間ぐらい前に「すべらない話見るから」と言い残し帰って行った。
男はぽつんと一人残され、やがて帰って行った。
たぶん彼もすべらない話を見たことだろう。

本谷有希子『遭難、』

2007年06月02日 10時04分25秒 | Weblog
たった今、王様のブランチbookコーナーでも特集された本谷有希子の戯曲。

もちろん俺は発売後すぐに手に入れている。



この作品の一番最初の台詞が

「ウンコしなさいよ、そこで」

だけども別に下ネタってわけじゃなくて、やっぱりこの作品を表してるのは、帯にも記されてる

「自分大好き!私は私のことが好きすぎて、それでたまに他人を傷つけちゃうこともなくはないってだけなのだ」

ってとこかな。



明後日から始まる劇団、本谷有希子第12回公演
『ファイナルファンタジックスーパーノーフラット』
はどんな舞台になるのか。