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あっちもいいな、こっちもいいな

乳がんになって初めて気づいたこと

ポットラックパーティ

2009-01-16 00:07:04 | Weblog
1月16日

友人宅でポットラックパーティにあった。

気心の知れた仲間である。

しかし、正直いってポットラックパーティは苦手である。

プレッシャーがある。

参加する人はおいしい料理を持参し、披露してくれる。

今までに作った料理で一応食べてもらえるメニューを思い浮かべる。

ああ、何にしよう。。。

といあえず頭に浮かんだ料理で間に合わせる。

私だって料理はする。

しかし、毎日何を作っているのだろうと考えてしまう。

名前のつく料理を作っていないような気がする。

初めてポットラックパーティを知ったのは、ずっと昔原宿の英会話学校に通っていた時だった。

どうしてよいかわからず、友人に聞いていくつかの軽食を買っていったような気がする。

料理を作ってくる人はおらず、見てみるとスナック類とお菓子ばかりのパーティであった。

しかし、友人宅のは皆主婦もしている人たちなので、自分の料理を持参する。

ポットラックっていいわよね、いろいろなものが食べられて。

一人の発言に他の人もうなずいていた。

確かに知らないサラダとかとかあると、へえ、こんなのがあるんだと参考になる。

私もパーティに持っていけるものを普段から考えなくては。

しかし、我が家の夫は名前のつく料理にあまり感心がない。

凝ったものより早くて美味しく、素材の生かしたものがお好みである。

凝ったものを出してもあっという間に食べてしまい、掛けた時間だけの効果がないのが現実である。

励ましの会

2009-01-12 23:45:51 | Weblog
1月12日

ガン友たちと神楽坂でがんばろう会をもった。

Oさんが河豚を食べたいという。

「げん品ふぐ」でコラーゲンいっぱいの鍋を食べご機嫌であった。

しかし、自己紹介から話題の中心がついガンの話になってしまう。

仕方ないところだろう。

Oさんとは毎週のようにメールか、電話でつながりを持っている。Oさんはレベル2A。

Oさんのウィッグはお洒落だ。

似合う、似合うと絶賛される。

「事情をわかっているメンバーなのでいいわよね」

Oさんはとウィッグをちょこっとはずして見せた。

放射線治療以来の友Mさんはハーセプチン治療が終わった。

レベルは3だが今のところ大丈夫そうだ。

Mさんは私を同じ頃にウィッグをはずしているが髪が細い。

Mさんは一年目の全身チェック検査で知り合ったレベル2のNさんは外見からは元気そうだ。

彼女は常時帽子を被っている。

毛糸の帽子の端からは髪がかなりはみ出ている。

帽子をはずすと、てっぺんがちょっと薄いかなという程度である。

ヘアースタイルを変えてみたら?というアドバイスをされた。

特にNさん、Mさんはあまり先のことは考えられないと言う。

Mさんはとりあえず5年を目標と思っているそうだ。

Nさんなどが来年の今頃生きていたら。。。という。

彼女は病院の検査や診察の日は帰りがけにディズニーランドに寄っていくと以前に聞いて驚いたことがあった。

前からスマップの追っかけなので今や北海道、九州と追っかけまわっているそうだ。

そうしていないと気持ちが落ちつかないらしい。

私は案の定、うらやましがられたり、うれまれたりであった。

確かに私とはレベルが違うので私と同じようにがんばれといちがいに言えないのである。

私に何ができるのだろう。。。

できるだけメールなどで連絡を取り合い、時にはおいしいものを食べ、たくさんおしゃべりをし、お互いに刺激しあい、励ましあい。。。

私だって偉そうなことは言えないのである。

どうなるかわからないのだから。。。

お寿司にトライ

2009-01-09 15:14:57 | Weblog
1月9日

お正月を明けて初めて夫とジムへ行った。

う~ん、久しぶりはちょっとキツイ。

クールダウンをする部屋にテレビがある。

ある番組にでている女優さんがイカのにぎりをおいしそうに食べていた。

アツ、おすしが食べられるかもしれないとひらめいた。

終わったのはもう夜10時であった。

どこに行く?

おすし屋さん。

う~、大丈夫?

大丈夫。

回転寿司屋に行ったら、ラストオーダーは10時半だと言う。

イカ、活ダコ、ホタテ、ツブ貝。。

ラストオーダーが頭があり、ばかみたいにあせっている。

夫にシャコ、コハダ、鰤は?と言われたが食べたくない。

目の前に寿司の乗ったお皿が並べらられた。

お寿司の食べ方には反しているような気がしてはいたが。

イカを食べはじめたら胃と背中が痛くなってきた。

腹筋運動で無理したかなあ。

私が科学的には結びつかないかもしれないが、腹筋が痛いと胃と背中が痛くなる。

そうなのだ、腹筋のせいだ、お寿司がいけないのではない。。

と言い聞かせながらイカを食べようとするが、もうだめだ。

目の前で握ってくれた人に悪いがもうだめだった。

気の毒に夫が残り全部を食べることになった。

まあ、食欲旺盛なので残らず平らげたわけであるが、私はため息。

殆んど食べていないわけだが胃が治らない。

胃カメラの結果は何ともないわけなので精神的なものに違いない。

夫は意地悪にこれは克服しなくてはいけない。

明日も帰りに寿司屋に行こうを言う。

私はジムに行くのは構わないが寿司屋に行くなら行かないと宣言した。

あ~、これでお寿司が食べられるかもしれないと気体していたのに残念である。

検査結果

2009-01-08 00:54:13 | Weblog
1月8日

夫の検査の結果がでた。

骨の検査で腰に一箇所気がかりがあるためもう一度腰部でMRIを撮るそうだ。

しかし、彼は元々腰のヘルニア持ちなので、主治医の先生はまあ転移の心配がないと言う。

まあ予想はしていたとはいえほっとした。

いよいよ手術の段取りに入る。

今までは手術といえば前立腺を切るわけだが、今回は切る手術は行わないそうだ。

「小線源治療」という聞いたこともない治療方法である。

簡単にいうと放射線の入った細か~い0.8ミリのチタンのカプセルを体内に照射してガン細胞をやっつけることらしい。

何それ?っていう感じがするのが実感である。

しかし、切るわけではないので入院期間も短く本人にとって痛みもないそうなので楽な治療方法にはちがいない。

欧米ではよくあるらしいのだが、日本で承認されたのが近年であるのでまだまだこれからの治療方法らしい。

カプセルは輸入するそうでその準備に時間を要するようだ。

やはり、早期発見である!

水仙の香り

2009-01-04 23:21:58 | Weblog
1月4日

玄関の下駄箱の上で水仙がいい香りを振りまいている。

夫は三日に毎年恒例の新年会をしている。

その中の一人の方からおすそ分けでいただいてくる。

千葉に趣味の畑を持っていてわざわざ出掛けていくそうだ。

水仙は前日にみなのために大量に切ってくるらしい。

きっと畑は水仙の香りでそれはよい香りだろう。

夫はその新年会は欠かさず出席する。

議論好きな夫は、友人たちと喧々諤々意見を交わし盛り上がるらしい。

いつも終電でご機嫌で帰宅する。

その中の一人が最近大学の学長になった。

毎年、彼は大学の駅伝の応援に大手町に行く。

学生たちを労ってから新年会に現れるそうだ。

新年会のメンバーたちも当然結果を知っている。

今年は成績がよかったので皆から祝福、祝福だったという。

我が家でもついテレビを見ながら彼の大学を応援している。

夫にとって喧々諤々の討論が抵抗力になってくれるだろう。

そして水仙の香りが我が家にさわやかな新春プレゼントしてくれる。

Tさんからメール

2009-01-03 22:16:48 | Weblog
1月3日

夫の前立腺ガンのことを心配してくれTさんが早速メールをくれた。

同じ乳ガンを患って10年を迎え一応開放されたTさんは心配してくれてメールをくれる。

10年をお祝いにお友だちとドイツに行ったと聞き、励まされた。

ドイツか。。。いいねえ。私もがんばろう。

従姉のNさんは、最近図書館でガン関連の本を借りてくるようだ。

前立腺ガンでこれはと思った記事をコピーしてFAXしてくれる。

元旦そうそうに、NさんからFAXが一枚届いていた。

これも前立腺ガンを手術しないで、放射線治療をするという内容だった。

折り返し電話をしたら、体調はよいようだった。

これから図書館で借りてきたガンの本を読むをいう。

ちょっとガンに取り付かれているような危惧がするのでちょっと気がかりではある。

今年も彼女をフォローしていくことになりそうだ。

今年は。。。

2009-01-02 11:10:52 | Weblog
1月2日

澄み渡ったような青空。

新年の空の色。

あまり毎年意識しないが思えば新年は青空が澄み渡っているように思える。

あ~また新しい一年が始まるのだ。

箱根駅伝を楽しみながら、恒例のごとくの~んびりしている。

毎年元旦は実家に行っているので、我が家での正月は二日からだ。

仰々しいことは何もない。

昨年暮れに夫の前立腺ガンが発覚し、転移を調べる検査結果が正月明けに分かる。

その結果で治療方法が決まる。

多分手術になる。

といっても何の自覚症状がないので、当たり前の毎日を送っている。

今までと何もかわりがない。

明るいガン患者の二人である。

私の今年のモットー“健康・笑顔・好奇心”。 

心身ともに健康を目差し、できるだけ笑顔で人にしてあげられることをし、好奇心を忘れずに日々を送る一年にしたいな~と思っている。


小さな旅

2008-12-28 22:51:39 | Weblog
12月28日

夫の前立腺ガンの検査入院が終わった。

退院時間が早く時間が早く天気がよかったのでどこかに行きた~い気分になった。

なぜか何となく秩父の三峰神社に向った。

かなり前紅葉の頃行ったことはあったがあまり記憶が鮮明ではない。

よ~し行こうと秩父にひたすら向った。

だんだんと温度が下がってくる。

陽がある内に着こうと飛ばした。

行ってよかった。

すいている。

しかし、神社に隣接されて温泉施設もあるので温泉グッズを片手に来るカップルもいる。

何と、神社に秩父の水を使った珈琲店や酒屋もグッズを売っている店もある。

中々営業努力をしている。

神社のすっかり塗り替えられているようで鮮やかな漆の赤、金色は美しい。

もう閉館になりそうな博物館で宮司さんが神社の歴史等を丁寧に話してくださった。

勉強になり再度訪れたくなった。

また、穏やかな宮司さんに会いに行ってみようかな。。。

境内から見える周辺の静まり返った景色に気持ちも落ち着く。

帰り道はすっかり陽が落ちてしまったが「道の駅」を回りながら帰り道についた。

「道の駅」はその地域が凝縮された空間なので楽しい。

あると必ず寄ってつい漬物とか買ってしまう。

清々しい小さな旅であった。

ありがとうウィッグ

2008-11-06 14:52:19 | Weblog
11月6日

とうとうウィッグとおさらばをした。

少し前から誰も知り合いのいない場所からはずして出掛けてみた。

ウィッグをはずすのは喜ばしいことなのだが、これが中々はずせない。

期間はそれほど長くないのにすごく愛着がある。

髪がだんだん伸びてきていた。

いつはずしてもよくなるとずっとつけていたいような寂しさを感じる。

ウィッグを買ってときのことをいろいろ思いだす。

抗がん剤治療をすると髪の毛が抜けるので、しないという女性がいるという。

確かに日に日に髪がばさばさと抜けていくのは気持ちのよいものではないが、想像していたより素直?に受け入れられた。

髪の毛が抜けるという体験はそうできるものではない。

しかし、どこか冷めた目でそんな自分を見ていたような気がしないでもなかった。

ウィッグをつけていると、帽子を被っているような感じがして守ってくれるような安心感があった。

着け始めた時より外す決心が中々つかないとは、つけた当時想像もしなかった。

このウィッグをこれからどうしよう。。。

捨てられないし。。。

誰かあげるといっても具体的な人にいないし。。。

役立てばそれに越したことはないが。。。

最後のシャンプーをして箱にいれて、戸棚の奥にでもそっとしまっておくことにしようかな。

また、今度ね。。これだけはあって欲しくないが。

本当にありがとう。

不安で不安で。。

2008-11-04 17:28:03 | Weblog
11月4日

前回人間ドックを受けたのは手術の直後であった。

それ以後検診を受けていなかった。

何と血圧が低血圧気味だったのが高血圧気味になってしまったのだ。

手術以後、抗がん剤の時は確か血圧を測っていたが特に言われなかった。

乳腺科では血圧は測っていない。

血圧って基本ではないか!

何で測っていないのだろう!

胃は気になっていた。

食いしん坊というか、意地汚しというか、ついつい食べ過ぎたりする。

後の祭りで必ず翌日胃が重くなる。

しばらくするとまた同じサイクルを繰り返す。

いつもドックでは胃の検査が引っかかって再検査で胃カメラに回される。

胃カメラでどうにかセーフ。

今回は胃の検査は異常なし。

これもちょっと信じがたいのだが。

まさか血圧が高くなるとは思いもよらなった。

検査結果はすぐ医者に行くようにとかは言われなかった。

しかし、高血圧は大ショックであった。

思い返してみれば、ここ一年間よく食べている。

特に塩辛いものとか、激辛は元々好きではないので絶対高血圧になるなんて思いもよらなかった。

そういえば甘い方もすごく甘いものとかは好きではないが果物のジュースとかよく飲んでいた。

結果として一年間に体重が3キロは太っている。

あ~よけいな貯金をしてしまっている。

太る→血圧は上がる。

高血圧になると。。。。

まるでもっと高くなったら死ぬのではないかと不安で不安でしかたない。

もしかしたら、ガンを宣告されたときよりショックである。

初めて血圧を測り始め、グラフを描いて一喜一憂している。

体重も体脂肪その他いくつか測れる体重計に替えた。

がんばって戻さなくては。。。