バチカンのサン・ピエトロ寺院に行く予定だったんだけど、
なんとこの日はバチカンの休日。
(ラテラノ条約の締結記念日のようですな)
外国らしく急遽寺院が午前で閉まることになったらしい。
ので、午前中に入るために超早起きしてバチカンへ向かうことに。
バチカン市国は世界最小の主権国家。
ローマ教皇が統治する、カトリックの総本山。
大聖堂の前の広場は人で溢れかえっていて、
なんか馬とか歩いてるし。
入るまでにも並ぶ並ぶ。
笑えたのが、入る前の注意事項としてガイドさんが言ったコレ。
「中では、ふざけたポーズで写真を撮るのは禁止されています」
特に今日は中で厳粛にミサが行われているし、
まがりなりにもカトリックの総本山。
確かに日本の高名なお寺で読経やらが行われている時にふざけてたら…
まぁ白い目で見られますわね。
でもなんかちょっとおもしろかった。
「ふざけたポーズ」ってどんな?
コマネチだめ?変なおじさんの踊りとか?
小島よしおやっても「ふざけちゃだめ!」って外国人に怒られるのか?
とかいろいろ。
↑これはミサが終わった後 ガラガラになった広場とサン・ピエトロ寺院
↑スイス人衛兵
バチカン市国は一切の軍事力は保持していない。
でも教皇の衛兵としてなぜかスイス人衛兵が常駐しているらしい。
スイス国内でカトリック教会からの推薦を受けたカトリック信徒の男子が選ばれていて、
このピエロチックな制服はミケランジェロのデザインなんだそうだ。
ミケランジェロなんでもやるなぁ。
それではサン・ピエトロ大聖堂の中へ。
↑サン・ピエトロのピエタ
ミケランジェロの作品。
ミケランジェロは、「ピエタ(慈愛などの意)」を題材にした彫刻を、
生涯で4体作っていたらしい。
ピエタは聖母子像の一種で、
磔刑に処されたのちに十字架から降ろされたイエス・キリストと、
その亡骸を腕に抱く聖母マリアをモチーフとする宗教画や彫刻などのことだそうだ。
他の芸術家も同じ題材で数多くのピエタを作ったんだけど、
ミケランジェロ作のこのサン・ピエトロのピエタは、
どうも他のものとは比較にならないほどの傑作だと評されているらしい。
なのに見えにくくてごめんなさい。
↑中は人でごったがえし(に見えないなこの写真)
↑まぶしい
パイプオルガンの音色が鳴り響き、
信者さんがもうホント続々と集まってきててね。
突然出口が封鎖されて入り口に戻って下さいとか言われて。
なんだよもうーとひーひー言いながら戻ったら、
なんと出口はもう解放されてたりとか。
なんじゃい!!!
でも後の祭り。
集合時間にちょっと遅れてしまったじゃないか。
近くのお土産屋さんで、うかれてペンダントヘッドを買ってしまった。
ここバチカンでしか買えない、平和のしるしが刻まれたもの。
いいじゃない、
みんな平和がいいじゃない。
せっかくだからいいじゃない、と妹と納得し合う。
そしてランチに向かい、
その後はこれまた楽しみのひとつだった、
「コロッセオ」!!!