乗鞍レースレポート

2011-08-28 17:57:15 | レース
■おおまかなあらすじ
乗鞍チャンピオンクラス入賞を目指してきたものの,8月頭から不調が続き
やっと調子が上向いてきた山岳エース(仮)
さらに乗鞍に向け減量を重ね,試走では自分より速いタイムを叩き出した
絶好調男thomosさんが忍び寄る!

果たして入賞&エース交代劇はあるのか!?

という訳でレースレポートです.

今回はオルカ(6.1kg)+電デュラにホイールはC24-TU.
シートポスト,ステム,ハンドルは3TのLTD.
サドルはアスピデのカーボン.ブレーキはKCNCのCB-1.
Fディレーラ,スピードセンサ外しのガチンコ仕様!

朝の4時に起床して,4時20分くらいからローラーを回すため
thomosさんの車から自転車を下ろしてローラーにセット.

リアを軽いギヤに変速しようとすると・・・変速しない!?




動け!オルカ!なぜ動かん!?(ガンダムネタですいません)

とりあえず配線をチェック・・・断線しかけてるんですけど(笑)
まさかの固定ギアで本当にマウンテン”サイクリング”になるかも!?

とりあえず落ち着いてるthomosさんにチェックしてもらうと
どうやらFディレーラ側の配線が断線しかけてるだけでリアは大丈夫との事.

ならなぜ動かない?しかも他の電気系も全部動かない.
一応,電気系で工学修士号を取った頭で考えた結果・・・
バッテリーの接点じゃね?という単純な発想のもと,バッテリーを再度装着・・・動いた!

という訳でちょっと不安が残るものの一応再始動しました.
毎度,ブログネタに困らないですね(笑)

そんなこんなで15分くらいあたふたしましたが,アップを30分程して朝食.
ローラー前にパンを食べてたので,朝食は残しました.

そして6時には並びたかったので,そのまま観光センターへ・・・
と思ったらまたまた機材トラブル!

タイヤから異音が!?
どうもバルブの辺りが地面に接触するとゴムが擦れる音がする.
いつもは空気圧を10bar以上入れてるけど,今日はthomosさんの空気入れだったので
7barくらいしか入らず・・・これが原因でタイヤの固定がうまくいってないのかな?
戻ってthomosさんの知り合いに空気入れを借り空気を入れ直すものの,8barまでしか入らず.
(いちおう8barまで入れてねと書いてあるので,下限ギリギリ)
音鳴りはするものの,走り出せば鳴り止むので妥協しました.

そんなこんなでなんとかスタートラインへ.
スタート位置はだいたい10列目くらい?
カトーさんとお話ししながらスタートを待っていたらtoshiさんが応援に来てくれました.
この前練習で落車したみたいですが,もう走れる様になったみたいなので
これからもガンガン練習を頑張ってください.

いつも通りスタートの10秒前くらいにサイコンをスタートさせて集中.
いよいよスタート!

クリートが一発.というか脚を置いた瞬間嵌って,これは行けると思いガンガン前へ.
といってもペースが早いので徐々に前の方へ.

morimotoさんが近くにいたので,しばらくは着いて行こうと思い着いて行く.
近くにthomosさんもいたので,しばらくはここで落ち着くかな?
と思ったが,morimotoさんがペースを落としたので自分はダンシングで前へ.
(あとでthomosさんに「ダンシング長過ぎじゃない?」と言われたが,調子が良かったので
いつまでも続く感じでした.)

ここからずっとダンシングで後ろを引いたつもりが,morimotoさんは後ろには見えず.
長い直線でthomosさんが交代で前を引く.自分は後ろに着いて呼吸を整える.

しばらく3人くらいで走ったものの
このさき勾配が緩くなって,ここで先頭集団に残らないとマズイと思ったので
ダンシングで前方集団に追いつく為に350Wくらいで加速.
今日は乗れているのか,ダンシングが長く続く.
ただ後ろを振り返るとthomosさんはいない.

なんとか先頭集団?に追いついたので,後ろで休んでたら再度集団が加速.
それに気付かずに自分含め4人くらいが遅れる.
さすがに短時間でインターバルを掛けると脚が終わるので,ここはマイペースで追走.

次第に3人は千切れて行き,前方からも数人が落ちてくる.
その人たちをパスして前方集団を目指す.

多分三本滝を過ぎた辺りでやっと前方集団の5人が見えてきた.(だいたい16分30秒)
前方集団はなおっきさんと派手なジャージの人と,なるしまの人とadidasのジャージの人と
もう一人.
ちなみに後続はもう見えないので,前に集中.

なおっきさんが集団を引いている.かっちょえ~.
だいたい20秒くらい差があるかな?

ここでインターバルを掛けるより,先は長いのでじわじわ追い上げる作戦をとる.
徐々に差が縮まってきたので,2,3コーナーごとに秒差を数える.
最初は7秒,8秒,7秒,6秒,6秒と言っている間に短い平坦区間で前方集団がペースを落としたので,一気に追いつく.

ここで入れ替わりでもう一人が千切れて5人集団で登りを走る.
さらに前からイナーメの人が落ちてきたので,誰だろうと近くに行ってヘルメットのシールを見て
名前を確認・・・RoppongiExpress!?マジで?
しかし驚きはまだ終わらなかった.
なおっきさんばかりに引かせるのも悪いし,自分でペースを作りたかったので先頭を引く.
ふと後ろを振り返ると,派手なジャージの人は実は何度も写真で見た事のあるフォーム・・・
村山さん!?

入賞を目指すならこの二人は絶対に超えなきゃ行けない壁だったのだが,まさか本当にこの二人と一緒に走れるとは・・・

その後も自分でペースを作る為に,先頭付近を走行.
急坂区間はお盆にマスターした汚いダンシングで,心肺と乳酸のコントロール.
そのお陰かいつもはタレタレだった急坂区間をそこそこ登れた.
苦手だった乗鞍をなんとか克服した感じです.

そして位ヶ原を40分ちょっとで通過(たしか).
60分切りがいけるかいけないかのペース.

Roppongiの人は脚を温存してる感じで前へ出ない.
村山さんもハァハァ言っているが,カトーさん情報だと
ハァハァ言ってるのがデフォルトらしいので,多分脚を残しているだろう.
なおっきさんは話しかけても返答してくれない程集中している.
なるしまの人はよくわからない.
adidasの人はキツそう.

森林限界を超えた辺りでRoppongiの人が前へ出始める.
乗鞍に来るときにthomosさんの沖縄DVDで,Roppongiの人の走りは研究済みだぜ!
めちゃくちゃ強いという事が分かってます(笑)

という訳でちょっとキツイ.
急坂区間を終えた所で気を抜いて,いつの間にかRoppongiの人に前を行かれる.
村山さんとなるしまの人,なおっきさんも遅れて追従.
自分とadidasの人は出遅れる.

とりあえず60分切りを目指したものの,58分あたりで無理と分かったので
集中力が切れてここで終了.

後は自分が引いた後,最後にadidasの人に抜かれたが入賞は無理だったので競り合わず.

結果60分41秒.順位は19位.
去年より3分30秒程短縮.

Roppongiの人はギリギリ59分58秒,そのあとなるしまの人?,さらに村山さんは60分10秒.
後になおっきさんが21秒?

去年の目標だった60分切りと,直前に打ち上げた目標の入賞の両方を達成できず.
ただ憧れだった村山さんとRoppongiの人と走れたのは嬉しかったし,自信がついた.
年代別で走れば優勝できたと思うが,チャンピオンクラスで猛者と戦う方が自分には合ってます.
ここまで来たので,来年の目標はもちろん猛者を打ち負かして入賞です!

遅れてゴールしたthomosさんは62分10秒くらい.(去年は68分)
序盤の自分の加速に着いて行くか迷って,見送ったら後は自分にジリジリ離されたとの事.
やはり自分の後ろで結構差が着いたので,そこがレースの分かれ目だったのかもしれません.
実業団で養ったレース感の違いが出たのかな?
目標の65分切りは達成したにもかかわらずthomosさんの悔しそうな表情を見ると
来年もうかうかはしてられません.

さらに389さんもゴール.タイムは目標の65分を超える64分10秒くらい!
なんと自分の去年のタイムとほとんど同じ!
しかも389さんは7.7kgのバイクにアルミリムのホイール.
この人がカーボンホイールに軽量バイクを使ったらとんでもない事になるんじゃ・・・
と予感しています.
ちなみに389奥さんも目標の1時間50分を大幅に切る,1時間40分でゴール!

うちのチーム.どんどん強くなっていますよ!
ハード練+合宿での特訓の成果でしょうか?
練習は裏切らない,そんな事を感じさせるレースでした.
約1名目標達成できなかった人がいますが(笑)

その後は登山をする389さんを置いて,thomosさんと下山.
なんと下山中に急にリアタイヤからプシューと!
まさかのパンク.
今日は滅多にないメカトラが一気に来た感じです.

5kmを歩いて下山しようと思いましたが
歩くのに疲れたのでthomosさんにチューブラータイヤを借りてテープ無しでゆっくり下山.
しかしレース中はノートラブルで良かった.
最後の最後でthomosさんもチェーン脱落.
thomosさんは完全シングル化してたので,チェーンにトルクがかからない下りで
ちょっとした段差で外れやすい状態になったのだと思う.

まぁなんとか観光センターに着いて,温泉に入ってリザルトで上位の順位を確認・・・
と思ったらなんとゼッケン順にタイムと順位が書いてあるという,とっても分かり辛い表示.

たしかに自分の名前は探しやすいが,こりゃねーよ.
と思いつつさっさと帰宅.

帰りはずっとthomosさんと反省会をしてました.
来年に向けた大まかな方針は・・・

自分はFTPの向上と,インターバル的負荷に耐えられる脚を作る事.
thomosさんはひたすらとFTP&実業団で揉まれる事.

自分もまだ27歳.
ピークを迎える30台前半ぐらいまでは走り続けようかと思います.

さて次は10月初めに実業団箱根.さらに輪島で最後にホビーの沖縄.
今日の調子でいけば箱根は勝ちを狙いに行けそうです.
そしてE1で輪島に乗り込んで,締めに沖縄で気持ちよく終わりたいですね.

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (帰ってきたクライマー)
2011-08-31 22:51:42
ゴール後は軽く挨拶しただけで,ささっと行ってしまって申し訳ございません(^^;

次のレースでは負けませんよ!
もちろん来年の乗鞍も!
Unknown (adidas)
2011-08-31 21:57:41
はじめまして。(ではないですかね)
adidasの人です。
私も1時間切りをめざしていましたが、roppongiさんが前にでたところが分かれ目でしたね。

またどこかのレースでご一緒したらよろしくです。
Unknown (帰ってきたクライマー)
2011-08-29 21:47:57
来年には...ですね.

まだまだモチベーションが下がらずにすみそうです!

あと5分・・・ここからは骨を削るような努力が必要ですね.
去年からの3分ちょっととは重みが全然違います.
Unknown (Hill climb Joker)
2011-08-29 21:33:50
お疲れさまでした。
タイムも凄いですが、順位にも驚きました。
日本トップクライマーまであと5分、冬場のハードトレーニングを乗り越えて、来年には、、、ですね。
Unknown (帰ってきたクライマー)
2011-08-29 20:42:41
お疲れさまです.
こっちこそ邪魔してごめんなさい(笑)

なおっきさんとは自転車を始めたのも同じ時期で,2009年の裏乗鞍からずっと同じようなタイムで来てるんですよね.

負けない様に必死に着いて行きます!
Unknown (なおっき)
2011-08-29 17:15:22
いやはや、お疲れ様でしたぁ~。

それにしても全然気づかなかった。
ごめんなさいごめんなさい。

登りにかけてはホント同じような実力ですね!
いひひ。

一緒に稽古つけてくださいまし。

いひひ。

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