花咲く丘の高校生

平成時代の高校の授業風景を紹介したり、演歌の歌詞などを英語にしてみたり。

わたし汗っちゃう

2019-08-09 | 日記
 1学期末試験が終わって答案を返した。2年生の教室にはエアコンなどない。30度近い教室内。生徒は下敷きやうちわ、扇子などを使っている。
返却した試験問題の解説をしたが、時間が余った。授業をする気になれずに、
「扇子を使うなんてナンセンスだ。自分の答案を見て冷や汗かけば、エアコンなしでクールダウン。
『答案を 見てかくものは 恥と汗』。今日はアセらずにやろう」と親父ギャグを連発していると、
「先生、早く授業してよ~」と祐佳莉が言った。
「おお、祐佳莉はやる気満々だね」と皮肉っぽく反応すると、
「違うってばあ。せんせいの寒~いギャグ聞いてると、わたしアセっちゃうよ~」

 『花咲く丘の高校生』 (悠光堂出版 p.44より)


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