脱力

久しぶりに、車の中を大掃除した。
基本的に車は何も置かないのが好きなので、
飾り物は何もないんだけど～。

延長コードで掃除機使って雑巾やらコロコロやらを使って、
あっせだくで完了。
もう、しばらくは何もしたくないくらい疲れた。

掃除機を家に上げて、コードを巻き上げようとすると…
ちくしょう、途中で止まるぜ！

くそう、負けない。
と思ったけど、
そういう時に限ってなぜかいろんな所に絡み付いて暴れるコード。

ああ、くっそー！
壊すぞ！（ああ、短気だなぁ）

やっとのことで巻き上げる。
落ち着いてやれば数秒だったろうに…。

はー、冷たいおちゃでも飲んで、
ゆっくりブログでも書くかー…

「コップ…」
戸棚からコップを取り出したその時、

響きわたる涼しげなガラス粉々音。

しばらくじっと見つめた後、
コップに氷を入れ、お茶を注いで、ソファーに座って今夜の献立を考えた。

そして無心のまま見事なほどにテキパキと、ありえない所まで飛び散った破片を片付けた。
掃除機もかけた。（また）
隅々までやった。
なぜなら、先週、おかんが割ったコップの破片（肉眼でかろうじて見える大きさ）を力いっぱい素足で踏み、だらだら流血したから。
あんなに文句言ったのに、誰かに流血されたらたまらん。

ああ、
泣きっ面に蜂？
そう思いながらも、片付ける私の顔は、能面みたいだったと思う。
多分瞳孔もちょっと開いてた。

昔はちゃきちゃきしていてしっかり者で通っていたのに、
「マイペース過ぎる」を通り越した今は、
「のろい」と言われたりもする。

そう、遅刻魔で朝が弱い私は、結構のろい。
でもさ、逆に、「カオリがのろい？！」って言う人もまだいるんじゃないか？

…そうでもないのかな～。

やる気なくなることが重なると、脱力するよね。

最近、うちの近所のガキ（男）がヤンキー化して、
田舎の細道をウォンウォン原チャリで走るのが悲しい。
今通ってるんだー。

なんで往復すんだ、こんな夕方に…
こんな田舎なのに…
誰にアピールをしてるんだ…

夏休みだからちょっと自分でメッシュ入れちゃった中高校生の男子。
眉毛もかなり剃っちゃったぜ。
原チャにはステッカーも貼ったぜ。
腕にはタトゥーシール。
夜になったらカクテルパートナー飲んでコンビニの前でたまるぜ。
ちょっとむせちゃうタバコはポイ捨てだぜ。

これだけでも脱力するのに（ポイ捨てについては腹が立つ）、
ちょっと太った色白のプニプニだったりすると、
余計脱力する。
そんなプニ太くんがポイ捨てしようものなら、
踊りかかりたくなる。

頼むよ少年、ださいからやめなさい。