あっちもいいな、こっちもいいな

乳がんになって初めて気づいたこと

それは「人間ドック」から始まった

2007-06-10 23:59:37 | Weblog
6月10日

それは2006年9月の人間ドックから始まった。

我が家ではちゃんと定期的に人間ドックを受診している。

そのおかげで私は少なくとも2度救われたと思っている。

今から15年以上前には人間ドックでやはり子宮筋腫を指摘され手術をした。

子宮筋腫も乳がんも自覚症状が無く晴天のヘキレキだった。

人間ドックのコースにある胸の超音波検査がやけにていねいで時間が長かった。

何か変だ、これは。。。

結果、紹介状を渡された。やっぱり!

しかし、前から「乳腺症」は言われていたので今回もかなと軽く考えていた。

病院で担当のN医師に初めて会った。

第一印象は背の高~いどこがヌーボーとしてはいるが、
見るからに誠実そうな先生であった。

いつものマンモセットの予約を取った。(超音波とマンモグラフィーのことである)

超音波検査がやけにていねいで途中からベテランらしい技師に変わり、またじっとディスプレイ画面を見ていた。

今回はやばいかな~と頭の中ではマイナス思考が飛び交かった。

後日、外来行くとN医師はディスプレイを見ながら、表情を変えずに、淡々と触診とマンモでは現れないが、
超音波ではあるのですよね、細胞を取りましょうと私に言った。

その後ドキッとした発言がさりげなく続いた。

最初は細い注射針で結果次第で太い針を使うのです。鉛筆を取り出しこのくらいですと簡単に言った。

私はえ~っといいながら思わず鉛筆を見つめた。

こんなにを入れるなんて、どうか細い針で済みますようにと祈りながら検査を受けた。

検査は注射器に長い針がつき画面を見ながら正確な位置を確認し針を刺した。

技師はすいませんと言いながら針を刺した。

よく注射針を刺す時必ずそう言われるが謝られても困ってしまう。

細胞検査は5段階の3で結果が出ないので今度はCTを撮ることになった。

造影剤が癌細胞と結びつきやすいそうだ。