野に撃沈

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。ペンタックスK10Dをバッグに野山と路地を彷徨中。現在 野に撃沈2 に引越しました。

冬の名残り

2008-01-31 | 野の花
 まだ一月だというのに気ぜわしく春の兆し、芽生えを求めて野をうろついてしまう。まだ吹きすぎる風は冷たいというのに。



 一面の茶色の風景の中にも昨年の命の痕跡がしっかりと残されている。
これはピンク色をした毛色の美しいコウヤボウキ。



 名札にはユウゼンギクとあった。



 この黄色の実は何というのだったか、思い出せない。



 梔子の実。栗きんとんの色付けや薬用にも用いられる。



 秋には繊細な白い花を咲かしていたオケラ。京都の八坂神社では大晦日の深夜に境内でオケラを焚き,初詣に来た人たちはこのおけら火を持ち帰り,元旦の雑煮の種火にする行事(おけらまいり)があるときく。


 アオイ科の綿。実が弾け、中から白い綿毛が見えている。



 イチジクの実を小さくしたようなイヌビワの実を見つけた。




 ……まだ頬に当たる風は冷たい。