宮城野貨物のブログ

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区画3号線踏切にて(レールとセメント)

2022-10-22 19:09:57 | 仙台臨海鉄道

2009年頃撮影。仙台埠頭駅末端へのレール積チキ車の引き上げ。このあたりはセメントサイロに囲まれていますが、仙臨社史によればここでのセメント取扱は見込まれていたものの実現はしなかったとのこと。
セメント取扱が実現せず、雑貨の車扱が主体となった仙台埠頭線は、一時「ほとんど列車も運転されない状態」となりますが、1993年に東北地区向けレールの陸揚げ港が釜石から仙台に変更されたことに伴い、同駅は東北地区のレール発送拠点として生まれ変わることになります[1]。

余談となりますが、仙台港駅では車扱貨物の中継を行なっていたため、陸前山王〜仙台港間にはセメント貨車の入線があったようです。東北開発所有と思われるタキ1900形が仙台港駅発の列車に組成された写真が[2]に掲載されています。筆者が幼い頃、陸前山王駅で明星と住友のセメントタンク車をよく見かけましたが、[1]によれば、大越〜蔵王・漆山のセメントタンク車は1998年まで仙台港駅で操車を行なっていたとのこと(残念ながら筆者は同輸送のタキ車を臨鉄線内で見た記憶がありません)。

[1]鉄道ダイヤ情報1999年3月号特集「臨海鉄道パーフェクトガイド」
[2]鉄道ピクトリアル1993年4月号「仙台臨海鉄道話題集」

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