竜洋トライアスロン(自転車乗りの視点で)

2017-10-02 20:06:50 | レース
先週の駅伝に続き、今週は竜洋トライアスロン。
距離はミドルディスタンス(スイム2.0km、バイク70km、ラン20km)。

1ヶ月で3回レースしてるし
内容はスイムで遅れて、バイクで頑張って、ランで粘るしかないので、今回は趣向を変えて元自転車乗り視点で書いてみようと思う。


朝の4時に家を出て、会場入りが6時前。
受付を済ませてトランジットの準備をして後はゆっくり。

トライアスロンはスイム、バイク、ランの順番で競技を行うけど、その間の着替えなどを行うエリアをトランジットエリアという。

トランジットエリアでは自転車をバイクラックにかけて、ヘルメットとバイクランシューズを置いておく。

素早く競技を移行できるように、ヘルメットはハンドルの上に逆さにおく(紐を持って被り、そのままバックルを付けるため)。
バイクシューズはペダルに付けて輪ゴムで動かないように固定。
ランシューズは普通の紐ではなくてゴム紐に変えて素早く履けるようにしておく。またベロをしっかり出しておくと履くのがスムーズ。地面に目立つように置いておく。(バイクから帰ってきたときに自分の場所がすぐ分かるように)

最初の種目はスイム。
競技説明会の後、ウエットスーツを着て水(今回はため池)の中に入って体のポジションを治す。

トライアスロンをやらない人にとって、一番のハードルはスイムだと思うけど、ぶっちゃけウエットスーツを着れば、比重の関係で身体が浮くので溺れることもないし、水の抵抗も減るのでクロールで腕をブンブン回せばそこそこ進む。

今回もフローディングスタート(みんながプカプカ浮いた状態で一斉スタート)。
前回は15人くらいしかいなかったけど、今回は300人くらいが一斉にスタート。

スイムでのバトルが嫌で後ろからスタートする人がいるけれど、自転車レースをやっている人なら、ロードレース集団の密度や体のぶつかり合いに比べればどうってことはない。ぶつかって死ぬことはないからね。

そんなわけで自分は遅いけど、いつもほぼ最前列スタートf^_^;



こんな感じ。
いざとなったらボートに乗ってるライフセイバーの方が助けに来てくれるので安心。



オレンジ色のブイを目指して泳いでいきます。
普通に泳ぐと前は見えないので、時々顔を上げながら進行方向を確かめて泳ぐ。
ここがプールとの大きな違い。

いつも通り先頭集団についていけず、その後ろで金魚の糞のごとく人の後ろに必死でついていく。

スイムアップは31分。
100mあたり1:35のペースで泳げた計算なのでいい感じ。
今年のレースは3回とも1:50ペースと遅かったので、色々泳ぎ方を変えたけど、今回は当たった。

側道にいた先生に「3分差!いいよ!いいよ!」と言われた。
リザルトを見ると、トップ集団はスイムをだいたい27分くらいで上がっている。

陸に上がってウエットスーツを脱ぐ。

スイムを上がってから、バイクを終えて、ランに入るまでのタイムがバイクラップになるので、このトランジットも非常に重要。

自分はウエットスーツを脱ぐのが苦手なのでまた手間取った(´;Д;`)

サングラスをつけてヘルメットをかぶりバイクを押して(トランジットエリア内はバイクに乗れない)、バイクコースへ。

トランジットエリアを出たら(線が引いてある)そのままバイクに飛び乗り、シューズを履かずにペダリングをして加速する。



こんな感じに。

ちなみに靴下を履いてる時間が勿体無いので、靴下は履きません。ロング以外は。
ロングは最後にフルマラソンがあるのと、プロでも競技時間が8時間を超えるので、数秒は許容範囲。

本番いきなりで裸足だと皮がズルムケなので、練習で何回か皮をむいておきます。

十分加速してからシューズを履き直して、スズキのテストコース6.5kmを10周。

元自転車乗りにとって、バイクは順位を上げるチャンス(`・∀・´)
バイクは競技時間が一番長いので、その分、自転車乗りは有利。

行きは強烈な向かい風で30km/h。帰りは追い風で楽々50km/h。アベは40km/h。

ワット数は230wで、調子が良ければ180km走るペースだけど、今までのバイク貯金が尽きて、60kmくらいで垂れた。

今回の裏目標として、チームのスイマーイノさんにバイクで追いつく(`・∀・´)
イノさんはバイクも速いから、伊良湖ではトランジットまで逃げ切られた。

トライアスロンは3種目で得意不得意があるから、こういう遊びができて面白い^_^

4分前にバイクスタートしたイノさんを、9周目でやっと捉えて、10周して会場へ戻る。
イノさんは抜かれた時に悔しがっていた(。-∀-)

しかし自分はもう脚を攣り気味で、正直ランがやばいf^_^;



バイクラップはランスタートまでなので、自転車から降りるときも止まらずに降車して1秒を削る。
トランジットエリアを示す線の手前で降車。

ランへのトランジットはそこそこ自信があるので素早く。
と言ってもバイクをラックにかけて、ヘルメットを取って、ランシューズを履くだけ。
バイクシューズはバイクにつけたまま。

ちなみに自分のバイクラックがどこかすぐ分かるように、みんな工夫してます。

バイクは1時間49分でバイクラップは3位。
この時点で7位にジャンプアップ。一応、表彰圏内(8位まで)



自転車乗りは心肺能力があるから、ランへの適用は比較的容易。
ランといえば膝へのダメージがよく言われるけど、正しい走り方(ブレーキをかけない走り方)をすれば、そのリスクがだいぶ低減される。



バイクの後のランは辛いけど、今日は足攣りのせいでいつもの倍辛い。

バイクをちゃんと乗り込んでおけば、ランに繋げられたのになぁ…

ランは海沿いの強風コースを2周。

いきなり大学生3人くらいに抜かれて萎える。
淡々とマイペースで走って2周目。

駅伝で負けた大学生を抜いて折り返し、あと5km。
チームメイトのカワサキさんが追いかけてきたけど、自分はペースを上げられないのでマイペース。

ラスト2kmで脚つりの兆候があって、ラスト1kmで完全に攣った(´;Д;`)
脚が棒になったけど、根性で飛び跳ねる。
最後の500mで1人に抜かれたけどしょうがない。

トライアスロンのゴールはやっぱり特別で、順位もあるけど、みんな全力を尽くして帰ってくるので自然とガッツポーズが出る。



タイムは3:54:29で10位
一応、年代別で1位(総合8位までは除かれる)。
いわゆるエイジチャンピオン、略してエイチャン。

なんか知らんけど今年は大学生がたくさん出てて、上位をほとんどさらっていった。



めっちゃ辛かった…
呼吸が落ち着かなかったので救護室で酸素缶を二本もらった。
ケアンズ前に救急車で運ばれた時の様な感じで、手足と口が痺れてきた。

まぁ深呼吸をしてやったら前と同じで治ったけどね。



オリンピアンとスリーショット!



今回もチームメイトの応援で頑張れました(*≧∀≦*)
ありがとうございます!


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