記憶鮮明、文章不明

福祉は権利。平和こそ最大の福祉。保育なめんな、子どもなめんな、保育士なめんなです。

新しい日記帳&手帳

2009-01-07 | Weblog
昨年末、買い物に行くたびにうろうろと迷っていたことがあった。

新しい日記帳どうしよう?
手帳新調しようかなぁ?

本屋や文房具売り場に立ち寄っては「ああ・・」と迷い続けた。



「3年日記」を使っていたのを毎年のものにするかどうか
「バイブルサイズのルーズリーフタイプの手帳」をやめようか
の2つに関して大いに悩んだのだ。

日記帳と手帳を変えるというのは
おりがみとしては結構エネルギーを要することなのだと思い知る。




小学校一年生の夏休みの絵日記帳がスタートだった。
ずぼらなコがなぜか毎日かき続けたのを、担任が絶賛してくれた。
「読んでて楽しかったよ。」赤ペンがどのページにも書かれていた。
センセを楽しませようと書いてたわけではない。
でもほめられればうれしい。
書くこと描くことが苦にならないコになれたのはこのときのセンセの一言が大きい。

中学高校はB5の大学ノートに思いついたことをつらつら書いて
学年が変わるとき廃棄した。
今残っていたら恥ずかしくてたまんないようなことを真剣に書いていた。
大学にはいって「考えるコのノート」と題して同じようなことは続いた。
日々の暮らしだけでなく、恋もバイトの悩みも、読んだ本の感想もごった煮に書いた。そして学年が変わったとき廃棄。


毎日書かず、気の向いたときにがつがつ書くというスタイルが長続きできた要因だと思う。「廃棄」も続くコツだと思う。
別に残したくて書いていたのではないのだ。
吐き出し、頭の中を整理する手段として私のノート(日記)は存在していた。


スケジュールや金銭の出入りを確実に把握する必要から
社会人になって手帳を持つようになった。
最初は思い切り背伸びして「能率手帳」を使っていた。(笑)
それだけで大人になった気がした。


保育士になって
日記の役割と手帳の役割をかねるように
バイブルサイズのバインダー式の手帳を使うようになった。
とくに月間カレンダー式の予定表が便利で
3年分をくっつけて持ち歩いていた。
多少重いけれど、職員会議のときや月案を作るときなど便利だった。
防備録のページも忘れっぽいおりがみには助かった。
検便!とか雛人形出す!とかね。

子どもが保育園に通うようになると、連絡帳が育児日記代わりになった。
こちらは捨てずにとってある。





3年日記を書こうと思ったきっかけは
実は「あと3年はがんばろう」みたいな
切羽詰った自分への叱咤のつもりだった。
保育をするのがだんだんしんどくなってきて体も心もいっぱいいっぱい。
あげく声を失い、正規職員として保育にかかわるのが限界になって
保育から足を洗おうとまで思いつめていた。

家族を残してどこかへ逃げるわけにも行かず。

夜の保育を担うという方向転換。
矛盾を抱え込んだままではあるけれど生きていて大丈夫だと持ち直せて。


吐き出して吐き出して
2冊目の3年日記が始まった年、阪神タイガースが優勝した。

おおげさでもなんでも。

泣きたいときは泣けばいいし
笑いたいときは笑おう。
悔しがったり嫉妬したり
そんなものも含めて今の自分がすきでいられれば
生きていることが一番なんだとトラの優勝を喜んでいる自分がいた。

よく年の秋から
思ったこと、見つけたことを紙ではないノートに書くようになった。
それがブログだった。

その後も3年日記は継続し、母と弟への呪詛は続き
手帳は仕事の書き込みよりも野球に関する予定のほうが多くなり(汗)
動物病院へ行く予定や母の通院やホームの送迎がつらなって・・・。


4回目の3年日記が終わった年末・・ふと思った。(文頭に戻る)









で、どうしたかといえば。
手帳と日記帳の機能を合わせて一年こっきりの手のひらサイズの手帳を新調した。
複数年契約ではなく、短年契約みたいな感じ。
とにかく3年生きるぞ!みたいな切羽詰った悲壮感はない。
背負うものをすこし減らした。そんな身軽さがうれしい。


空欄が続く日記欄・・・。

大丈夫。旧暦だとお正月まだ来ていないのだから。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
手帳 (シルク@仕事中)
2009-01-07 19:10:49
PDAに乗り換えてかれこれ7年経ちます
スケジュール管理とアドレス帳はすべてコレ
PCのアウトルックと連動するので、スケジュールはPCで組み立ててPDAへ
翌年の予定まで入力できるのもありがたい
3年前、ケータイ(PHS)とPDAが1つになって、さらに便利に

が、紙の手帳も持ってます
瞬時にメモするのは、やはり紙
日付はあまり気にせずに先頭から書いていく
胸ポケットには当年分、カバンの中に前年分も入れてます
物忘れヒドイんで
この【前年分】が時には大活躍します

子供の時の親や先生の一言って、結構人生を左右したりしますよね
子供だけでなく、仕事関係でも
そういうことを頭に入れながら後輩と接していかなアカンなーって思うことが多くなりました

さ、仕事しよっと
返信する
シルクはんへ (おりがみ)
2009-01-08 09:09:03
>紙の手帳
手のひらに収まる図書館みたいな存在です。
電子もいいけどやっぱ紙。
だって燃やせば消えますから。
バイブルサイズのバインダー式・・・使い勝手よかったです。会議中にコソっと矢野さんやシンジョーの写真を見て癒されもしましたわ。(コラ)

>後輩
実はまた凹むことがありましてね・・。
俺って育成に絶対向いてないわという。
返信する
育成は大変ですね (シルク@仕事せな)
2009-01-08 21:35:06
自分は事務所の中では女性の事務担当の方の元締めみたいな仕事をしています
二人いますが、年齢もタイプもキャリアも家庭環境も全然違って、結構大変です
ただ、二人とも性格がいいのは救いで
(というか、過去5人全員が性格は◎でした)
一人は別の事務所で経験があって、キャリアは私と同じだから、実務的に教えることはゼロですし
(こっちが聞く方が多い)

丁寧に教えて欲しい子もいれば、躓くまで放置しておいたほうがいい子もいるだろうし
上に立つ側も、言葉で指導するタイプもいれば、みんなの先頭に立って引っ張るタイプもいるだろうし
色々な先輩のキャラクターを一人でやるのは無理ですからね
色々なキャラクターの人が一つになって穴を埋めて、それで一つの組織だと思います
大企業じゃないんだから、使えなかったら取り替えるってワケにもいかない
ましてや、育成専門の部署があるわけもなく

教えるだけが育成じゃないですからね
姐さんの仕事ぶりを見て学んで育った子もいると思いますよ
返信する
シルクはんへ (おりがみ)
2009-01-09 12:26:41
私は今は非正規職員ですから、行政から見れば一年目の若いコのほうが負わされる責任は大きい。
だから、自分の知っていることは惜しみなく伝えてきたし、サポートもしてきたつもりなんですが・・。

5年目のコが3月で辞めると裏情報をキャッチしまして。
タイガースで言うと鳥谷が抜けるような感じですよ。やばいです。体型はクボタンまたはイガーなんですが・・。
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