あっちもいいな、こっちもいいな

乳がんになって初めて気づいたこと

院内コンサート

2007-11-10 11:26:35 | Weblog
11月10日

待合室の壁には、数多くお知らせが貼ってある。

その中に目についた一枚があった。

病院の一階でコンサートがあるそうだ。

何と病院の交響楽団と書いてある。

交響楽団? すごい!

いくら大病院とはいえ、楽器をやる人は限られるし、オーケストラを編成するとなると大変だと思う。

コンサートというポスターに目がいったんのは、夫の母が入院していた病院でもコンサートがあったからだ。

それはクリスマスコンサートだった。

あちこちの壁に可愛いポスターが貼ってあった。

看護士さんは患者さんや家族に、是非いらしてくださいとやさしく声かけをしていた。

当夜、母を車いすに乗せ、上の羽織るものを持って一階のロビーに行った。

母の車いすを、車椅子の患者さんたちのいる最前列まで押していき、私は離れて少し後ろに立った。

初めて参加したが、看護士さんたちのコーラス、先生の手品、技師さんたちの津軽三味線など、盛りだくさん。

母も舞台に引き込まれ、手拍子でリズムを取っていた。

こんなポスターを見ると、母の姿が浮かんできてしまう。

患者さんたちのために先生、看護士さんたちが忙しい中、練習を重ね、時間をとってくださるのには頭が下がる。

来月はきっとクリスマスコンサートなのだろう。

12月に入ると、病院にもかなりきれいな大きなツリーが飾られる。

来月は、予定として病院には行かない。

ツリーを見なくて済むのを喜ばしいことである。