ASUKのババは日々元気に暮らしたい。

ハンドメイド 作りたいものだけ作る毎日
日々の出来事に愚痴も出てきます。

中国ドラマ 宮廷の泪 21話

2014-04-29 22:23:13 | 中国ドラマ
1636年 ホンタイジは国号を清に改め 自らを皇帝と称した
また 漢族の制度に倣い法規を整え 民の暮らしを重んじ
中原へ入るための基盤を固めたのである。

ホンタイジは「漢族は皇帝を天子と崇めるため 暗君が続いても明朝は倒れない
彼らの説く道も一理ある 明朝の制度を取り入れるつもりだと
まずは国を治める前に 皇后妃を冊封することで皇家を治めたい」として
哲哲を皇后に立てることにしたと言う。
哲哲は喜び「陛下が政務に専念できるよう しっかりと後宮を治めたいと思います」
ひざまづく哲哲
后妃を冊封することで 福晋の宮女達がご機嫌取りに我先にとホンタイジの所へ押しかけている。
玉児の宮女スマを見かけたホンタイジは「なぜ黙って立っている?」と声をかけると
玉福晋からは何も仰せつかっていないが 焦って独断でやってきたというとホンタイジは
「他の福晋と違って玉福晋は優雅なものだな」皮肉る
哲哲の宮女は福晋達が躍起になっているから陛下は不機嫌の様子だと報告すると
哲哲は福晋達が躍起になるほど男は喜ぶ 陛下も心ではご満悦のはず 
妃争いなんて好きにさせればいい 皇后は私一人だけだから」とほくそ笑む。

ホンタイジのとこへホーゲが山中で明に包囲されているのに
呉克善は出兵していないとの報告が入る。
ホンタイジの兄はドルゴンとドドに遣わせてはと言うが 出征が重なり疲れているから
他の者を遣わせろと命令

玉児とスマ
玉児は叔母上のお祝にと梅の絵を描いている。
それを見てスマは「悠長な事をしている場合か 妃は4名 みな躍起になっている。」
とやきもきするが
玉児は「結果がどうなろうが運命よ 愛されなければ皇后の位でさえ意味はない
    私が求めているのは真心よ それ以外はどうでもいい」
スマは「大福晋が良く言われているように 後宮では真心なんて望めません
    だから努力しないと 御母上に叱られますよ」
玉児は母サイチーヤーが上京していると知って喜ぶ

サイチーヤーとホンタイジ
ホンタイジに
「天下統一は目前 この玉の龍こそ陛下にふさわしいかと
 呉克善が不調ゆえ出兵できないと心を痛めているゆえ
 こうして私を謝罪に遣わせたのだとこの龍に免じて愚息を許してください」
「許すも何も呉克善は朕の戦友である。呉克善はどんな病を患っているのだ」と聞く
サイチーヤーは
「気の病で、、 溺愛の妹が何者かに陥れられ陛下のご不興を買い
 妃に封じられる望みもなく 憂いた結果 病を患ったのです」
それを聞いたホンタイジは
「呉克善は心配が過ぎる 玉児が悪事などを働こうか 
 誤解なのは分かっておる 」
「玉児が入宮し 清は連戦連勝し前途は開けております。
 宿敵 袁崇煥も排除させました 娘一人の手柄ではないのですが 
 玉児は“幸運の星”ゆえ陛下に
 天・地・人の利を呼びこんだのかと」
「もちろんだ 玉児を悪いようにはせん 彼女には皇后と共に後宮を管理させる
后妃の中では 哲哲に続く地位を与えるだろう」その言葉に満足なサイチーヤー
すぐに呉克善に病を治し出兵させると言う。
そして玉児が妃になるまで滞在を願い出る。

(ホーゲを救うために玉児の地位を約束させたわけですね)

玉児に会うなりサイチーヤーは
「悠長だ、わずかの事で勝者と敗者になる なぜ母の言うことが聞けない?」と怒る。

哲哲がサイチーヤーの歓迎に宴を開くと言う
集まった福晋達にお世話になっているお礼だと「使用人に取らせた血燕の巣」だと渡すと
海欄珠は母タナを思い出し 具合が悪くなる。
それを見たサイチーヤーは
「血燕の巣は妊婦の滋養にも役立つ でも不吉な者が食したところで
 せっかくの効能を打ち消すだけだわ」
「子がお腹を蹴るものでね」睨む海欄珠
「そんなに元気ならきっと男の子だわ」ナムチョンが言う
「陛下も占わせたら男の子だと」自慢気な海欄珠
「子の性別は生まれてから分かるものよ 思い通りに出産できるかしら」
サイチーヤーが言うと 海欄珠はあざ笑うような口元
玉児はあわてて取り繕う 「すみません 母に悪気はないんです」
「分かっているわ 母上に悪気はない あなたは男の子を身ごもるも流産してしまった
 あなたを傷つけるような話を母君がわざとするわけがない」ナムチョンの言葉に
顏色が変わるサイチーヤー。
黙って聞いている哲哲
 お腹をさすりながら「赤ちゃん 早く会いたいわ 陛下のように
 威風堂々とした男の人になるのよ」と余裕を見せる海欄珠
福晋たちで范殿に絵を描いてもらうことに・・・

(そして負けず劣らず 女達の戦いは続きますが 書ききれませんので省略)

玉児はヤーチュンの見舞いに行く 母サイチーヤーも一緒にくる。
色々気遣う玉児を横目で見ながら サイチーヤーは化粧品に目をとめた。
あわてて食べるヤーチュンに
「妃と違って包子は奪われないわ」冷やかに言うサイチーヤー
「私は妃より包子のほうがいい」と無心に食べる姿を睨むように見るサイチーヤー
冷宮を後にする玉児と母
サイチーヤーは哲哲に話があるからと 再びヤーチュンの所へ行く。
ヤーチュンは正気に戻っていたことをサイチーヤーは見抜いていた。
「バカを装いながら 心の中で玉児をあざ笑っていたのだろ?」怒る
その言葉に「いいえ違う 陥れる為ではない 生きていくためよ」
「後宮では 寵愛を争ってばかりで 友はいなかった 一番つらかった時
 私を救ったのは友だった 友を失いたくないから黙っていた」
涙ながらにいうヤーチュン
「実に感動的だこと でも私は玉児ではない 騙されないわよ 
 流産させた罪の追求を恐れて 玉児の前で芝居し同情を買っているのね?」
ヤーチュンは首を横に振り「私はやっていない 哲哲が手をまわしたのだわ」
「もう一度言って 哲哲の仕業だと言う証拠はあるの?」
「証拠があればとっくに訴えている 哲哲から届けられる米汁を飲まないようにしたら
 正気に戻ったの 米汁に薬を入れていたのだ」
「なぜ 玉児に告げなかったの?」
「哲哲は彼女の叔母 玉児が信じなければ私は友を失う 友を失いたくないの
 それに私が正気だと知ったら 哲哲は私を始末するはずだわ」
「私が手出しできないようにすると言ったら?」
サイチーヤーは相手の胸に突き刺すような様な目をしていう。

哲哲は皇后の衣装を前に喜びを隠せずにいた。
そこへサイチーヤーが
「冊封前から皇后娘娘だなんて ずいぶん気が早いのね」入ってくる。
「兄上の希望にようやく応えられた 喜んでくれないの?」
「当然喜んでいるわ 素敵な衣装だこと 玉児の流した涙と
 叔母への情も詰まっている 価値はつけられないわ」
「玉児を皇后にしたいのね?だけど運がないなら諦めるしかない
 それに后妃の中で 私に次ぐ妃なら満足なはず」哲哲は言う。
「もし皇后になりたいがあまり 卑劣な手で玉児の子を害したのなら
 明日それを着るのはあなたではないわね」睨みあう2人
「あなたに敬意を表す玉児に よくも残酷な真似をしたわね」とサイチーヤー
「あなたも大福晋になるため 残酷な手を使ったはず 私など足元にも及ばないわ
 経験も豊富でしょうに 焦っているの?」ひるむことなく言葉を返す哲哲
「よくも無礼な態度を、 私と呉克善の後ろ盾がなくてもホンタイジは
 あなたを皇后に封じる?」
「だったら 阿古拉や海欄珠を利用するまでよ 変わりはいるわ 私は清の皇后よ!
 言葉を慎んでほしいわ どちらの立場が上か考えて」
「皇后の座に就くまでは どうなるかわからないわ 皇后娘娘」
意味ありげに言うサイチーヤー

皇后冊封の儀の日
皇子や着飾っている福晋達が集まっているに大福晋がこない
ホンタイジ 哲哲を待ちかねているところへ宮女が駆け付けてくる
皇后の衣装を着たヤーチュンが死んでいた。
鋏で心臓を刺し甕に落ちたようだと なぜ死ぬのだ?ホンタイジの言葉に
哲哲は「どうかお許しください 淳福晋は私が皇后に封じられると聞き
 自分こそが皇后だとわめいていたそうです 
 儀式の準備で宮女の目が届かぬすきを狙い
 私の寝宮の衣装を盗み自害に及んだのでしょう。
 淳福晋を死なせたのは私の落ち度でした 」
ホンタイジは「淳福晋は何度も自害を図った 哲哲の責任ではない」
ヤーチュンの亡きがらにすがって泣く玉児 それを冷ややかにみる
サイチーヤー
「冊封の儀に自害など 不吉すぎますね」哲哲に向かってナムチョンは言う
海欄珠もまた「おめでたい日なのに」
「天意は計りがたいものだわ」サイチーヤーの言葉に哲哲は睨む
ホンタイジは「冊封の儀は別の吉日に行おう」
「陛下に任せます。」

庭で阿古拉を見かけるサイチーヤー 「なぜ 宮殿に?」不思議に思い
後をつけようとするとナムチョンの姿も見かける。
サイチーヤーの姿に気がついたナムチョンは猫を探す振りをするが
「玉児が猫騒動で流産してから 宮殿で猫を飼うことは禁じられているはず
 私通している猫なら見かけたけどね」サイチーヤーの言葉に
「だから何?」開き直るナムチョン
「あなたは切れ者よ そのことは誰もが知っている
 もう少し身の程をわきまえたらどう?せっかく ホンタイジに嫁げたのに 
 一族が安住の地を得たことに満足するべきよ
 だけど 余計な欲を出してしまえば悲惨な末路が待つだけだわ」
「大福晋の忠告は実に奥深いですね でもその忠告は愛娘に伝えるべきでは?
 ドルゴンと玉福晋の件は私も教訓にしますわ 私とあなたは草原でも
 最も聡明と言われている でも交流する機会もなかったわ
 海欄珠が目障りなんでしょう?排除したいなら 協力しましょうか?」
ナムチョンの言葉に
「変わり身が早いこと 協力すると言いながら背後で刀を抜きはしない?
 恐れ多くて厚意は受け取れないわ」言い残して立ち去るサイチーヤー
その後ろ姿を見送るナムチョンと阿古拉
「どこまでも侮れない女だ 面倒な事になるぞ」阿古拉
「友になれぬのなら 敵になるかしかないわね」ナムチョン

(ヤーチュンを殺したのはサイチーヤーか哲哲か意外とナムチョンだったりして
ナムチョンとサイチーヤーが現れてから女達の戦いは益々激しくなってきました。
 


中国ドラマ 宮廷の泪 20話

2014-04-26 15:35:08 | 中国ドラマ
ドルゴンとドドは明軍にもぐりこむのに成功
だが、明兵からは逃亡したと疑われ 縛られていた。
逃亡したのではなく 兄弟とも両親に会いたくて少しだけ軍営から
離れたのだと弁明するが 聞き入れてくれそうにもない。
そこへ 明軍の炊事係が殺されていたと明の将軍に報告が入った。
とっさにドルゴンは「私は以前 厨師だったので料理を作れる」ドドも又
口裏を合わす。
すると将軍は「命は助けよう 罰として炊事係の職務を与える」と2人を信用
ドルゴンは明軍の様子を探る
最近 食事の量は日に日に減り 逃亡兵と負傷者が増えるばかり
勝利は見えたぞ 2人は思う。
泣きごとを言う兵士の前で ドルゴンは火に油を注ぐがごとく
「敵軍は食料もあり 投降兵への待遇もよく 仲間を連れ投降したものが今は副将だ
俺達とは大違いだ。」と 話すとドドも又大げさに同調する。
益々窮地に陥る明軍

薬草を摘む2人 通りかかった祖大寿に声をかけられたがドルゴンとは気付かない。
ドドは食事の時いきなり嘔吐 気を失う 周りに兵士たちは 今は流行りの病ではないのかと
恐れをなして近寄ろうともしない。 病が移る 将軍はドドを軍営の外に埋めてこいと命令
ドルゴンは弟はまだ息をしているのに 泣きながらもおぶって連れ出す。
ドドを下ろすと ドドは「兄上 私が死んだらさっきのように泣くか?」とからかう。
ドドに「戻ってホーゲに計画を伝えろ」脱出成功

阿古拉とホーゲ
2人は「ドルゴンとドドはもうすでに望み薄、、 」と密かに話している時
ドドが入ってきた。驚くホーゲ達
「叔父上 無事で良かった あの時は混乱して、、」あわててとりつくろうホーゲ
「黙れ 蒸し返したくもないからな」ドド「感謝します」頭を下げるホーゲ
「明兵になりすまして 逃亡したのですか?」阿古拉の言葉に
「ホーゲ 十四兄上(ドルゴン)が明軍内で手引きする 敵情は完全には把握できた
私達の策ならば 祖大寿を生け捕りにできるはず」ドド
「さすがお二人は周到ですね」ホーゲの言葉に 面白くない様子の阿古拉

海欄珠の部屋
いつもの香のにおいが違うことと 置物の風車がないことで
先立っての病は玉児が仕組んだことだと分かる。

「ドルゴンを救うため 最初から仕組んだのね」玉児に問い詰める
「証拠があるなら ハンに訴えれば?」「風車を置き続ければ私を殺せたのに」
「殺す気なんてない」「そうよね こうして私はいきているもの」
「もう貸し借りはなしだと言ったけれど違ったわね 
貸しは残っている」海欄珠の言葉

臘八節(ろうはちせつ)・・旧暦の12月8日 豊作を祝う日

今年はハンと大福晋 福晋達はそれぞれの願いを短冊に書き灯籠につけて上げる。
哲哲は「ハンのご健康と一日も早い天下統一を祈ります」と言う
一斉にあげた灯籠 そのなかの1つが落ちて来た。
ナムチョンは素速く短冊を拾い ハンに見せる
「ハン 玉福晋の願い事ですよ」
そこにはドルゴンの無事を祈る言葉が書かれていた。
玉児を見るハン「本当にあなたが?」哲哲が言うと
小玉児が私のものだとすぐ名乗り出る。
ナムチョンは「小玉児 かばうつもり?あなた以外に無事を願った人がいるのよ」
小玉児は「夫はハンに忠誠を誓う勇士ですから 無事を祈るのはハンの為です
無事に戻ると困るのですか?」やり返す
ハンは「紙と筆をもて 私も弟の為に祈ろう」
哲哲も「私達も無事を祈りましょう」
玉児は安堵

(気持ちがドルゴンに傾いているのは分かるけど やり方まずいよね
小玉児の立場がないわ)


写経している玉児のとこへ 酔ったハン
「お越しとは珍しい」
「何だと?私がいては邪魔か?」絡む
写経を手に取ると 「誰の為にしているか?」
「ハンと後金の民の為です」
「ドルゴンだろう」声を荒げ写経を投げる。
酔って苦しそうなハンの姿に「たらいに水を入れてきます」
玉児の腕をつかむと「なぜ久しぶりにここを訪れたと思う?」
「来てやったのに 他の男の為に写経をするのか?」言うと
乱暴に玉児を押し倒す。
抵抗しない玉児にハンは「なぜ私を追い詰める」冷たく言い放った。

明軍の中のドルゴン
機が熟したとばかりに合図ののろしを上げる。
同時にドド達が襲撃 目の前の祖大寿に「もう逃げられんぞ」ドドは刀を振り下ろす
その時 ドドめがけて一本の矢が飛んできた。すばやくドルゴンが交わす
ドルゴンと知った祖大寿の驚き
「祖大寿 投降しろ」だが 祖大寿最後の抵抗 そして逃亡
逃げられたとこへ ホーゲと阿古拉が「遅れてしまい、、」駆け付ける。
射られた矢をみて思うドルゴン
矢をホーゲに差し出し「お前の矢だな」ドルゴンは問う
「八旗の各旗は羽の色で区別され 赤と黄色はホーゲ」
たじたじのホーゲは「祖大寿を狙った」と言う
「弓の腕が鈍ったわけだな?」言葉に詰まるホーゲ
 阿古拉が助け舟を出す
「黙っていろ」と止めるドド 「話してみよ」
「霧が濃く 林に入ると 祖と戦う十五親王(ドド)が見えました
濃霧でも矢を射たのは親王を救いたい一心だった 決して親王を狙ってではない」
阿古拉の言葉にホーゲは「そうです」
ドドは納得できず 一人逃げたホーゲを責める。
援軍を呼びに行っただけだと言い訳すると そばから大局を考えてかと
またもや阿古拉は口をはさむ。

真相はホーゲをそそのかした阿古拉
祖大寿に矢を向けたホーゲを制止したのは阿古拉
祖を殺しても手柄はドド ましてドドを見捨てたのはホーゲ
後で追求される やられる前に手を下さないと、、

(ドルゴンを狙っている阿古拉にはもってこいのあほボン ホーゲです
いいように利用されて)


秀珍を尋ねたドルゴンとドドは山賊に襲われて
 両親も失った彼女を盛京に連れて帰る。

無事凱旋を果たしたドルゴンとドド
祖大寿を生け捕れなかったと謙虚なドルゴン
上機嫌なハンはホーゲと阿古拉に「見事に私の期待に応えてくれた
と功績をたたえる。
「さすが 親子だ ホーゲも風格が出て来た」他の皇子がほめると
「叔父上に構っていなければ 今頃父上に祖大寿の首を献上していたものを」
ホーゲの発言に面白くないドドは
「なんだと 奇襲を受けて逃げ出したくせに 私が守っていなければ
 お前はお陀仏だったぞ」と怒鳴る
「言いがかりです」負けずホーゲは言う。
その様子を見ている第一皇子(ホンタイジの兄)
「私が救出せねば 叔父上は今も明の炊事係だ」「何だと?」
「言葉もないのですか?甥として言いたくないが、、」と言いながら
ホーゲは自分の辮髪を示し
「満州族の男にとって辮髪はいのちです 恥ずかしくないのですか」
「私に矢を抜いたのに 今度こそ決着をつける」「上等だ!」2人は胸ぐらをつかむ。
そのときハンが止める。
黙って耐えていたドルゴンもドドにひざまずけと言い ハンに謝る。
「その辮髪はどういうことだ」ハンに聞かれると
すぐさま阿古拉が「報告します」名乗りを上げる。
明軍に追い詰められた2人は機転を利かせ 辮髪を切れば生き長らえ
救出を待つこともできると まことしやかに述べる阿古拉
兄皇子達の口から罵声が出てくるが 黙って耐えているドルゴンとドド
「無事に戻れたのは 阿古拉とホーゲのおかげだ これまでの功績に免じ
不名誉な行為は許してやる」ハンの言葉に
「二度と同じ過ちは犯しません」と言うだけのドルゴン
そこへ 呉克善の拠点に近くの敵軍が現れた の報告が入る
ドルゴンは「私が出陣を、、」の申し出に「妻のそばにいてやれ」と
ホーゲに任せるの命礼

ドドは、「なぜホーゲの手柄になるのだ」と怒り心頭
ドルゴンは「いいのだ 皆も分かっている」と沈着冷静

そこへスマが駆け付ける。「玉児になにか?」ドルゴンは驚く
スマに案内され 玉児の顔を見るドルゴンは安らかな顔になる。
「私に用だと聞いたが?」「これをあなたに贈るわ」髪束を差し出した。
かすかに匂う香りにドルゴンは「まさか 君の髪?」うなずく玉児
うれしそうなドルゴンに 結って上げるという玉児
「心配かけたな だがこれからは死んでも辮髪は失わない」
玉児もまた笑みがこぼれる。
そんな2人をみて “禍転じて福となす”か ため息をつくドド
そんなドドにもスマは自分の髪で作った辮髪を差し出す。
辮髪の礼だと馬の鳴き声をしてスマを笑わすドド

ハンはお忍びで民の暮らしぶりを探るべき 都にあらわれる。
懇談を聞きに人が集まっているところへ ハンも聞きにはいる
「後金一の勇者の話しだ」と聞いたハンは「誰の事だ」 と 
「当然 十四親王の他に誰がいる」と給仕
「十四親王は敵軍にもぐりこむため 十五親王とともに辮髪まで切った
ドルゴンの英雄ぶりに盛り上がっている話に面白くないハン
「講釈師 十四親王の話に聞きあきた もっと人気のある話を」とオバイは言うが
講釈師は「この数年で一番人気があるのは十四親王の話です。」
ハンの話しを頼むと金を渡す。
仕方なくハンの話を始めると客が帰ってしまった。
講釈師は目の前の男がハンとは知らず
「ハンの光栄なんて 十四親王や民の苦労の上に成り立ってる 誰が話を聞きたがると?」
屈辱のハン

玉児が点心を作ったからとハンに持ってきた。
それは格格酥(ゴゴス)と軟心糖(ルアンシンタン)
講釈師の話の中で出て来た ドルゴンの好物
「それしかできないのか?」面白くないハンは范文程を呼べと出て行く
「私は天下を見て来た だが民は私に不服なようだ 范殿 なぜだと思う」
「力で制するは覇者 徳で服するは天子です ハンの功績はハンのもの
民は無関係かと 徳で政を成し 法で民を治めてこそ天下は心服する」
范文程の言葉をハンは復唱する。

(今回はホーゲと阿古拉の卑怯な行動に腹の立つドドの気持ちに賛成でしたが
やはりドルゴンの落ち着いた行動に感服 今騒げば損をするのは見えているもの)



中国ドラマ 宮廷の泪 19話

2014-04-25 09:49:49 | 中国ドラマ
ドルゴンから玉児の所に 寺で投げ捨てた首飾りが届いた。
“もし よければ手元に置いてくれ”の文とともに
玉児は大事そうに握りしめた。

明軍はドルゴンに恐れをなして 潰走したため
後金は勢いそのまま中原を目指した。
ドルゴンの襲撃で明の援軍は全滅
明側は このまま撤退しては行けない敵の裏をかくしかないと
策を練っている。

ドルゴン ドド ホーゲ
明が逃げたと聞くと
ドルゴンは「祖大寿は小隊を率いて逃亡したが 兵士たちは祖が
まだ城内にいると思っている」
「やはり臆病者だったか すぐ戦おう」ホーゲ
ドドも「逃亡した先は地形も険しい 袋の鼠も同然だ 出兵しよう」と言うが
ドルゴンは「罠かも知れないから様子を見よう」と止める。
ドルゴンの言葉を無視して ドドとホーゲは出兵する。
やはり明側の罠であった。
ドドとホーゲの部隊は襲われ、足に矢を受けるドド
いの一番に逃げるホーゲ。

(おいおい)

かろうじて逃げたドドは、明の兵に襲われる寸前ドルゴンに救われる。
だが 2人は包囲され 逃げ場を失う。
「命令を無視した俺が悪いんだ 兄上を巻き込んだ」反省するドド
明兵の服をはぎ取った2人は
「辮髪(べんぱつ)があれば正体がばれる」と2人の髪も切る。
その前に玉児そっくりの娘が現れる。
その娘の家について行き ドドの手当てをすることにした。
脚にささった矢を抜く時の苦痛に耐えるドドを見て その娘は歌をうたう。
秀珍と名乗る娘は「歩けないでしょう 泊まっていって」と
「平気だ 行こう」ドドは言うと
「でも 周りは明兵だらけよ」「どう意味だ?」ドルゴンが聞くと
「辮髪はないけど 私が歌った曲を知らないようだったから」
「なぜ助けてくれたのだ」
「人助けに理由はないわ 信じてくれるなら泊まっていって、」
「ありがたい」礼を言うドルゴン

ハンを囲んで哲哲 海欄珠 玉児 ナムチョン 宴
ナムチョンは「私が連れて来た舞姫はいかがですか?」と聞く
ハンは「風流を楽しめるのが君だ だが料理は海欄珠が一番だ」海欄珠に笑顔を向ける
「ハンの好みに合わせただけです」海欄珠が言うと
「好みを知っていても 作りたがらぬ者もいるがな」ハンは言う
知らぬ顔をしている玉児を見かねた哲哲は「玉児 お答えしなさい」
「ハンはすぐにお好みが変わるので 把握しかねるのです 愚かな私をお許しに」

(そうでしょうよ 好きな女のためなら 毒でも飲もうぞよ
玉児も強くなったねーえ)


あわてて話題を変える哲哲

そこにホーゲからの報がハンに
ドルゴンとドドが奇襲を受け 行方知れずだと
案じる玉児の所に小玉児が飛んできた。
「ドルゴンを救うようにハンを説得して」と頼むが
玉児は「私とドルゴンの仲をハンは疑っている 救出を頼めば
 さらにお疑いになり ドルゴンを見殺しにするわ」
「誰の話なら ハンは耳を傾けるの?」涙する小玉児

ハンにべったり寄り添っているナムチョン
海欄珠が点心を作ったからとやってきた。
邪魔されたナムチョンはしぶしぶ去った。
ハンは海欄珠が嫉妬したと、これでこそ私の女だと喜んだ。
その時海欄珠の体調が悪くなり意識を失う。

侍医の言葉は病でなく 体内に残った毒が引き起こしたのだと言う
動揺するハン 侍医を殺せと言う
そこへ哲哲も現れ 何か治療法はないのか侍医に聞くが
解毒する術はないと答える もっといい薬を使え 死なすな 怒るハン
強力な薬では流産を招く恐れがあるし 海福晋は体力が落ちているので
母体が危険です 侍医の言葉に ほくそ笑むナムチョン
「つまり 救う手立てはないのか?」その言葉にうなずく侍医
そこに玉児がくる  「誰にも会わない」と言うハン
「姉さんを救う機会を逸しても良いのですか?」
「どうすればよいのだ?」
「故郷の言い伝えで 端獣(ずいじゅう)の肉と肉親の血なら不治の病も治せると」
「単なる迷信よ」哲哲が言うと
ナムチョンも「リンダン・ハーンも試したことがある でも、、」言葉を濁す
「でも 何だ」「やはり危険でしょう」
「玉児 治ったところをその目で見たのか?」
「はい 母方の祖父が服用しました」
「良し 君を信じよう」ハンは決意した。

哲哲は外に玉児を呼ぶと
「海欄珠になにかあれば ハンが許さないわよ あなたを殺そうとした者を
なぜ救うの?なにか私に隠しているわね」
「海欄珠も私も死ぬことはありません 約束します」玉児は言い切る。

そして 豹の肝 熊の手 虎の心臓 亀の肉が用意され 後は肉親の血
だが弟の阿古拉の血が間に合わない 玉児は姉だからと指を切り、血を差し出す。
それを見てハンは「伝説の端獣とは鳳凰 朱雀 青龍 白虎 玄武である
普通の獣で効き目があるのか?」と疑うと
玉児は「以前も 豹の肝 熊の手 虎の心臓 亀の肉に肉親の血を加えた」
ナムチョンも間違いないと言う
「瑞獣ではないにしろ 貴重な獣なので効果はあるかと」哲哲
「なぜ玉児の祖父は助かり リンダン・ホーンには効かなかったのだ 誰の血だ」
右往左往するハン
祖父には祖父の兄の血を リンダン・ホーンにはナムチョンの血を入れたと聞くと
ハンは自ら指を切り その血を入れた。
「天子は龍でもある 龍は瑞獣だ 私の血では救えぬはずがない」

(ご立派です。これがドルゴンならうるっとくるのですが 
ハンの自己中にはいささか腹も立っていますからね
 でも君主の特権かな)


目を覚ます海欄珠 宮女からハンが 助ける為自らの血を使ったと聞かされ
傍で眠っているハンに呼び掛ける。治ったと安堵するハン
「御恩にどう報えばいいか」「一生 私のそばにいてくれ」うなずく海欄珠
ハンの男気に海欄珠の心は揺れ動く。

庭での茶会
海欄珠は「ドルゴンとドドの行方は分かったのですか?」と聞く
ハンは「君も心配なのか?」「あの2人でなく ハンが心配なのです 
    2人は有能です 失えばハンにとって大きな損失になるかと」ハンにいう
「彼らは八旗中三旗を掌握しています 明を討伐する今 軍心が乱れては不利でしょう」
ハンは考える。
海欄珠はちらっと玉児の方を見る 

このことは玉児が助けた代わりに 
ドルゴンを探せとハンに頼んでくれと 海欄珠に頼んだ事
「ドルゴンには助けてもらった借りがあるから」と 


ハンは「自ら出征するつもりだ 兄弟が不和だとの噂があるが 私が自ら赴けば
    そのような噂も消える どう思う?」
すぐさま玉児は「英明です きっと八旗の士気も上がりますよ」と
するとナムチョンは「海福晋がもうすぐ出産間近なのに 妻を放って良いので?」
「国事に関わることでもあるので 代わりに阿古拉を遣わすのです」と提案する。
「駄目よ 弟には到底務まらない」海欄珠は反対する
「阿古拉は志高く名を上げる機会になる 姉のくせに弟に自信がないの?」威嚇する
「阿古拉は若すぎて、、」玉児が口をはさむと
ハンは静止して「阿古拉は優秀だ この機会に鍛えよう 」と賛成する。

ナムチョンを責める海欄珠 
「ハンはドルゴンを疎んじているのに 本気で自ら救出に向かうと思う?
 それにあなたの意見だからハンも断りづらい ハンの心を汲んであなたの大切な弟に
 機会を与えたのよ わたしにまとわりつくこともない まさに一挙三得だわ
 感謝されてもいいほどよ」ナムチョンはふてぶてしくいう。
「よくも!」
「理解に苦しむわ 男を落とす自身はあるのに、あなたが相手だと
 負けを認めざるを得ない 一体どんな手を使ってハンを虜にしたのかしら」
「競うことしか考えてないのね 心からハンを愛した事はない?
 どの男からも言い寄られないと気が済まないの?」海欄珠は憎々しげにいう。
「そう あなたは心からハンを愛しているわけ?他に思う人はいないの?」ナムチョンも返す。

ドルゴンとドド 明軍にもぐり込む事を考えているが
 世話になった秀珍に別れを告げる為 家に行く
そこで兵士に乱暴されかかっている秀珍を助けた。
そこへ明軍の兵がきて 乱暴者を連れて行ったが
同時に2人も連れて行かれる。











 


中国ドラマ 宮廷の泪 18話

2014-04-23 22:12:41 | 中国ドラマ
「玉児よ 私のために誓いを立てたのに、なぜ頑なにドルゴンをかばう?
 死んでもいいほどに守りたいのか?」思うハン

牢獄の玉児 ドルゴンと雪だるまを作った日を想い浮かべながら
「ありがとう ドルゴン 私は愛する人を間違えたのね
 でも あなたは私に一途でいてくれる それで十分よ」

(玉児の心には死への恐怖より ドルゴンに想いを馳せているのですね) 

死刑執行の日
外は大雪 鎖につながれている手と足 外へと連れ出される玉児
海欄珠は「玉児」と声をかける
「あなたの仕業ね? 天よどうしてなのです」玉児は天を仰いで叫ぶ 
海欄珠は「雪の日に生まれた2人 私の生まれた時 雪のため家畜が沢山死んだ
 玉児が生まれた日は雪が干ばつを救った。その日から不幸の星と呼ばれた私
 幸福の星として愛された玉児 なぜ天は正反対の運命を与えたの?」
玉児は
「同じ雪だわ 幸運でも不幸でも 太陽の下 消えてしまう
 ハンに深く愛される姉さんがうらやましかった でも分かったの
 ハンの寵愛は雪よりも早く消えるわ あまりに儚い、、あなたは幸せになれるの?」
「どうでも良い ようやく私や母さんの屈辱が晴らせる」と言いながら
「最後に私が見送るわ」と玉児の顔に手をやるが手を払いのける。


 雪の中に座らされている玉児を案じながら
哲哲はドルゴンが少しでも早く 事実をつかんでくるのを
今は遅しと待ちかねている。
あまりの寒さと恐怖で気を失う玉児に駆け寄る哲哲
気を失った状態のまま 死刑執行した方が良いのではないかと言う配下に
「 幸福の星を殺して天罰が怖くないの?後金に災いが起きるわ
 ハンはいつ気が変わるやもしれない!」
怒る哲哲に狼狽した配下はハンを呼びに行く
「もう少しであなたを愛する人が助けに来るわ それまで待つのよ」

ハンが現れた 哀願する哲哲
「玉児 最後の機会だ 名前を言えば解放してやる」
「分かりません」「死にたいのか?」首を横に振る玉児
それを見たハン 「執行せよ」の命
驚く哲哲「やめて!」

そこへドルゴンが到着
宮女と侍衛の亡きがらを見せ「この2人は私通じていたとこを
使者に見つかり殺した 宮女は逃走する際 故意に巾着を残し
福晋に罪を着せた 牢獄の兵を殺したのも侍衛 逃亡したものの
発覚を恐れて自害を図ったようだ 
ドルゴンの報告を聞いていたハンは
「死人に口なしだ 遺書など何の証拠になる 別の者が書いて遺体のそばに置いたかもしれん」
「でしたら巾着も何の証拠になりましょう 遺体のそばに残しただけかも」
ドルゴンは答える「これが真相です 玉福晋に罪はありません」
「2人が自害した以上 辺境国も納得するはずです 双方の友好も守られるのに何が不満なのですか
 それとも 玉福晋が無実では何かと困るため罪を着せるのですか?」
ドルゴンの強い口調に ハンはにやりと笑うと
「よくやってくれた 真相も分かった 玉児を無実だと公表してやろう 
 私の幸運の星を末永く大切にしてやる 私の後宮で一生 安泰に過ごさせよう」と言い
ドルゴンの気持ちを推し量るように 睨みつけるハン

(結局ハンは 玉児を救うためドルゴンが動くであろうと予測していたわけだし
自分の対面も保てる事になる。それが鬼が出るか蛇がでるか)
 

哲哲はドルゴンに礼を言う
 
哲哲と玉児
哲哲は「真実を求めても災いを招くのが関の山」 
玉児は「私は真実が分からないと不安です なぜ私は陥れられたのか 
    きっと姉さんが、、」
哲哲「ハンの信じることが唯一の真実だ 追求しても損なわけだわ」      」
哲哲は「海欄珠が身重の今 ナムチョンが機会を逃さないわけがない
    あなたに機会でもある ハンの寵愛を取り戻すのよ 冷遇されては駄目
    ハンは玉児を許した そして男であり 権力者である」 と玉児に言い聞かせる。
玉児は「寵愛など恐れ多くて望めない 安らかに暮らせば十分」
哲哲は「安らかに暮らすことが 簡単だと思わないで!」
 
海欄珠は卓林(チュオリン)が夢の中で 復讐を急ぐのだぞと言う
ホンタイジの子供を産むつもりなのか とも言う。

薬を持って阿古拉の部屋にいくがいない 寝床にかんざしを見つける 
その頃 阿古拉はナムチョンの寝宮に忍びこむ
「俺が恋しくないのか?」言う阿古拉の頬を叩くナムチョン
「俺が何をした?」「詰めが甘いから玉児は助かったのよ」

ナムチョンと阿古拉は私通していた姿を 泥酔した使者にみられた。
その使者を殺したのはナムチョン 
玉児に罪を着せるべき刺繍巾着を死体のうえに置いた。
「それは阿古拉が殺したの」と言って凶器となったかんざしを
阿古拉に渡した。

ナムチョンが2人を一度に排除するためのしかけた罠にかかった玉児とドルゴン
牢獄にいる玉児をドルゴンが必ず助けに来ると分かっていたナムチョンは
阿古拉にその前に助ける振りをさせる。 そしてホンタイジに密告
ドルゴンが現れた時 ホンタイジ達がやってくる
その筋書き通りに行くと思っていたナムチョン
「それなのに 宮女と侍衛の私通なんて話をでっち上げた
  せっかくの苦労が水の泡だ 」
「ホンタイジを誘惑 恥を知れ!」怒る阿古拉
「嫉妬?そんな資格があるの?」
「君のために命も危険に晒した 君のためなら何でもしてやる
  ホンタイジに体を捧げても 心を捧げていいのは俺だけだ」
「あなたは復讐のため 玉児を殺し 権力のためドルゴンを殺す
 私のためではない 自分のためだわ 私達は利害が一致している
 不服なら手を組まなくても良い なびく男は沢山いるから」
ナムチョンの言葉に唇をかみしめる阿古拉

その2人の会話を聞いていた海欄珠 
阿古拉に「たちの悪いあんな女に溺れるなんて!」せめるが
「これも復讐の為だ 姉さんはどうなんだ もう心に卓林はいないのか!」

哲哲は宮女に銀子を渡していた。
玉児を救うにはドルゴンしかいない
小玉児に聞こえるよう宮女達に噂話をさせたのも 哲哲
彼女の口からドルゴンの耳に入れるようにしたのも哲哲
その筋書き通りに動いたドルゴン
宮女と侍衛を犯人に仕立てて 自害(本当は殺害)させたのも哲哲

海欄珠とナムチョン
海欄珠の体調を案じるナムチョンに 
「出来の悪い弟が心配でね」
「阿古拉が何をしたのか 私が説教するわ」と言う
ナムチョンの前に差し出したかんざし
驚くナムチョン 「一石二鳥のつもりが二羽とも逃がした」
「私の獲物よ 先に声くらいかけて お陰で大福晋に私の仕業だと疑われた」
「勝算があったから黙っていた 大福晋を敵に回しても友の私が付いている」
「友だと思うなら阿古拉を解放して 弟は若いから 誰かに利用されないか心配」
「解放しないのはどちらかしら 彼を説得してくれない?そっとしておいてほしいとね」
「自分の立場も考えず 無責任なことはやめて!」
「怖いのなら これをもって私と阿古拉を訴えたら?」脅しをかけるナムチョン
そこへ哲哲がやってくると いきなり笑顔の2人

ハンは密かに宮女と侍衛の死の原因を調べていた
何も偽りがないとの報告に「今更蒸し返すのも良くない」といいながら
「ドルゴンめ あんな猿芝居には騙されんぞ 誰が後金の主か思い知らせてやる」

無事に解決したことで ドルゴンの功績をたたえながらも
ドルゴンが主将 ドドとホーゲ(ホンタイジの子)が副将で
大凌河城を陥落させよと命令を出す。
ドルゴンは「勝てばホーゲの手柄 負ければ私の責任 ただでさえ大変な戦なのに
子守りを押し付ける 辞退できぬよう私を持ち上げたのだ」
ドドも又「今は大凌河城は鉄壁の要塞も同然 簡単に陥落しないだろう」
長期戦で行こうと言うドルゴンに 駄目だ短期戦で行こうとドドはいう
なぜだ?聞くと「義姉上に一人で子を産ませるつもりか?」「説得する」
「玉児を忘れるのは到底無理なんだろう?だが義姉上は福晋で子供の母になるんだぞ
玉児のために苦しませるな」ドドは説得する。
ドルゴンは小玉児に優しく接するが もうじき戦場に向かうことになると
告げる。不安がる小玉児に 朝廷に仕える身だ 命令ならば仕方がない
母が一番好きだった腕輪だ 嫁に渡せと言った 
つけていてくれ と小玉児の手にはめてやる
「私が悪いのね 遠くへ飛ぶ鷲を愛してしまった 
いくら追いかけても追いつかない だから 家で待つわ」さみしげに言う







中国ドラマ 宮廷の泪 17話

2014-04-23 10:53:05 | 中国ドラマ
ドドはドルゴンが帰りが遅いとなじった。
待ちかねていた小玉児は怖い夢を見たとすがりつく。
「あなたが馬に乗って草原に消えてしまい 私だけが取り残される」
不安な心をぶつける。「怖くはない只の夢だろう」慰めるドルゴン

ドドは頼むから小玉児だけの事を考えると約束してくれ、と訴える
玉児に ドルゴンを束縛しないでくれ 関わらないでくれと頼む
ドドは益々 小玉児の事を想うばかり苦しむ。
そして酒に酔い 「チチカの事は忘れろ 」自分に言い聞かせる
ドルゴンに「兄上よ 許してくれ でも大丈夫 二度と同じ過ちは犯さない
 戦場で敵を蹴散らし 戦場で死ぬと決めた 」「悪い冗談だ、」「冗談ではない 伝えられるのは今しかない」
「何を?」「兄上 私が死んでも悲しまないでくれ 戦場での死は栄誉ある事だろう
 兄上 義姉上を大切にしてくれ 末長く義姉上と幸せに暮らしてくれよ
 頼むからここで私に約束してくれ 」「分かった約束するよ」ドルゴンの言葉に喜びの表情のドド
「本当か?本当なんだな?」涙を流しながら 念を押す。
ふらつく足取りで去っていくドドを見送る複雑なドルゴン


(これまた 悲しい恋ですね 想いを告げることなく 幸せを願う男) 

先日 玉児をからかった 他国の使者が宮殿の中で殺された。
その死体の上には玉児が作った刺繍入り巾着が置かれていた。
ハンは玉児に君が作ったものか? 誰にあげたのか? 聞くと
沢山作ったので分からないと言う
この男を知っているのかと聞くと スマは「先日寺に行く途中で無礼を働いた男だ
幸いにも、、」と言いかけた時 玉児は咎めた。
それを見たハンは「なぜ 止める 何を隠しているのだ」「隠していません」
「昨夜 戻らなかったとか どこにいた」ハンの質問に
「嵐で下山出来なくなり 寺に泊まり 今朝一番に戻ってきた」というと 
ハンは「そうか では本当に何もないのだな?」鋭い視線とともに疑心
「ハンを裏切るような真似は致しません もしお疑いなら悲しいです」
玉児を見据えたままのハン
ハンは玉児を投獄の命を出した。
驚く玉児 スマは無実だと嘆願するが
「しばらく我慢するのだな 他国との友好に関わるゆえ調査する
疑いが晴れるのを待て」
ハンは怒りをぶつけるように 巾着を投げ捨てる。
スマはドルゴンに助けを求めに行く。

哲哲はハンに「玉児が手を下すはずがない」と言う
ハンも又「もちろんだ 」「でも なぜ牢に?」
「玉児が潔白でも何かを隠しているし 断固として口を割らぬ
いつまで強情を張れるか 見届けてやる!」

牢獄の玉児のとこへ兄の呉克善が心配してきた。
玉児が無実だと言うと
「ハンは辺境国との友好を重要視している 明に離間の計を講じられては大変だぞ」
「分かっている でもハンは私を信じようとしない」
「男が女を疑う理由は2つある 1つは金で1つは情 お前が何か隠すから
ハンもお疑いになるのだ。ハンは納得のいく答えを求めている
ハンが不本意のままでは・・父上はハンの支持を得るため一生を捧げた
 お前はホルチン部の希望だぞ だからまた信頼を勝ち取れ」
「自分の保身のために会いに来たの?安心して ハンに信じてもらえないなら喜んで死ぬ」「なぜ 強情になる お前のためでもあるのだ 私が調べてやるから体を大事にしろ」
言い残して帰る呉克善
そこへ覆面をした男が牢を破って入って来る「君は処刑される 早く逃げろ」
玉児は急いで外に出ると 同じように覆面をした男と遭遇「玉児 なぜ外に?」
「あなたは?」「私だ」覆面を取るとドルゴンだった。「仲間は?」「私1人だ」
「さっき 私を連れ出した覆面の人よ?」「まずい 罠だ」と同時に
ハンと配下達が追ってきた。
ハンは私を殺さないからドルゴンに逃げろと言う。
ドルゴンは逃げる途中ハンの投げた刀が当たる。その時落とした金の飾り
再び捕えられた玉児
先ほどの男は?玉児に詰問するハン 分からないとあくまでも言う玉児に
「君は無実だろう 私は殺した者が誰か知りたい 辺境国と友好を進めようとする中
 使者が殺された これは陰謀だ。 
辺境国に対して示しがつきさえすれば 君を追求しない」
「私も知りたい 誰がこんなバカげた筋書きをハンに信じさせたか」
「ドルゴンが黒幕だな?」
「ハンの忠臣であり 貢献してきた彼が裏切ると思いで?」
おもむろに耳飾りを玉児の前に差し出すハン
「私の耳飾り?」いぶかしげる玉児
「私が与えた耳飾りだ なぜ ドルゴンとの密会場所に?」ハンは投げ捨てて
「皮肉なものだな ドルゴンは鷲を使って 耳飾りを返そうとしたようだが
私の手元に届くとはな 君の良さを分かっているから 私は我慢してきたし
奴との件は追求せぬとも約束した。
なぜだ ドルゴンが使者を殺したのは何かの陰謀か?」激しく詰め寄るハン
「本気でそう思われるのなら 私に話すことは何もありません」言い切る玉児
「それで私が引き下がると思うか?」
「ドルゴンを殺す理由など何とでもなる なぜ問い詰めるのですか?」
「君の忠誠を試すためだ!」「試して信じられますか?」怒りをあらわにするハンを前に
「ハンは一度も私を信じたことはなかった 自分が恨めしいです ハンを英雄だと思い込んだ自分が!」玉児も又怒る。 黙って牢を出て行くハン

ハンは考える
ドルゴンは勢力を増し 命令も聞かぬ 天下の母の玉児がドルゴンと親密な仲なら
私がバカを見るも同然だ 

辺境国との仲を悪化させないため 殺害した者を処刑し 族長に示しをつけるべきだと
いう皇子達の案に 玉児を処刑するしかないと言うハン 
哲哲は真っ向から反対する「玉児は無実です」
「投獄されて 助けに来たのは共謀していた何よりの証拠だ」
「何者かが救出を図るとの密告があったそうですね おそらく密告者の狙いは玉児を陥れることです」哲哲は正座すると「正しいお裁きを」
だが ハンは疑いの念を変えようとしない。
ハンと二人きりになると哲哲は
「なおさら殺しては 駄目です 2人の事が都中に知れますよ
玉児によれば 何者か牢から連れ出され、その後ドルゴンが駆け付けたとか
 一時の怒りに任せれば大切な忠臣を失います」説得に耳を貸すことなく
「明日の正午までに吐かねば 玉児を処刑する」ハンの冷たい言葉

(もう嫉妬と意地だね)

落ち着かない哲哲は 宮女の報告を受ける
「使者の寝宮に仕えた宮女が 事件の夜 阿古拉を見かけたとか、」それを聞くと
「やはり海欄珠が玉児を陥れたのだわ」と言う
「姉妹を争わせるのが大福晋の狙いでは」宮女の言葉に
「単なる喧嘩ならともかく命まで奪おうなんて 海欄珠は度が過ぎてる
次に狙われるには私だわ」
「でも海福晋は大福晋に協力を求めたのに 疑うのですか?」
「一緒に育った妹に対しても容赦しないのに 冷たくされた叔母に誠実でいると思う?
玉児は確かに脅威だけど 私を慕ってくれる唯一の子だわ 死なせたくない」
「死なせるものですか!」悲痛な声をあげた。

ドルゴンは刀で破れた服を見て考えていた。
小玉児もそんなドルゴンを見て不安に思う。

ハンに呼ばれたドルゴンは金の飾りを見せられて これをどう思うか聞かれるが
数日前に落とした物 誰かが玉児と私を陥れたのだとしらを切る。
昨夜はどこにいたのか?問うハンに軍営に1人でいたと説明する。
そこにドドが現れ 確かに兄上は軍営にいたと証明する。
「稽古中 右腕を負傷し 数日力が入らない 手が使えないと思い
軍営で酒びたりになっていた。 私の評価が落ちるのを心配した兄上は
昨夜 励ましてくれ 私の面目を保つため秘密にしてくれていた。」と説明する
ハンはドドに本当に一緒だったのか?と念を押す
ドドは 「そうだ! 父上の志はまだ半ばで 十四兄上は後金一の将だ
 大局を考え 我ら兄弟の絆を絶ってはならない」とハンとドルゴンに訴える。
金のかざりを無言でドルゴンに返すハン

外に出ると ドドはいきなりドルゴンに殴りかかる。
小玉児は身重なのに 玉児の事ばかり 玉児のためなら妻子を残して死んでも良いのか?
義姉上に嘆願されなければ助け舟など出すか と怒る

その頃 ハンは「殺した者が見つからぬゆえ 明日の午後 玉福晋を処刑する」
 のお触れを出す。 

哲哲と海欄珠
「海欄花は本来草原に咲く花だったのに 宮殿内で咲き乱れるとは
 まるで夢のような立身出世だわね でも花の命は短い 最後に笑うのは一体誰かしら」哲哲が言うと
「ずいぶん感慨深そうですね」
「あなたと玉児は明暗を分けたわ 感慨深く思って当然よ 玉児が処刑されると
言うのに 何も感じないの?」
「人を殺めれば天罰を受ける 天命に従うしかない」冷たく言う海欄珠
「1つだけ 警告しておくわ 使者の寝宮近くで宮女が阿古拉を見かけてるわ」
一瞬表情が変わる海欄珠
「兄上が兄弟姉妹の争いを見たらきっと嘆くわね」
「父上の死因は今もあいまいです 解明されれば父上も安心するでしょう」
「そうかしら?濡れ衣を着せて何の解明になるの?兄上は部族のために懸命だったわ 部族内で殺し合い、他部族につけいられたらどうする?」
哲哲をにらむと海欄珠は
「心配なく この子が生まれれば安泰です ホルチン部の女が女しか産めないという呪縛も解けましょう 皆が私を誇りに思うのです 何も案じることはありません」
いまだ男の子を生んでいない哲哲を見下げたように言う。

牢獄に閉じ込められた玉児のとこへ小玉児は案じてくる。
「ハンはなんて残酷な事を、、」と心配するも 玉児とのわだかまりは
ぬぐいきれない小玉児は ドルゴンが愛しているのはやはり玉児なのだと確信する
玉児は「私は死んでしまう あなたが愛していれば 彼は誰の手にも渡らない
 ドルゴンを大切に 忠臣の彼をハンは信じようとしない  
彼を愛することがあなたと彼の幸せなのよ」と
ドルゴンを守ってほしいと想いをこめて 涙ながらに言う玉児 うなずく小玉児

小玉児は偶然 宮女達の噂話を耳にする
「殺された使者の当直だった宮女が暇を出されたのは何か知っているからだ」と
急いでそれをドルゴンに伝える 「従姉上の無実が晴らされるかも、、」

海欄珠は薬を持って こっそり阿古拉の隠れ部屋に行く。
阿古拉は「姉さん 玉児とドルゴンは死んだのか?」聞く
「ドルゴンはドドの証言で事なきを得た 玉児は明日の昼 処刑される」海欄珠の言葉を聞くと笑いながら「これで労が報われたな 娘が首をはねられたら どれほど悲しむか」
阿古拉の言葉とは反対に浮かぬ顔の海欄珠「姉さん どうしたんだ?」
「なんでもないわ」と言いながら 思うのは
「ドルゴンと玉児を陥れた人は一体誰なの?」と

(えっ! って感じですよね 当然阿古拉と海欄珠の仕業と思っていますからね
 最初牢獄から出した覆面の男は阿古拉です  罠に陥れるつもりだとは分かっていたけど、