阿呆理詰日記2978

話せることの数だけ、友情が深まってゆく。
それでもあえて話さぬことの数だけ、友情は強まってゆく。

触れてはならぬことの数だけ、友情が高まってゆく。
それでもあえて触れたことの数だけ、友情は固まってゆく。


明日を追ってばかりだから、昨日に追い抜かれる。
一昨日を待ち続けてるのに、明後日に呼び止められる。


出来て当たり前だからといって、当たり前に出来る必要はない。
当たり前に出来ないからといって、出来なくて当たり前なんてことじゃ困る。


答えはそう転がっていないはずなのに、やたら答えにつまずくのはなぜだろう。


記憶は色のない形のようなもの。
褪せることはなくても、すり減ってゆく。
希望は大きさのない形のようなもの。
しぼむことはなくても、歪んでしまう。


神様だって、もし八本足だったら忌み嫌われるに違いない。


…………………………………………………………
　　2009年10月6日～9日
「言語表現」（土曜３限）受講生の作品へのResです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　←2971