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あっちもいいな、こっちもいいな

乳がんになって初めて気づいたこと

何か不安感が。。。

2008-11-03 10:25:50 | Weblog
11月3日

従姉のNさんから少し前に野菜ジュースのサンプルをもらった。

おいしいのよと送ってくれた。

もし、私が飲んでおいしかったらとってあげるからと言う。

彼女は家系というか食べるもののこだわり?があるというか味にうるさい。

それが逆目にでたというか、ガンを患ってから少々神経質になっている。

そのおいしい野菜ジュースの内容をチェックした。

するとベースになっているトマトが中国製だということが判明した。

最近中国品は世間的に避ける風潮がある。

私もスーパーに行った際にビンや袋の裏をひっくり返し、チェックする。

Nさんは即その野菜ジュースの購入を止めると決めた。

私もおいしかったので躊躇したが、彼女が止めるならというので今回は止めた。

Nさんは放射線治療を終え、ガンがホルモン系なので5年間薬を飲む。

彼女は東大の図書館でいろいろガンの副作用に関する本を数冊読んでいる。

読みまくっているという感じか。。。

その知識を私に教えてくれる。

肉はガンによくないとか。。。

最初はふんふんと聞いていた。

バランスよく食べ適度の運動をして。。とか答えていた。

しかし、言われてみるとそうかもしれないとだんだんと信念がゆらいでくる。

乳がんは治らないのよ。

と言われるとちょっとその言葉が頭に残ってしまう。

な~んか不安感がいつもまにか私の中に浸透している。

誕生日祝いの花

2008-10-17 00:08:21 | Weblog
10月17日

夫が誕生日祝いにバラの花を買ってきてくれた。

実は別口で花が早めに届いたのでまず~いと思ったと言っていた。

夫のおじいさんが花屋だったので花はわりあいと近い存在であるらしい。

夫は花束を手にして帰るのも気にならないらしい。

でも花の名前は知らない。

夫の母の誕生日が夏だったので切花でなく日比谷花壇の鉢植えを贈っていた。

最後に贈った花はハイビスカスだった。

母は一週間に一度水を与え、枯れた枝など丁寧に取り除いていた。

電話で今朝、花が咲いたのよと話しをしてくれた。

母の家に行くとハイビスカスの花の数を数えたものだった。

さすが日比谷花壇の花はもちがよい。

それ以上に母は本当に大切にしてくれた。

今我が家ではハイビスカスが咲いている。

夏前に花屋でハイビスカスを見つけた。

母を思い出し、いつ買ってしまったのだ。

私は鉢植えの花を長持ちさせるのが苦手なので、もっぱら切花だ。

切花だとしばらく楽しん、でありがとうとお礼を言ってさよならをする。

私も夫の誕生日に花を飾るので、我が家の恒例のイベントのようだ。

スマイルウォークに参加

2008-10-13 21:44:40 | Weblog
10月13日

先日ピンクリボンキャンペーンのスマイルウォークに一人で参加した。

よくわかっていなかったので人を誘うのは止め、とりあえず一人で参加してみた。

12キロと6キロを東京ミッドタウンにある檜町公園から出発して歩くコースがある。

なにしろよくわかっていなかったので6キロにした。

参加人数は6000人というから半端の人数ではない。

六本木ヒルズ、表参道ヒルズを経由してミッドタウンに戻る。

自分のペースで歩いてよい。

競争ではないのがよい。

しかし、ウォーキング専門の人が先導するせいか速い。

途中でコンビニとか、人気?のアイスクリーム屋に寄ったりしている人もいる。

何分にも一人で参加したし、要領がよくわかっていないのでただひたすら歩く、歩く。

途中で数人の人とおしゃべりをしたが、参加したすべての人がガン体験者とは限らないようだ。

会場に戻り協賛会社のテントではいろいろ小物のお土産をくれた。

歩くのでなるべく荷物を少なくしてきたので、やたらとビニール袋が増える。

会場の芝生に座り込む。

正面に作られた舞台では、当日のゲストの山田邦子、小谷実可子、荻原次晴等のイベントがある。

山田邦子は彼女と有名人が「スター合唱団」と称して歌を聞かせてくれる。

また、トークショーでは自分のガン体験をおもしろおかしくしゃべる。

話術はさすがと思った。

というより、彼女の体験が私と似通っていて、共感できた。

終わってから、列に並んで彼女の本「大丈夫だよ、がんばろう!」を買った。

やはりガン体験者の人が買うせいか、一人一人サインをしながら話が盛り上がる?

帰宅してから、早速本を読んだが、舞台ではおもしろおかしく話していた内容も本では実にまじめに書かれている。

何がよかったのかよくわからないけれど、どこかよかった一日であった。

びっくりした数字がある。

アメリカで乳がん検診する人の割合は70%。

一方、日本では検査に参加する人は17~20%。

日本では、何と年間1万人が死亡するそうだ。

広尾を楽しむ

2008-10-03 23:28:30 | Weblog
10月3日

ハロウィンのカボチャを買いに広尾のナショナルマーケットに行ってきた。

一年に一度はハロウィン用のカボチャを買いに出掛ける。

最近はアメリカのハロウィンカボチャもかなり出回っているが広尾のナショナルマーケットにはまちがいなくあるので一年に一度でかける。

カボチャを毎年のように宅急便で送ってもらう手続きをしてから2階にあるドラッグストアものぞく。

マーケットの並びに気になるパン屋さんがあった。

帰りがけによってみた。

「BOULANGERIE BURDINGALA広尾店」であった。

デニッシュをいくつか買い求めた。

いつもは明治屋に寄るのだが「広尾ガーデン」にふらりと行ってみた。

目的は「伊東屋」である。

店の名前が変わっていた。

「Papierium」となっていた。

銀座の「伊東屋」も楽しいがここも一見の価値がある。

箱や粘土で作れるビーズなど工作?できる物がたくさんあり、作ってみたいなあと思ってしまう。

教室もあるようだ。

季節柄ハロウィンの飾りがしてあった。

うん!アイディアをもらった!

結末までに用紙を買ってきてやってみよう!

ついでに本屋にも寄った。

「おとなの週末」を買った。

「やみつきのパン」の記事があり偶然にも広尾のパン屋も載っていた。

一年に一度の広尾は楽しかった。

夫の啓蒙活動

2008-10-02 23:27:43 | Weblog
10月2日

夫は以前から、乳がん検診を受けるようにクラス会や、飲み会で親しい女性たちに話をしているようだ。

ご機嫌よく帰宅すると、話したようと報告がある。

先日などは、友だちが経営している六本木にクラブでホステスの女性にも聞いたそうだ。

一人はちょうど区からの検査のお知らせを受け取って迷っていたそうだ。

鏡台の前にお知らせの紙をおいてどうしようかなあと悩んでいたのよ。

これがチャンスとばかりに私の話をしたそうだ。

その後、検査をすることにしましたというメールをその女性からもらいご機嫌だった。

検査を受けることになって喜んでいるのか、六本木の女性からメールをもらって喜んでいるのか。。。

近いうちに行ってまた話しをするとか言って楽しそうであった。

また、夫は菩提寺の総代の一人なので時々役員会がある。

役員会が終わると、毎回のようにご住職の私邸に呼ばれ、お酒好きな住職の相手をしている。

奥様も同席されることが多く、何の話題からか不明であるが奥様に検査のことを尋ねたそうだ。

案の定?検査をしていない。

それどころか二人とも人間ドックも受けたことがない。

仏様のご加護でガンにならないとは限らないし、やはり健康には気をつけてもらわないとねえ。

事実、最近あるお寺のご住職が胃ガンで亡くなられて私も葬儀に参列した。

そのお寺では奥様もやはり肺がんをされたそうだ。

夫は近々ご住職の住んでいる地域の健康診断について調べる宣言していた。

元気をもらえます

2008-09-28 16:15:30 | Weblog
9月28日

翌朝起きたら外は雨であった。

また、ホテルで朝食を取らずにチェックアウトした。

買い物を兼ねてまた、「コクーンティガーデン」で朝ごはん。

マダムも覚えていて、長話も盛り上がる。

検査してますか?

ええ、私ってどこか変だとすぐお医者さんへ行くんです。

だから、毎年マンモもしてます。

これって私のお仕事。

また、軽井沢に来る楽しみが増えた。

次に「酢重正之商店」で買い物だ。

ついついたくさん買いたくなってしまう。

今回はちょっと興味があった店あった。

ロータリーの近くにある「松井真珠店」である。

真珠は大好きであるが高価であるので見るだけと決め、店に入った。

犬好きなご主人は想像するに松井家の元?お嬢さんらしい女性で、派手ではなくそこはかとなくおっとりしたレトロ感の雰囲気である。

本真珠のネックレスを見せてもらった。

一ミリもない珠が繋がっている。

繊細なネックレスが一番似合うのは誰だろう。

真珠はすごく高価だと思っていたが、伊勢志摩から直のせいか決して高価ではなかった。

つい、私もホワイトゴールドのついたドロップ型のピアスを買ってしまった。

ランチは「川上庵」のそばである。

いつもは「かぎもとや」に行くが、今回はちょっと変えてみた。

とちらかと言えば硬めの蕎麦と甘くないおつゆがおいしい。

「レストラン酢重正之」も「川上庵」もBGMがジャズである。

最近のしゃれた店はモノトーンカラーとジャズだなと感じた。

雨は上がっていたのでテニスをしてから、夕方になっていた。

さて、これからどうする?

空を見ると浅間山の山頂が見えていた。

もう鬼押し出しは閉まっているが、浅間山に向った。

雲が動いているがくっきりと見える。

もやもやがあっても空を見上げるとすきっとする。

帰りは星野温泉にある「トンボの湯」で一風呂浴びることにした。

いや~、洒落た造りだ。

軽井沢町って金持ちなんだ~と実感した。

夕食は隣接している「村民食堂」にした。

旬の味を味わえる和食レストランである。

ガイドブックではリピーター率80%とあるが理解できる。

ここもモノトーンカラーとジャズであった。

今回はどこも初めて訪れたところである。

まだまだ、ありそうだ。。。

軽井沢は元気の素であるようだ。

今年も軽井沢!

2008-09-27 15:24:43 | Weblog
9月27日

ああ、また今年の秋も軽井沢に行ってしまった。

昨年は治療が終わった記念と夏休みを兼ねて軽井沢に行った。

その時のテーマは健康のためのウォーキングが中心だった。

軽井沢に多い教会めぐりと、まだまだ体力に自信がなかったので抵抗力によいといわれるプロプリスの調査ではちみつ屋さんをまわった。

ワケありでラッキーなことに万平ホテルに泊まれることになり、急遽出掛けることにした。

一泊目は夜中に着いたので翌朝はゆっくり起きた。

ホテルの部屋にあったガイドブック「軽井沢ヴィネット」でモーニングのある店を見つけた。

コクーンティガーデン」はホテルから雲場池への途中にある。

自家農園野菜のビュッフェに、野菜ジュース、卵に酵母パン、ヨーグルトにコーヒー。

野菜はどれもおいしいが、特にブロコッリーやとうもろこしのおいしかったこと!

隣には売店もあり、トマトジュース、ジャムなどが並んでいる。

桃太郎トマトのジュースに桃太郎のケチャプが絶品であった。

朝からおなかいっぱい食べてから、「風越公園」にテニスをしに行った。

風越公園軽井沢運動場」は冬期オリンピックの時に作られた施設である。

コートの整備状況がすばらしいし、料金が安い。

夕方、ホテルに帰り、一風呂浴びてからホテルでは食事をとらずに外食をした、

「軽井沢ヴィネット」でおいしそうな店を見つけた。

旧軽井沢のロータリーにある「レストラン酢重正之」である。

信州味噌とこだわり醤油を扱う和食レストランである。

夜なのでお酒とおつまみ。最後にこだわり銅鍋ごはんを味噌汁がいいね~。

すぐ斜め前に売って店もあるので翌日寄ることにした。

すてきな人生の先輩

2008-09-22 16:10:05 | Weblog
9月22日

子宮筋腫で入院したとき同室で、それ以来知り合いのO夫人から久しぶりに電話がきた。

私より10歳以上年上での方ある。

人生の先輩で、すてきな女性だとずっと思っている。

退院した後は、夫と二人自宅に招いてしてくださったり、銀座で彼女のお買い物に付き合ったり、食事をして楽しい時を過ごさせてもらっていた。

ご夫妻揃ってわが夫も大変気にいってくださり、有難いことである。

ここ数年は年賀状のお付き合いになってはいるが続けている。

私が子宮筋腫の手術をしたのはもう10年以上前ではあるが、人間ドックの検査で引っかかると不思議とO夫人に電話をしていた。

きっと大丈夫よ。

そう言われるとどこかでほっとしていた。

おかげさまで再検査ではありがたいことに大丈夫だった。

そういえば今回は彼女に電話をしていなかった。

電話をしていたら。。。

久しぶりの電話で喜んでいたら、4月に突然ご主人を亡くされたという。

その割りに声が明るい。

細くて静かな紳士のご主人の姿がすぐ浮かぶ。

ご主人の最後の言葉が「ありがとう」であったそうだ。

びっくりして「突然何を言い出すのよ」とご主人に言ったそうだ。

何と言ってなぐさめたらよいか、ショックで言葉がでなかった。

もう、大丈夫なの。

立ち直ってもう元気よ。

その言葉で余計ななぐさめの言葉はよした。

手話のボランティアとか、民生委員を務めていた積極的な女性である。

ご無沙汰していたので私に電話を下さった。

近い内に会う約束をした。

ご主人の思い出でも語ることができたらと思っている。

鬼怒川温泉(2)

2008-09-21 21:42:30 | Weblog
9月21日

ホテルに泊まることの多い私にとって、鬼怒川ではゆっくりと部屋で夕食がとれた。

Oさんはいつもバッグにお礼の入った袋を用意している。

鳩居堂の小さな袋を用意してある。

Oさんは部屋の係りの人にそっと渡した。

心憎い心配りである。

部屋係りの女性は明るく気さくな女性だった。

その明るさで、私は思わず質問をしてしまった。

検査を受けていますか?

彼女の返事は明快でだった。

はい、上も下も。会社でやってくれるので。

サービス業は人が財産だものね。

見直してしまった。

よかったです。私たちガンの手術をして回復したので温泉に来たのです。

Oさんの顔を見ていなかったが余計なことを言ってしまったかな。。。

あとでOさんが私に言った。

私、今までガンのことをかくしてしたの。

でも、それって間違っていたのだとわかったわ。

思いがけない反応だった。

よかった。

きっとOさんはこれからは前向きに生きられると思うと、うれしかった。

鬼怒川温泉(1)

2008-09-19 23:11:21 | Weblog
9月19日

ガン友のOさんに誘われ鬼怒川温泉に行ってきた。

Oさんは訳ありで温泉の宿泊券をもらい、同病の私が一緒だったら温泉に行こうと思ったそうだ。

自分からはあまり温泉に行かない私も、事情がわかり行くことにした。

着いたらまずランチ。

駅から「鬼怒川金谷ホテル」が見える。

ネットにおいしそうなランチをあった。

メニューはただ一つ「ビーフシチュー」。

温泉町にあっても「金谷ホテル」はやはり品があって落ち着いている。

限定20食の「ビーフシチュー」は、とろけそうな肉になんと大根が入っていて、これがシュチューに違和感がない。

有名な金谷ホテルのパンがついていて豪華で実に美味である。

ゆっくりランチをして早めであるが旅館に向った。

最近は不景気のせいか、熱海とか鬼怒川温泉が近場で人気だそうだ。

大浴場に行くのにウィッグをとったら、Oさんが絶句した。

え~! そんなに伸びているの~!

私の髪の毛がもう普通であるこにショックを受けたようだ。

Oさんは眉も形はわかるが毛が伸びていない。

自分はもう駄目と落ち込んでいる。

Oさんとしては他の人も同じであると思っていたというか、思いたかったのかもしれない。

きた~!と思った。

今回の旅行でこのようなことが起こるのはある程度想定済みのことだった。

あえて薄っぺらい弁解はしなかった。

でも髪の毛は、以前より伸びているでしょう?

お説教はしたくなかったのでなるべく考える時間を作りながら話をした。

もう手術前の自分と比べても仕方ないのではないかしら?

2倍、時間がかかったのがだんだん短くなっているでしょう?

これからの自分を考えて。。。

ここまで回復できたことに感謝しなくては。。。

ゆっくり、しかしだんだんと私の口調は熱を帯びていった。

そのうち、Oさんの顔つきが少しではあるが、明るくなったように見えた。

Oさんは長湯で2回も大浴場に行った。

大浴場で髪も洗えたし、ゆっくりと手足もマッサージできたわ。

よかった。。。

年上の人に意見を言うのは失礼かと思ったが、成り行きでそうなってしまった。

Oさんは今仕事に生きがいを見つけているので、もっとイキイキ生きてステキになって欲しかった

翌朝また、ゆっくり朝食をとり、チェックアウトしたがどこ行くか決めていなかった。

遊園地系は混んでいるので「竹久夢二美術餡」に行った。

ここは穴場であった。

竹久夢二の作品を集め、とうとう美術館を作ってしまった「松屋」の女将を偲びながら作品をゆっくり見てまわった。

ゆったりの旅であった。