
2005年製の長府DBF-645。4年ほど前から「循環器系」に不具合が多発し、
冷却水(単なる水道水)補給しながらだましだまし使っていたが、樹脂製のラジエータータンクが直射日光の劣化で破綻して、
2年前ポリタンクを交換。快調と思いきや昨年夏に循環ポンプのモーターがご臨終なされて、ポンプアッセンブリー交換して、クーラントも適量入れて順調にこの冬を乗り切れる!と思っていた。
2月に入り、「点火系」のエラーが多発するようになり、コード「E3」は着火したけど失火しましたっ!(・o・)ゞ
というサインだそうで、その度、寒空の中リセット操作に赴いていたのだが、
どうやら「フレームロッド」のセンシングに問題があるようだ。
フレームロッドの機能をググると、火炎で赤化したロッドとバーナーとの間で、
火炎の整流現象・電導現象を利用して、「燃焼している」ことを検知するようで、
参照 https://www.compoclub.com/products/knowledge/fsg/fsg3.html
ファンヒーター等灼熱した金属棒は確かに普段散見することも多い。
ファンヒーターの注意書きには、『シリコンの入ったスプレー等使用しないで下さい』との呼びかけがあり、不思議でいたが、
気化したシリコンが燃焼すると、ロッド表面で固形化して電通の妨げになり、フェールセーフが発動してしまうから、らしい。
室外設置のDFB-645は、基本シリコンオイル等の飛沫を吸引する可能性は無いなと思いつつ、
バーナー部を分解すると、ロッドが「チビて」通電が検知出来ずに、システムを停止させているようだった。
分解ついでに点火系一式の部品を発注したが、納品されるまでは「どーにか」せにゃならない!
要は「金属延長して、赤化出来ればとりあえず検知出来るだろ~~」との推測の元、
1.6のFケーブルの「銅線」を流用して、耐熱温度に難ありを確信しつつアルミの圧着端子で応急処置して
「ラッキー!復活」と喜んだのは36時間だけであった。

銅の融点は1080℃程、見事に「溶けていた」
石油ガス化バーナーの燃焼温度は1700℃前後なようで、
鉄は1540℃程の融点だそうだが、1.6のバインド鉄線は4日間程頑張ってくれた。
待ちわびていた部品が来た!!

フレームロッドの径は明らかに太くなり、遮熱板?的バーツもついた「対策品」のようである。
写真右の「鉄線」は見事に「痩せて」しまっていた。
ともあれ、フレームロッドと点火電極とイグナイターの3点の補修パーツが届いたので、


今期4度目のバーナー分解して換装完了。
製造年から14年は経っている。衣類乾燥にもほぼ毎日使ってるから
メーカーさんにしてみれば「耐用年数」とっくの昔に切れてますから
機器の更新を!と願いたいところだろう。
補修用性能部品保有期間過ぎてても、
部品供給して頂けるメーカーさんは今後も選択したい。
