花咲く丘の高校生

平成時代の高校の授業風景を紹介したり、演歌の歌詞などを英語にしてみたり。

Smile, and Save the World

2019-08-06 | 日記
1年生、現在完了形の授業で、
「聞くのhearは、hear-heard-heardと不規則変化する。heardを規則変化と勘違いして、『ヒアド』と発音している慌て者も多いが、heardの発音は『ハ~ド』だぞ。困難なという意味のhard『ハード』との発音の違いだが、hardのアーは口を大きく開けて、佐渡おけさを歌う時のように『ハー』と言うのだ。 heardのア~は、『えっ?』って言う口つきのままで、お腹の方からゆっくり息を出して『ハ~』と発音する」
 では皆で言ってみよう。hear-heard-heard... 
「コラっ!うるさい!後ろの列の美香!減点するぞ!」
「え?あっ、は~い」と言って我に返った美香がにっこりと微笑んだ。
「おお、いい笑顔だ。笑顔に免じて減点は取り消しだ」と言うと、
「え~、先生は美香をえこひいきしているっ」という声がした。
「美香を依怙ひいきだって?とんでもない。ただ、素敵な笑顔に依怙ひいきしているだけだ。いいかい、この21世紀に一番必要なのは、皆の笑顔だ。笑顔が世界を救うのだだから、若者よ Smile and  save the world!」
            『花咲く丘の高校生』(p.180より)

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