三浦俊彦@goo@anthropicworld

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オトイアワセ:
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バイオハザード系6

2006-02-26 02:45:26 | モンスター映画
 ■キラー・モスキート■ 堂々ムシ系なんだけど、出だしの無茶苦茶さがバイオハザードのモチーフ主張しまくりなんで。死刑囚を人体実験に使おうとして銃撃戦、蚊の放射能菌浴びちゃって怪物化、ッてハチャメチャもいいとこつうか、どーでもいいけどテンポ早ッ。雑な展開ものともせずッ。て喜んでばかりいられないんで、モンスターがこんだけいい造形してるのに変身場面きちっとフォローしてくれてないとは何事よ。顔のまわりにブンブン蚊の群れ従えてるあたりも細かいな~と感心しかけたら人襲う場面ちゃんとシメまで撮ってないっしょ。病院内の殺戮とかなかなか容赦なく突っ込みまくってていい調子なんだけどなあ。腰抜かして泣いてるだけの女警官は別として。あと大量被曝バージョンと少量被曝バージョンと並行でやってくれてるのはセンスいいよナーと見惚れかけてたのに結局ヒロインったら、ボウフラ産むくらいやってくれねーのかよ。てっきり交尾が実を結んだとばかり思ったんだがね、あれじゃ意味ないでしょ。ラスト、ありきたりちゅうか超うざったいヒーローが効果なしとわかってるピストル振り回し続けちゃあ女のヘナチョコタックルに救われたり無駄この上ない格闘でずるずる終わっちまったってのも納得いかんよ。スパークやるならもっと火花派手に散らしてくださいな。何とも惜しい出来でしたね、モンスターそのものはナイス(とくに複眼がねッ)だっただけにほんと残念。半モンスター女が自己犠牲で世界を救ったのだ的テーマ(かよ?)も不完全燃焼だってば。
 ■キラー・シャーク■ なんともはや見どころないというか、ずらり並んだ歯だけドアップで何度アピールしてもらっても困るわけでさ。全身見せてくれる場面ほとんどありゃしねえし、人間どうしの銃撃戦延々と見せられても趣旨が違うでしょって。爆発につぐ爆発でごまかされてもちょっとな。テレビ映画らしきこぢんまりしたクリアな画質が却って鬱陶しいぜ。人体実験にのめり込んだマッドサイエンティストが主役だってぇならもうちょいマルタの扱いをおどろおどろしくやってくんないと。そういえば犠牲者サイドのヒーロー(か? 一応最後まで生き残って女と抱き合ってエンディングになった奴)がこのテの映画には珍しくデブなのが唯一の見どころッちゃあ見どころでした。あ、あとひとつ、前半と中盤でチョイ出の肉食植物、ギザギザ系と蔓巻き付き系、あれが意外といい味出してはいたけどね。この程度の映画になるってわかっていたならあの怪奇植物たちもっと使えばよかったのにさ。