執筆予定、天才児中国語訳

　●アンケート

「今年の執筆予定」『出版ニュース』２０１７年１月上・中旬号p.56

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　昨年は『論理パラドクス』文庫化と論文数本のみだったが、目下「人間原理」と「フィクション論」そして「涼宮ハルヒ論」がうまい具合に融合しつつあり、ひそかに知的興奮沸騰中。「エンドレスエイト」は日本が誇る前代未聞のコンセプチュアルアートなのだから、アニメ研究からも美術批評からもさぞ刺激的な論考が出ることだろうと何年も心待ちにしていたのに、いっこうに出る気配がない。シビレが切れて、自分で書き始めた次第。「社会」や「時代」に定位したサブカル論壇のベクトルが苦手でなるべく距離を置きたかったのだけど仕方がない。とはいえ脱稿が我ながら楽しみです。――
　他には、『可能世界の哲学』等の文庫化を予定。「総合文学ウェブ情報誌 文学金魚」で続けている「偏態パズル」は二月くらいに着地点を見つけて、全く違うものを始めたいと考えています。
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　●著書（外国語訳）

『天才児のための論理思考入門』台湾版（中国語繁体字版）（人類智庫數位科技股份有限公司,　2016年12月）　

阿呆理詰日記5623

時代ごとに有益な価値観は変化する。そしてもちろん「有益」の意味。いちばん変化するのは。