東京芸術劇場で「芸劇ブランチコンサート、清水和音の名曲ラウンジ」、「100%ヴィオラの日」を聴いてきた。11時開演、12時10分終演、2,400円、1階席は8割くらいの埋まり具合か。
出演
佐々木亮(Va)N響首席奏者
鈴木康浩(Va)読響首席奏者
中 恵菜(めぐな)(Va)新日本フィル首席奏者
清水和音(Pf)
曲目
- ベートーヴェン:3つのヴィオラのためのトリオop.87(原曲:2つのオーボエとイングリッシュホルンのためのトリオop.87 )(佐々木+鈴木+中)
- ショスタコーヴィチ:2つのヴィオラとピアノのための5つの小品より(原曲:2つのヴァイオリンとピアノのための5つの小品より)、前奏曲/ガヴォット/ワルツ (中+佐々木+Pf)
- エネスコ:演奏会用小品 (鈴木+Pf)
- ヴュータン:無伴奏ヴィオラのためのカプリッチョ(中)
- ヴュータン:エレジーop.30 (佐々木+Pf)
- クライスラー:愛の喜び(2つのヴィオラとピアノ版)(佐々木+鈴木+Pf)
このコンサートは平日の昼間の1時間、一流の場所で、一流の奏者が、手頃な値段で名曲の演奏を聴かせるというもので、いい企画だと思っている。今日はピアノ以外の3人は全員ヴィオラ奏者というめずらしいコンサート、ヴィオラ用の作品は少ないがヴァイオリン用の作品をアレンジするなどしてプログラムを組んだのだろう。
このコンサートの特徴は司会をやる人がいて、出演者にインタビューしたり曲の解説をするところだ、いつもは八塩圭子氏が司会だが、この清水和音のシリーズは清水氏が司会兼ピアニストになっているようだ。
今日の清水氏からのインタビューでは、出演者に「なぜヴィオラ奏者になったのか」という質問を投げかけた、答えを正確には覚えてないが、佐々木亮は「アメリカに修行に行ったときに先生から公演会のヴィオラのピンチヒッターでやってくれと言われて、それ以来好きになった」、鈴木康浩は「学生の時からヴァイオリンとヴィオラを両方やっていたが、ヴィオラに惹かれるようになった」、中恵菜は「やはり若い頃から室内楽を演奏していたらヴィオラの魅力に惹かれた」と話していた。それ以外もいろいろヴィオラ奏者ならではの話を聞けてよかった。こういう取組みは普通の公演でもやってほしい、オーケストラの場合でも指揮者が選曲の理由とか曲の解説をしてほしい
さて、今日の曲目だが、「愛の喜び」以外は知らない曲ばかりだが、演奏を聴いて全部良い曲だと思った、ヴィオラの音色もよく響き、ハッキリと聞き取れてよかった。
いいコンサートでした、帰りに6月19日の次回のブランチコンサート「念願のメンバーでピアノ四重奏」のチケットを買った。
さて、昼過ぎにコンサートが終ったので、昼食をどこかでと思い、東武デパートの12階の餃子の天龍か鰻の宮川か中華の四川飯店に行こうと思った。行ってみると、天龍は行列、鰻の宮川は値段が高すぎるため、すぐに入れて手頃な値段の食事ができる四川飯店に入った。ここはつい先日、赤坂本店に行ったばかりだが、池袋店はたまに利用している。今日はランチメニューからランチ御膳(麻婆豆腐)1,700円を選んだ、
味は花椒もよく効いてちょっと辛めの好きな味、おいしく頂きました、ご飯1杯では麻婆豆腐がなくならないのでおかわりした。
ご馳走様でした。私が店を出たときは3,4名の人が順番待ちしていた。