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Cinema Collection 2

映画のミーハーな感想が主ですが
多々脱線してます
コメント欄は閉じさせて頂いてます
(2015/6より)

★猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011)★

2011-10-10 18:27:31 | 映画(さ)行
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RISE OF THE PLANET OF THE APES

これは 人類への 警鐘

上映時間 106分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(FOX)
初公開年月 2011/10/07
ジャンル SF/アクション/サスペンス
映倫 G

 【解説】 

ピエール・ブール原作のSF映画の金字塔「猿の惑星」を基に、
その起源となる人類文明崩壊への道のりを明らかにしていくSFアクション大作。
現代のサンフランシスコを舞台に、最新の生体実験によって脳が飛躍的に
発達した一頭のチンパンジーが、やがて自我に目覚めて人類に反旗を
翻すさまを、シリーズ初のパフォーマンス・キャプチャー技術を駆使した
リアルなVFX映像で描き出す。

主演は「127時間」のジェームズ・フランコ、共演に「スラムドッグ$ミリオネア」
のフリーダ・ピント。また、猿のメインキャラクター“シーザー”役には
「ロード・オブ・ザ・リング」のゴラムや「キング・コング」などで
高い評価を受けたパフォーマンス・キャプチャー演技の第一人者アンディ・サーキス。
監督は長編3作目となるルパート・ワイアット。


10月7日(金)公開

公式サイト

 【感想】<109シネマズ川崎にて吹き替え版での鑑賞>
4以上は確実」なんですがσ(^◇^;)
字幕で観たら、4.5だったかも
(^^;


「猿の惑星」のシリーズは、「猿の惑星」(1968年)「続・猿の惑星」(70年)
「新・猿の惑星」(71年)「猿の惑星・征服」(72年)「最後の猿の惑星」(73年)
「PLANET OF THE APES 猿の惑星」(2001年)と6作ありますが
実は、私は、最初の「猿の惑星」しか観ていませんσ(^◇^;)

その作品もTVで、何度も放映されたうちの1回、さら~~としか
観ていませんがσ(^◇^;)そんな観方の私でも、衝撃的なエンディングの
シーンは、今でも、ハッキリと目に浮かびます。

  ↓以下物語のネタに触れています↓  

今回の作品は、「猿の惑星」シリーズを観ていなくても、十分楽しめる
内容だと思いますが、ラストシーンで「なるほど、そう来るか~」と
ニヤリとしたかったら(笑)、68年の「猿の惑星」だけでも、観ていたほうが
いいと思います(^_-)-☆

さて、この作品は、『X-MEN ファースト・ジェネレーション』や『バットマン・ビギンズ』と同じく、
エピソード0となるわけですが、なぜ人類が滅亡したのか、なぜ猿に支配されるようになってしまったのかが
わかります。
倫理規定をはるかに超えてしまった新薬と言う「パンドラの箱」
を開けてしまったことが、人類滅亡の発端でありました。。。

新薬で、知能が驚異的な発達をしていくシーザーは、ウィルとウィルの父親
によって家族同様に育てられ成長していくわけですが、彼は、きっと自分を
人間だとあるいは人間と同じと思っていたんでしょうね。
ですから、自分の部屋の窓から見える、子どもたちが遊ぶ楽しそうな姿を見て
自分も一緒に遊びたい、自転車に乗りたいと思って、外に飛び出すわけですが、
チンパンジーは、頭がいい動物でもありますが、実際には、凶暴性も凄いわけで
一般の人は、自分のそばにチンパンジーは現れたら、それは驚きますし
彼を追い払おうとする隣人の行為は当然のことなのですが、私は、小さい頃からの
シーザーを観てますから(笑)、もうシーザーに感情入りまくり(笑)



さらに大人になったシーザーですが、彼が思いやリがある故に、ちょっとした事件(騒動)から
動物保護センターに連れて行かれてしまうわけですが、その動物保護センターで、
人間から虐待を受け、失意を味わいます。
そして自分の仲間を知って、また、人体ならぬ猿体実験を知って、
ある行動に出るわけです。
<新薬開発のために、動物実験は不可欠なものだとはわかっていても、
動物が大好きな私には、猿たちの実験シーンは、辛かったな・・・
何度も実験されているから、この猿はおとなしいと言われていた
猿の全てを諦めたような、絶望的な表情が、忘れられません・・・・>

前半は、ある意味、シーザーの人間ドラマ(人間じゃあないけど・笑)に
なっていて、ストーリーも良くできていて、予告編からも感じていた、
シーザーの目力、表情が素晴らしくて、彼の目や表情で、孤独、絶望、失意、
切なさ、哀しみ、憤りが、伝わってきて、彼に感情移入しまくりでした



後半は、その人間ドラマから一転、シーザーたちの逃走、ゴールデンゲート・ブリッジ
での、反乱?人間たちとの一大決戦と言うダイナミックシーンになります

反乱?と書きましたが、後でわかりますが、彼らは、人間を滅ぼそうとして、
保護センターを、動物園を抜け出したわけではないんですよ。
彼らは、ただただ自分たちの本来の居場所に戻りたかっただけ、自由が欲しかった
だけなんですよね。。。

ゴールデンゲート・ブリッジのシーンでは、人間は、むやみやたらに猿たちを
銃で撃ち殺そうとしているのに、シーザーたちは、むやみやたらに、
人を殺そうとはしてはいないんです。。。。
そして、シーザーを思う(銃撃から庇う)、ゴリラのヘリコプターへの突進には、
胸が熱くなり、その後のシーンでは、ついに涙してしまいました。。。

人間とは、どこまでも強欲で、傲慢で、自分本位な生き物なのだろうか。。。
彼らのほうが、よっぽど思いやリや、やさしさがある。。。

ゴールデン・ゲートブリッジを突破して、自然公園に入ったシーザーたちの
後を追いかけてきたウィル。シーザーに「僕が守るから、おうちへ帰ろう」と
言うのですが、シーザーは、仲間たちとここで暮らすことを選びます。
お互いに絆を感じながらの別れになるわけですが、ここが意外と
アッサリで(笑)もっと泣かせてくれるかと思ったのですが(苦笑)



その代り、と言ってはなんですが(笑)シーザーがウィルの耳元でしゃべる
「ぼくのおうちは、ここ」はちょっと鳥肌ものでした。
(あと、保護施設で発した「いやだ!」も衝撃的でした)

そして、ラストは、空港の場面になり、あの隣人はパイロットだったのか~~
で、ニューヨークへ行くんだ・・・・
「おお、そう来るか!」と、ほくそ笑む私。いや、ゾッとする私(笑)

さて、主なキャストですが・・・



この作品の主役は、シーザー、そしてそのシーザーのパフォーマンス・キャプチャー演技を
魅せてくれたのが、「ロード・オブ・リングス」で、ゴラムを、
「キングコング」でキングコングの演技をしていたアンディ・サーキスこの人がいなかったら、
これほどまでにシーザーに感情移入できただろうかと思うほど素晴らしい演技でした

もう一人の主役が、ジェームズ・フランコが演じる科学者ウィル
『127時間』観れなかったので、久々に素敵なジェームズ君観れて、幸せでした





ウィルと結婚することになる獣医役のフリーダ・ピント
「スラムドッグ・ミリオネア」のヒロインですが、こんなに綺麗でしたっけ?
大人の女性って感じになりましたね。お話としたら、彼女がいなくてもという
感じもしなくはないのですが、美しいヒロイン、華は、映画に必要ですからね。

ウィルのアルツハイマーに犯された父親役のジョン・リスゴーこの役者さん、たくさんの出演作が
ありますが、私にとっては「トワイライトゾーン」の第4話・飛行機恐怖症の男の演技が
いまだにインパクトがあって(笑)1番印象に残っています。
ずいぶん年をとっちゃったなあ・・・でも、アルツハイマーのお父さん役
良かったです。あっ!あと、このかた、クリームシチューの有田さんに似てる(笑)




動物保護施設の所長役のブライアン・コックス最近「RED」でお目にかかったブライアン、
いい人そうに見えて、そうでもない役どころでしたが(笑)渋いです

保護施設の飼育員役のティム・フェルトンいや~~、さすが、ハリポタのイジッメ子、
ドラコ・マルフォイ、こういう役はピッタリですね~
彼の猿たちへの理不尽なイジメ、残虐行為によって、私たちは、ますます
シーザーの味方になっていきます。

この作品は、ストーリーも良くできていると思いますが、そのストーリーが
生きてくるのも猿たちの言葉なき演技、表情のおかげです。
これは、ひとえに、パフォーマンス・キャプチャーの進化の賜物ですね。
(現在は、エモーション・キャプチャーと言われている)
シーザーの感情や知性の発達度合いなどが、一瞬にして私たちに伝わるのですから!


予告編から、心揺さぶられたこの表情・・・まさに『目は口ほどのものを言う』ですね。
ちなみに、猿たちの目を作るのに、八ヶ月もかかったそうです

予告編から、かなり期待大、今月の目玉、1番観たいと言っても過言ではない
この作品でしたが予想通り面白かったです
ただ、残念なのは、時間の都合で、字幕でなくて、吹き替えでの
鑑賞でしてσ(^◇^;)
吹き替えも、タレントとかではなくて、声優さんたちなので、決して
悪くはなかったのですが、洋画は字幕と思っている人間なので、
そういう意味では、洋画の迫力みたいなものを感じられなくて、
思ったより、評価を低くしてしまったかもしれませんσ(^◇^;)



 【ストーリー】 

アメリカ、サンフランシスコ。製薬会社の研究所でアルツハイマー治療の
研究をする神経科学者、ウィル・ロッドマンは、開発中の新薬を投与した
チンパンジーの知能が驚異的に発達したことを確認し、その成果を発表する。
しかし、そのチンパンジーは突然暴れ出し警備員によって射殺されてしまう。
事態を重く見た所長によってプロジェクトは中止を余儀なくされるが、
射殺されたチンパンジーは妊娠中だったことから、ウィルは生まれたばかりの
赤ん坊を秘かに引き取るとシーザーと名付け、自ら育てることに。

そして、次第にウィルとシーザーのあいだに人間の親子のような絆が芽生えていく。
その一方で、シーザーは並外れた知性を発揮し始めていく。
ところが、すっかり成長したシーザーはある日、ウィルの父を助けようとして
隣人とトラブルを起こしてしまう。それが原因でウィルと引き離され、
類人猿保護施設の檻の中で屈辱と絶望の日々を送ることになるシーザーだったが…。

こちらのメイキング映像を見ると、パフォーマンスキャプチャーの様子などが
わかります。


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34 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは。 (BROOK)
2011-10-10 19:55:16
この作品を観ていると、
人間たちよりも猿たちの方を応援しちゃいますよね♪
こんな慢心的な人間たちはいっそ滅んでしまった方が良いのでは?とすら思ってしまいました(苦笑)


そうそう、ゴールデンゲート・ブリッジのシーンはホント良く出来ていたと思います。
アクション満載で、ゴリラが・・・
たしかに胸熱くなりました。

最後は“自由”を得たわけですが、
果たしてあの場所からどう展開していくのか、
今後が楽しみです。
続編製作が早く決まって欲しい。
返信する
BROOKさ~ん \(~o~)/ (ひろちゃん)
2011-10-10 21:41:27
こんばんは

この作品では、自分が人間だってこと忘れて
シーザーたちを応援しちゃいました
そそ、こんな人間たち、滅んでしまえってね
(笑)

あの凶暴に見えたゴリラの思わぬ行動に、泣きました

これだけヒットしたのですから、続編は決定
ですよね?どのように、展開して行くのかが
楽しみです
返信する
こんばんは♪ (yukarin)
2011-10-10 23:54:41
ひろちゃんも吹替えだったんですね。
シーザーの表情といい言葉がなくても気持ちがちゃんと伝わってくる所がすごいなと。
ついシーザーに感情移入しながら観てました。
あのラストの続きが観てみたいですね。

ドラコ...ハリポタ終わってもやっぱりドラコですねぇ^^;
返信する
こんばんは (dai)
2011-10-11 00:10:25
ひろちゃんさんも満足されたみたいですね☆

人間の強欲さというか汚い部分が猿との対比で結構描かれていたのが気になりましたね。その顕著な部分がひろちゃんさんがおっしゃられたGGBでの対峙シーンだったように思いました。

やっぱりこの作品は字幕がいいと思いますよ。シーザーの「Noooooo!!」は字幕でなければ聞けまっせんしね。
返信する
Unknown (KLY)
2011-10-11 00:15:11
そうなんだよね。猿たちは決して人間を滅ぼそうとかしてないし、むしろ殺そうとするサルをシーザーは「よせっ!殺すな!」って止めてたもんね。でも結局人間の方は当然サルはサルとしてしか扱わなかったわけで。
結局ウィルスの件も含めて人間の自業自得ということなんでしょうね。
返信する
感情移入 (ノルウェーまだ~む)
2011-10-11 00:43:59
ひろちゃん☆こんばんわ~
本当、シーザーに感情移入しまくりでしたね。
なにしろ表情が豊か!!
勿論、ジェームス君も良かったし。
さまざまな猿たちも、CGなのにそれぞれが別の動きをしているっていうのも凄い!
ヘリコプターへ突撃するゴリラ君も泣かされましたね~
返信する
yukarinちゃ~ん \(^O^)/ (ひろちゃん)
2011-10-11 01:11:15
こんばんは

日本語吹き替えで観て、同じ評価
やっぱり、yukarinちゃんと似ているよね~
なので、東方神起のファンになりましょ(笑)

ドラコは、もって来い!の役でしたよね(^^;
でも、あのイメージが定着ししちゃうのもかわいそうですが

続編期待しちゃいますよね(^_-)-☆
返信する
daiさ~ん (*^o^*) (ひろちゃん)
2011-10-11 01:17:20
こんばんは

daiさんのお薦めは、間違いないですね(^_-)-☆

GGBでの対峙は、アクションとしても見応えがありましたが、人間の強欲さ、傲慢も見え、
そう言う意味でも見応えありました

シーザーの「Noooooo!!」って、やはり字幕版で聞きたいです
返信する
KLYさ~ん (^^)v (ひろちゃん)
2011-10-11 01:21:11
こんばんは

全ての発端は、新薬・・・ウィルに悪意はなかった、むしろ善意の行為でしたが、結局は
それが、人類を滅ぼすことになるわけで(^^;
私も、猿たちに罪はなく、自業自得だと
思いました
返信する
ノルウェーまだ~むさ~ん (#^.^#) (ひろちゃん)
2011-10-11 01:26:02
こんばんは

そそ、猿たちの表情がメチャクチャ豊かでしたよね
ストーリーも良かったですが、その表情で
私も、シーザーたちに、猿たちに感情移入
しまくりでした

>さまざまな猿たちも、CGなのにそれぞれが別の動きをしているっていうのも凄い!

オラウータンなど、何人、いえ(笑)何匹かの猿は、やはり、パフォーマンスキャプチャーを使用していたみたいですよ(^_-)-☆
返信する