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気ままに生活してるシニアの残日録

松屋「シャリアピンハンバーグ定食」を食べる

2024年03月06日 | グルメ

また松屋でランチを食べた、最近の私は松屋ファンとなってしまったようだ。今日は期間限定メニューから「シャリアピンソースハンバーグ定食」890円だ。シャリアピンと言えば帝国ホテルの「ラ ブラスリー」のシャリアピンステーキが思い浮かぶ。松屋のメニューも当然帝国ホテルのシャリアピンステーキを意識した命名でしょう。

シャリアピンステーキとは帝国ホテルの説明によれば、「1934 (昭和9) 年、帝国ホテルに滞在したロシア人オペラ歌手 フョードル・イワノビッチ・シャリアピンのために生み出されたステーキ。玉葱に漬け込み、柔らかく仕上げたランプ肉と、ソースの代わりにたっぷりのせた玉葱のソテーが醸し出す奥深い味わいが特徴の料理です。1936(昭和11)年、シャリアピンが再度来日した際、当時の支配人、犬丸徹三が同氏の名をこの料理に付けたいと申し出たところ快諾され、以来「シャリアピンステーキ」として帝国ホテルの定番人気料理の一つとなりました。」とある。値段は5,900円と出ていた。

もう少しこのシャリアピンステーキのことについて述べれば、シャリアピンの来日時に氏は歯の調子が優れず、好物のステーキを食べることができなかった、そこで当時のレストラン「ニューグリル」料理長が「すき焼き」をヒントに考案したもの、との説明されている。

私は一度日本橋の高島屋特別食堂に入っている帝国ホテルでシャリアピンステーキを食べたことがある。その時の印象は、薄くて柔らかいステーキの上におろしポン酢のようにソースで味付けしたおろしの大根のようなものが乗っかており、確かに柔らかい肉であったが、肉の量が少ないなと感じた覚えがある。

さて、松屋のシャリアピンソースハンバーグ定食であるが、ステーキではなくハンバーグというのがミソだろう。食べてみると薄いステーキと違いハンバーグはボリューム感もあり食べ応えがある。

そしてソース。ニンニクがたっぷり効いたパンチのあるもので、ご飯がすすむ。結構ソースの味が濃い目である。こんなに濃い味にする必要はないと思うので塩分が相当含まれているのではと心配になって松屋のwebサイトで栄養成分を調べてみると

カロリー/1075kcal
たんぱく質/31.7g
脂質/46.3g
炭水化物/129.4g
食塩相当量/6.8g

となっていた(みそ汁、野菜を含む)。塩分6.8g(単品では5.2g)というのは多すぎでしょう。一日の塩分摂取量は7g程度が限度なので健康を気にするシニアとしては禁断のメニューだ。食塩の量は半分くらいでも十分おいしいと思うので、検討してもらいたい。ちなみに先日食べたシュクメルリ鍋定食の塩分は5.1gだった。

うまいものは体に良くない成分を多く含む。塩分や糖分だ。私は、夜はほとんど自宅で食べ、塩分控えめのメニューが中心で、昼はたまに外食するだけなので、それほど気にする必要はないと思うが、血圧が高い人は気を付けたほうが良いでしょう。

最近の企業は環境問題を過剰に意識しすぎていると思っているが、人の健康面についてももっと意識することはサステナブルライフにとって必要でしょう。減塩をもっと意識したメニューをぜひ開発してもらいたい。

ごちそうさまでした。