万年青

急に寒くなりましたね。今日は雨が降る予報だったので、鞄に入れる本も少なめにしました。
母が買ってくれた宇江佐真理さんの『夜鳴きめし屋』大事に読んでおります。話がおもしろいのはもちろんのこと、主人公長五郎の優しさにほっこり。飯屋を開いててご飯と漬物を注文した人（お金をあまり持っていない）に余っているからって言ってお味噌汁も付けてくれる優しさ。すばらしいなって思うね。そしてそのお味噌汁をまたその人がおいしそうに食べるから、読んでるこっちも心があったまるんだよね～。
『夜鳴きめし屋』に万年青っていう植物が登場するシーンがあるんだよね。万年青って書いておもとって読むんだよ。前、おもとも万年青（おもと）っていう植物があるって知ってちょっとうれしくなって、どんな植物かなって調べたのだけれど、まあ普通の葉っぱだったのでちょっとがっかり。縁起のいい植物って言われているみたいなんだけれどね。
その万年青が『夜鳴きめし屋』の話の中にでてきたのだけれど万年青のことを〈花も咲かない陰気な草〉って書かれてるんだよね。ああ～おもとも万年青と同じようなもんだよな～と親近感がまた湧いてしまいました。しかし本の中ではこれから枯らさないように育ててくれるようだから、これからの話の展開で万年青がどうなるのかにも注目しているおもとです。